- サクラ 6箇所
- マツ 2箇所
- モモ 1箇所
- ヒノキ 1箇所
- チョウジ 1箇所
- タチバナ 1箇所
- スギ 1箇所
- キャラ 1箇所
- ウメ 1箇所
芥川竜之介の小説「好色」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1968年、文庫本におけるページ数は19ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
156 |
サクラ |
桜 |
何時でも咲き匂った桜の枝が |
156 |
枝 |
枝 |
何時でも咲き匂った桜の枝が |
157 |
マツ |
女まつ |
女松を描いた障子であろうか? |
157 |
サクラ |
桜 |
漫然と桜を眺めている |
157 |
サクラ |
桜 |
近近と軒に迫った桜は |
157 |
花 |
花 |
そのやや赤みの褪せた花には |
157 |
枝 |
枝 |
さし交した枝の向き向きに |
157 |
サクラ |
桜 |
平中の眼は桜にあっても |
157 |
サクラ |
桜 |
平中の心は桜にない |
158 |
ウメ |
紅梅 |
紅梅や萌黄を重ねた上に |
160 |
スギ |
杉 |
杉の木に化ける |
160 |
モモ |
桃園 |
桃園の狐は大池に化け |
162 |
サクラ |
桜 |
茫然と桜の梢を見上げた |
162 |
梢 |
梢 |
茫然と桜の梢を見上げた |
164 |
ヒノキ |
檜皮葺 |
檜皮葺の屋根をどよませている |
172 |
マツ |
松 |
緑を抽いた松が |
174 |
チョウジ |
丁子 |
丁子の匂が鼻を打った |
175 |
キャラ |
沈(伽羅) |
飛び切りの沈(じん)の匀である |
175 |
香木 |
香木 |
こいつも香木かな |
175 |
タチバナ |
橘 |
忽ち橘の花よりも涼しい |
175 |
花 |
花 |
忽ち橘の花よりも涼しい |