書籍名 | 該当頁 | 樹種 | 掲載単語 | 掲載の文章 |
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第一部(上) | 6 | エノキ | 榎 | 一里ごとに塚つかを築き、榎えのきを植えて、里程を知るたよりとした昔は |
第一部(上) | 8 | 材木 | 材木 | 尾張藩の材木方 |
第一部(上) | 11 | ヒノキ | 檜 | 檜木、椹、明檜、高野槇、これを木曾では五木という。 |
第一部(上) | 11 | サワラ | サワラ | 檜木、椹、明檜、高野槇、これを木曾では五木という。 |
第一部(上) | 11 | アスナロ | あすなろ | 檜木、椹、明檜、高野槇、これを木曾では五木という。 |
第一部(上) | 11 | コウヤマキ | コウヤマキ | 檜木、椹、明檜、高野槇、これを木曾では五木という。 |
第一部(上) | 11 | ネズコ | ねずこ | 檜木、椹、明檜、高野槇、これを木曾では五木という。 |
第一部(上) | 11 | 森林 | 森林 | これは森林保護の精神より出たことは明らかで、 |
第一部(上) | 11 | 背伐リ | 背伐り | そのたびに庄屋として、背伐(せぎり)の吟味と言えば、村じゅう家探やさがしの評判が立つほど厳重をきわめたものだ。 |
第一部(上) | 11 | ヒノキ | 檜 | 囲って置いた檜板(ひのきいた)を他よそへ移すものがある。 |
第一部(上) | 17 | 神木 | 神木 | 伊勢木とは、伊勢太神宮へ祈願をこめるための神木(しんぼく)をさす。 |
第一部(上) | 17 | モミ | 樅 | 本、吾家(うち)の林にもありますから。」 |
第一部(上) | 17 | モミ | 樅 | 組頭(くみがしら)まで残らずそこに参集して、氏神境内の宮林(みやばやし)から樅(もみ)の木一本を元伐(もとぎり)にする相談をした。 |
第一部(上) | 20 | スギ | 杉の葉 | 街道に添うた軒先に杉の葉の円(まるく)束にしたのを掛け、それを清酒の看板に代えてあるようなところだ。 |
第一部(上) | 50 | マツ | 松の樹 | 店座敷は東向きで、戸の外には半蔵の好きな松の樹もあった |
第一部(上) | 60 | カシ | 樫 | 本陣の稲荷の祠が樫や柊の間に隠れていた。 |
第一部(上) | 60 | ヒイラギ | 柊 | 本陣の稲荷の祠が樫や柊の間に隠れていた。 |
第一部(上) | 62 | 割籠 | 割籠 | または土足のまま茶屋の囲炉裏に踏ん込ごんで木曾風な「めんぱ」(木製割籠(わりご))を取り出す人足なぞの話にまで耳を傾けるのを楽しみにした。 |
第一部(上) | 63 | ケヤキ | 欅 | 両岸に多い欅や雑木の芽を誘いながら、一か月もかかって奥へ奥へと進むように。 |
第一部(上) | 66 | スギ | 杉 | 門前の墓地に茂る杉の木立の間を通して、傾斜を成した地勢に並び続く |
第一部(上) | 66 | スギ | 板屋根 | 傾斜を成した地勢に並び続く民家の板屋根を望むことのできるような位置にある。 |
第一部(上) | 68 | ヒイラギ | 柊 | まだ本堂の前の柊ぎも暗い。 |
第一部(上) | 82 | ツバキ | 椿 | おまけに、寺道の向こうに椿が咲き出す、 |
第一部(上) | 87 | マツ | 松 | 村によってはもう松を立てたところもあるそうです。 |
第一部(上) | 90 | スギ | 杉苗 | その年の豊作を待ち構え、あるいは杉苗付の相談なぞに余念もなかった |
第一部(上) | 99 | ウメ | 梅屋林 | 「きっと梅屋林の中だぞ。寿平次さんも狸に化かされたか。そいつは大笑いだ。」 |
第一部(上) | 105 | スギ | 杉 | その墓場の前の位置から、杉の木立こだちの間に展けていた。 |
第一部(上) | 110 | マツ | 松薪 | 留守中主人の家の炉で焚たくだけの松薪なぞはすでに山から木小屋へ運んで来てあった。 |
第一部(上) | 111 | ヒノキ | 檜木笠 | 女の子のお粂を抱きながら片手に檜木笠を持って来てすすめる妻にも別れを告げて、 |
第一部(上) | 112 | 棒 | 天秤棒 | 自分用の檜木笠、天秤棒まで用意した。 |
第一部(上) | 112 | ヒノキ | 檜木笠 | 自分用の檜木笠、天秤棒まで用意した。 |
第一部(上) | 114 | 材木 | 材木 | 材木を流している |
第一部(上) | 114 | 木鼻 | 木鼻 | 木鼻、木尻の作業もまだ始まっていない。 |
第一部(上) | 114 | 木尻 | 木尻 | 木鼻、木尻の作業もまだ始まっていない。 |
第一部(上) | 114 | 材木 | 材木 | 木曾川の水流を利用して山から伐きり出した材木を流しているさかんな活動のさまがその街道から望まれる。 |
第一部(上) | 114 | サワラ | 椹 | 檜木、椹の直立した森林がその断層を覆おおうている。 |
第一部(上) | 114 | 木 | 盗木流材 | 鉄砲まで持ち出して、盗木流材を取り締まろうとするような時でもない。 |
第一部(上) | 114 | ヒノキ | 檜木 | 檜木、椹の直立した森林がその断層を覆おおうている。 |
第一部(上) | 114 | ヒノキ | 檜木 | 対岸には山が迫って、檜木、椹(さわら)の直立した森林がその断層を覆おおうている。 |
第一部(上) | 114 | サワラ | 椹 | 対岸には山が迫って、檜木、椹(さわら)の直立した森林がその断層を覆おおうている。 |
第一部(上) | 114 | 森林 | 森林 | 対岸には山が迫って、檜木、椹(さわら)の直立した森林がその断層を覆おおうている。 |
第一部(上) | 115 | サイカチ | 皀莢 | そこの河岸に莢(さや)をたれた皀莢(さいかち)の樹きがある、ここの崖の上に枝の細い棗(なつめ)の樹があると、指さして言うことができた。 |
第一部(上) | 115 | ヒノキ | 檜木 | 言って見れば、檜木、椹、明檜、高野槇、ねずこの五種類が尾張藩の厳重な保護のもとにあったのだ。 |
第一部(上) | 115 | サワラ | 椹 | 言って見れば、檜木、椹、明檜、高野槇、ねずこの五種類が尾張藩の厳重な保護のもとにあったのだ。 |
第一部(上) | 115 | アスナロ | 明檜 | 言って見れば、檜木、椹、明檜、高野槇、ねずこの五種類が尾張藩の厳重な保護のもとにあったのだ。 |
第一部(上) | 115 | コウヤマキ | 高野槇 | 言って見れば、檜木、椹、明檜、高野槇、ねずこの五種類が尾張藩の厳重な保護のもとにあったのだ。 |
第一部(上) | 115 | ネズコ | ねずこ | 言って見れば、檜木、椹、明檜、高野槇、ねずこの五種類が尾張藩の厳重な保護のもとにあったのだ。 |
第一部(上) | 115 | 樹木 | 樹木 | 山のなかに成長して樹木も半分友だちのような三人には、 |
第一部(上) | 115 | 割籠 | 割籠 | 檜木笠、めんぱ(木製割籠わりご)、お六櫛ろくぐし、諸種の塗り物――村民がこの森林に仰いでいる生活の資本もとでもかなり多い。 |
第一部(上) | 115 | ヒノキ | 檜物 | そうかと言って塗り物渡世の材料も手に入れがたいところでは、「御免ごめんの檜物ひもの」と称となえて、 |
第一部(上) | 115 | ナツメ | 棗 | そこの河岸に莢(さや)をたれた皀莢(さいかち)の樹きがある、ここの崖の上に枝の細い棗(なつめ)の樹があると、指さして言うことができた。 |
第一部(上) | 115 | 木 | 木 | とがった三角を並べたように重なり合った木と木の梢の感じも深い。 |
第一部(上) | 115 | 林 | 林 | 木曾地方の人たちが山や林を力にしているのに不思議はない。 |
第一部(上) | 115 | 林 | 自由林 | そのうち明山のみは自由林であっても、許可なしに村民が五木を伐採することは禁じられてあった |
第一部(上) | 115 | 五木 | 五木 | そのうち明山のみは自由林であっても、許可なしに村民が五木を伐採することは禁じられてあった |
第一部(上) | 115 | 森林 | 森林 | 半蔵らは、名古屋から出張している諸役人の心が絶えずこの森林地帯に働いていることを知っていた。 |
第一部(上) | 115 | 五木 | 五木 | 村民は五木の厳禁を犯さないかぎり、意のままに明山を跋渉(ばっしょう)して |
第一部(上) | 116 | スギ | 杉 | 高い杉の枝は両側からおおいかぶさり |
第一部(上) | 116 | 雑木 | 雑木 | 意のままに明山を跋渉(ばっしょう)して、雑木を伐採したり薪炭の材料を集めたりすることができた。 |
第一部(上) | 116 | 薪炭 | 薪炭 | 意のままに明山を跋渉(ばっしょう)して、雑木を伐採したり薪炭の材料を集めたりすることができた。 |
第一部(上) | 116 | ヒノキ | 檜木笠 | 檜木笠、めんぱ(木製割籠(わりご))、お六櫛(ろくぐし)、諸種の塗り物――村民がこの森林に仰いでいる生活の資本もとでもかなり多い。 |
第一部(上) | 116 | めんぱ | めんぱ | 檜木笠、めんぱ(木製割籠(わりご))、お六櫛(ろくぐし)、諸種の塗り物――村民がこの森林に仰いでいる生活の資本もとでもかなり多い。 |
第一部(上) | 116 | 櫛 | お六櫛 | 檜木笠、めんぱ(木製割籠(わりご))、お六櫛(ろくぐし)、諸種の塗り物――村民がこの森林に仰いでいる生活の資本もとでもかなり多い。 |
第一部(上) | 116 | 森林 | 森林 | 檜木笠、めんぱ(木製割籠(わりご))、お六櫛(ろくぐし)、諸種の塗り物――村民がこの森林に仰いでいる生活の資本もとでもかなり多い。 |
第一部(上) | 116 | ヒノキ | 檜物 | 「御免(ごめん)の檜物(ひもの)」と称となえて、毎年千数百駄だずつの檜木を申し受けている村もある。 |
第一部(上) | 116 | ヒノキ | 檜木 | 「御免(ごめん)の檜物(ひもの)」と称となえて、毎年千数百駄だずつの檜木を申し受けている村もある。 |
第一部(上) | 116 | 木材 | 木材 | そういう木材で受け取らない村々では、 |
第一部(上) | 116 | 白木 | 白木 | 慶長年度の昔から谷中一般人民に許された白木六千駄のかわりに、 |
第一部(上) | 116 | 林 | 林 | どうして、山や林なしに生きられる地方ではないのだ。 |
第一部(上) | 116 | 森林 | 森林 | 半蔵らの踏んで行ったのも、この大きな森林地帯を貫いている一筋道だ。 |
第一部(上) | 125 | 山林 | 山林 | その地方にある山林の枯れ痛み、風折れ、雪折れ、あるいは枝卸しなどの見回りをしているような人であった。 |
第一部(上) | 125 | マツ | 赤松 | 赤松、落葉松(からまつ)の山林の多い浅間山腹がいかに郷里の方の谿たにと相違するかを聞かされた。 |
第一部(上) | 125 | カラマツ | 落葉松 | 赤松、落葉松(からまつ)の山林の多い浅間山腹がいかに郷里の方の谿たにと相違するかを聞かされた。 |
第一部(上) | 125 | 枝 | 枝卸し | その地方にある山林の枯れ痛み、風折れ、雪折れ、あるいは枝卸しなどの見回りをしているような人であった。 |
第一部(上) | 128 | ヤナギ | 柳の樹 | 人とも柳の樹の続いた土手の下を船で行った。 |
第一部(上) | 143 | ツツジ | 躑躅 | 硬質な岩の間に躑躅(つつじ)、楓(かえで)なぞを配置した苔蒸した築山がそこにある。 |
第一部(上) | 143 | カエデ | 楓( | 硬質な岩の間に躑躅(つつじ)、楓(かえで)なぞを配置した苔蒸した築山がそこにある。 |
第一部(上) | 143 | マツ | 松林 | 松林の多い裏山つづきに樹木をあしらった昔の人の意匠がそこにある。 |
第一部(上) | 143 | 樹木 | 樹木 | 松林の多い裏山つづきに樹木をあしらった昔の人の意匠がそこにある。 |
第一部(上) | 164 | シイ | 椎 | 牡丹屋の裏二階からは、廊下の廂に近く枝をさし延べている椎の樹の梢が見える。 |
第一部(上) | 164 | 枝 | 枝 | 牡丹屋の裏二階からは、廊下の廂に近く枝をさし延べている椎の樹の梢が見える。 |
第一部(上) | 164 | 梢 | 梢 | 牡丹屋の裏二階からは、廊下の廂に近く枝をさし延べている椎の樹の梢が見える。 |
第一部(上) | 165 | タブ | 玉楠の樹 | 横浜の海岸近くに大きな玉楠の樹きがしげっている、 |
第一部(上) | 165 | タブ | 玉楠 | 玉楠の枝には巣をかける白い鴉からすがあるが、 |
第一部(上) | 165 | 樹 | 樹 | 世にやかましい神奈川条約はあの樹の下で結ばれたことなぞを語って見せるのも、 |
第一部(上) | 165 | 枝 | 枝に枝の | 枝に枝のさした冬の木にながめ入っては、しきりと習字を始めた。 |
第一部(上) | 165 | 木 | 冬の木 | 枝に枝のさした冬の木にながめ入っては、しきりと習字を始めた。 |
第一部(上) | 185 | タブ | 玉楠 | また横浜海岸に近い玉楠たまぐすの樹きへ帰って来る |
第一部(上) | 185 | シイ | 椎 | 寛斎が廊下に出てはながめるのを楽しみにする椎の枝なぞは、 |
第一部(上) | 189 | シイ | 椎の木 | 裏二階から見える椎の木より外に |
第一部(上) | 195 | シイ | 椎 | 椎の葉に飯を盛ると言った昔の人の旅情は彼らの忘れ得ぬ歌であり、 |
第一部(上) | 210 | 木魚 | 木魚 | 位牌所を建立こんりゅうするとか、木魚を寄付するとかに、 |
第一部(上) | 215 | ナシ | 梨 | 半蔵は表庭の梨の木の幹に笠を立てかけて置いて、 |
第一部(上) | 216 | マツ | 松 | あるものは向こう根の松の木へ見通しというふうに。 |
第一部(上) | 217 | マツ | 松明 | 松明をともして、漸く見通しをつけたほど暗い。 |
第一部(上) | 217 | 樹木 | 樹木 | 境界の中心と定めた樹木から、 |
第一部(上) | 239 | 材木 | 材木 | そこに積み重ねた材木がある。 |
第一部(上) | 239 | 森林 | 森林 | 静母、蘭の森林地帯に倚より、木曾の山中でも最も美しい谷の一つである。 |
第一部(上) | 239 | 森林 | 森林保護 | 木曾山一帯を支配する尾張藩の役人が森林保護の目的で、禁止林の盗伐を監視する白木の番所も、 |
第一部(上) | 239 | 林 | 禁止林 | 木曾山一帯を支配する尾張藩の役人が森林保護の目的で、禁止林の盗伐を監視する白木の番所も、 |
第一部(上) | 239 | 木 | 木の香 | 小屋掛けをした普請場の木の香の中に。 |
第一部(上) | 240 | 材木 | 材木 | 自分でも普請場の材木に腰掛ける。 |
第一部(上) | 262 | マツ | 老松 | 表庭のすみに焼け残った一株の老松もとうとう枯れてしまったが、 |
第一部(上) | 264 | ヤナギ | 柳の樹 | 決死の壮士六人、あの江戸城の外のお濠ほりばたの柳の樹きのかげに隠れていたのは |
第一部(上) | 273 | カキ | 渋柿 | その年の渋柿しぶがきの出来のうわさは出ても、 |
第一部(上) | 281 | ヒノキ | 檜 | 毎年二百駄だずつの檜、椹(さわら)の類たぐいの馬籠村にも許されて来たことが、その中に明記してあった。 |
第一部(上) | 281 | サワラ | さわら | 毎年二百駄だずつの檜、椹(さわら)の類たぐいの馬籠村にも許されて来たことが、その中に明記してあった。 |
第一部(上) | 281 | 五木 | 五木 | 森林保護の目的から伐採を禁じられている五木の中でも、 |
第一部(上) | 281 | 森林 | 森林保護 | 森林保護の目的から伐採を禁じられている五木の中でも、 |
第一部(上) | 282 | ナシ | なし | なしの木 |
第一部(上) | 282 | ナシ | 梨の木 | 土蔵の前の梨の木に紙袋かんぶくろをかぶせて置いて、大風に落ちた三つの梨のうちで、 |
第一部(上) | 282 | ナシ | 梨 | 土蔵の前の梨の木に紙袋かんぶくろをかぶせて置いて、大風に落ちた三つの梨のうちで、 |
第一部(上) | 282 | ナシ | 梨 | 大風に落ちた三つの梨のうちで、一番大きい梨の目方が百三匁、 |
第一部(上) | 284 | クリ | 栗 | 木曾路に多い栗くりの林にぱらぱら時雨しぐれの音の来るころには、 |
第一部(上) | 298 | カキ | 柿 | その足で土蔵の前の柿の木の下を歩き回った。 |
第一部(上) | 300 | モモ | 桃 | そこいらは桃の春だった |
第一部(上) | 302 | モモ | 桃 | 桃から山桜へと急ぐ木曾の季節のなかで、 |
第一部(上) | 302 | サクラ | 山桜 | 桃から山桜へと急ぐ木曾の季節のなかで、 |
第一部(上) | 316 | 上木 | 上木(上梓) | まあ三年間の土産みやげと言えば、古史伝の上木じょうぼくを手伝って来たくらいのものです |
第一部(上) | 316 | 出板 | 出板 | の出板(しゅっぱん)は大変な評判で、津和野藩あたりからも手紙が来るなんて、 |
第一部(上) | 316 | 上木 | 上木(上梓) | 篤胤あつたね先生の古史伝を伊那の有志が上木じょうぼくしているように聞いていますが、君もあれには御関係ですかね。 |
第一部(上) | 320 | ヒノキ | 檜 | 檜、欅にまじる雑木も芽吹きの時で、さわやかな緑が行く先によみがえっていた。 |
第一部(上) | 320 | ケヤキ | 欅 | 檜、欅にまじる雑木も芽吹きの時で、さわやかな緑が行く先によみがえっていた。 |
第一部(上) | 320 | 雑木 | 雑木 | 檜、欅にまじる雑木も芽吹きの時で、さわやかな緑が行く先によみがえっていた。 |
第一部(上) | 320 | 緑 | 緑 | さわやかな緑が行く先によみがえっていた。 |
第一部(上) | 321 | ツツジ | 山つつじ | わたしたちの来る途中には、紫色の山つつじがたくさん咲いていましたっけね。 |
第一部(上) | 322 | 木食 | 木食 | 果実くだものぐらいで済ませ、木食の行ぎょうをなさるかたもあります。 |
第一部(上) | 330 | スギ | 杉 | 小暗い杉や檜の木立こだちとにとりまかれたその一区域こそ、 |
第一部(上) | 330 | ヒノキ | 檜 | 小暗い杉や檜の木立こだちとにとりまかれたその一区域こそ、 |
第一部(上) | 330 | 木立 | 木立 | 小暗い杉や檜の木立こだちとにとりまかれたその一区域こそ、 |
第一部(上) | 331 | スギ | 杉の葉 | たとえば、杉の葉の長くたれ下がったような粗髪 |
第一部(上) | 332 | ヌルデ | ぬるで | 白膠木(ぬるで)の皮の燃える香気と共に、護摩の儀式が、やがてこの霊場を荘厳にした。 |
第一部(上) | 334 | スギ | 杉 | 屋外にある杉の木立ちを通して、社殿に満ちて来た。 |
第一部(上) | 334 | スギ | すぎ | 乾燥した草木をうるおす雨は、参籠後の半蔵を活いき返るようにさせた。 |
第一部(上) | 335 | 用材 | 尾州の用材 | ちょうど利三郎は、尾州の用材を牛につけて、清水谷下というところにかかった時であったという。 |
第一部(上) | 338 | ワカバ | わかば | あの木曾路の西の端はもはや若葉の世界であろうかと思いやった。将軍上洛じょうらく中の京都へと飛び込んで行った友人香蔵からの便たよりは、どんな報告をもたらして、そこに自分を待つだろうかと |
第一部(上) | 338 | ウメ | 梅 | 梅の花匂はざりせば降る雨にぬるる旅路は行きがてましを |
第一部(下) | 7 | 樹 | 老樹 | 枯れた老樹の跡へは |
第一部(下) | 7 | マツ | 松 | 枝振りのおもしろい松の樹が |
第一部(下) | 7 | ボタン | ぼたん | 白い大きな蕾を持つ牡丹 |
第一部(下) | 8 | マツ | 松 | 「松が枝」とは |
第一部(下) | 8 | 植樹 | 植樹 | 庭の植樹から思いついて |
第一部(下) | 12 | 材木 | 御材木方 | 御材木方を湯舟沢へご案内したとか |
第一部(下) | 21 | サンショ | 山椒 | 山椒の芽が摘める |
第一部(下) | 21 | ウメ | 梅 | まだ梅だった |
第一部(下) | 62 | ツバキ | 椿 | 椿の若木の側に |
第一部(下) | 64 | 上木 | 上木 | この上木の趣意書には |
第一部(下) | 64 | 木板 | 木板 | 木板が鮮明で |
第一部(下) | 65 | 上木 | 上木 | 上木の費用を助けるつもり |
第一部(下) | 69 | 常盤木 | 常盤木 | 常盤木らしい全景をみせている |
第一部(下) | 69 | エノキ | 榎 | 静かな榎の木のしたまで |
第一部(下) | 72 | 柵矢来 | 柵矢来 | 柵矢来が造りつけられ |
第一部(下) | 72 | 板木 | 板木 | 板木が用意され |
第一部(下) | 72 | 松明 | 松明 | 松明なぞを備え置く |
第一部(下) | 74 | マツ | 松 | 松の緑の配置してあった |
第一部(下) | 92 | 木造 | 木造 | 木造の欄干に倚りかかりながら |
第一部(下) | 93 | 百本杭 | 百本杭 | 百本杭は河水の氾濫からこの河岸や橋梁を防ぐ工事の一つであろうが |
第一部(下) | 93 | 百本杭 | 百本杭 | 百本杭の側に |
第一部(下) | 97 | クス | くす | 樟の大樹がある |
第一部(下) | 97 | 樹 | 樹 | その樹の周囲で |
第一部(下) | 116 | ヤナギ | 柳 | その中間にあるものをば柳と呼んだ |
第一部(下) | 119 | 木 | 木 | 木を伐り倒し |
第一部(下) | 124 | 木 | 大木 | 注連掛へは大木を並べ |
第一部(下) | 124 | 木 | 大木 | 山の上には大木大石を集め |
第一部(下) | 124 | 木 | 大木 | 道路には大木を横たえ |
第一部(下) | 124 | 木 | 大木 | 大木大石を落し懸けたら |
第一部(下) | 125 | 木 | 大木 | 山から大木を伐り出す音だけでも |
第一部(下) | 125 | 松明 | 松明 | 松明の光で谷々を照らすまで |
第一部(下) | 127 | 木 | 大木 | 行く先に大木が横たえてある |
第一部(下) | 130 | 松明 | 松明 | 松明で改めた |
第一部(下) | 131 | 松明 | 松明 | 松明も捨て |
第一部(下) | 136 | 上木 | 上木 | 上木を思い立ったのは |
第一部(下) | 140 | 木 | 木 | 木から落ちる山蛭 |
第一部(下) | 140 | 森林 | 森林 | 昼でも暗い森林の |
第一部(下) | 141 | 杣 | 杣(そま) | 杣の生活と |
第一部(下) | 141 | クワ | 桑 | 僅かな桑畠と |
第一部(下) | 141 | 山間 | 山間 | 深い山間を分けて |
第一部(下) | 172 | マツ | 松 | 枝振りのおもしろい松の林の中に |
第一部(下) | 172 | 木造 | 木造 | 独立した山の上に建てらるべき木造の建築 |
第一部(下) | 172 | マツ | まつ林 | 松林の譲り受け |
第一部(下) | 175 | サクラ | 山桜 | 山桜が漸く綻びる |
第一部(下) | 201 | 森林 | 森林 | 森林の保護 |
第一部(下) | 201 | 良材 | 良材 | 良材の運輸とに向けられ |
第一部(下) | 224 | ユズ | ユズ | 柚子を添え |
第一部(下) | 225 | カキ | 柿 | 色づいた葉の残った柿の梢なぞ |
第一部(下) | 230 | カキ | 柿 | 庭に植えてある柿の梢も暗い |
第一部(下) | 234 | 材木 | 材木 | 材木奉行 |
第一部(下) | 234 | 作事奉行 | 作事奉行 | 作事奉行 |
第一部(下) | 242 | ヒノキ | 桧木 | 桧木六本 |
第一部(下) | 242 | スギ | 杉 | 杉六本 |
第一部(下) | 242 | 木 | 大木 | 大木が墓地への通路で |
第一部(下) | 242 | 林 | 控林 | 伏見屋の控林(はかえばやし)では |
第一部(下) | 242 | マツ | 松 | 松が吹き折られ |
第一部(下) | 242 | 山林 | 山林 | 山林の被害は |
第一部(下) | 243 | クリ | 栗 | 七百枚ほどの栗板が |
第一部(下) | 243 | ケヤキ | 欅 | 樅、栂、椹、欅、栗 |
第一部(下) | 243 | ヒノキ | 桧木 | 桧木なぞの森林の |
第一部(下) | 243 | クリ | 栗 | 樅、栂、椹、欅、栗 |
第一部(下) | 243 | サワラ | サワラ | 樅、栂、椹、欅、栗 |
第一部(下) | 243 | トガ | トガ | 樅、栂、椹、欅、栗 |
第一部(下) | 243 | モミ | 樅 | 樅、栂、椹、欅、栗 |
第一部(下) | 244 | マツ | 松 | 松だけでも五百七十本の余に上る |
第一部(下) | 244 | スギ | 杉 | 杉、三十五六本 |
第一部(下) | 244 | モミ | 樅 | 大小の樅 |
第一部(下) | 244 | クリ | 栗 | 栗、およそ六百本 |
第一部(下) | 244 | マツ | 松 | 大屋下の松十五本 |
第一部(下) | 244 | マツ | 松 | 比丘尼寺の松 |
第一部(下) | 244 | 倒レ木 | 倒れ木 | 倒れ木のお話も |
第一部(下) | 245 | 材木 | 材木 | 材木を使いたいかどうかと言って |
第一部(下) | 263 | ボタン | ぼたん | ふくらんで来ている牡丹の蕾に |
第一部(下) | 267 | 干柿 | 干柿 | 干柿の類をも添え |
第一部(下) | 267 | リンゴ | 林檎 | 林檎の花をそこへ持って来た |
第一部(下) | 268 | 松明 | 松明 | 松明の輝きを想像し |
第一部(下) | 272 | 杜 | 杜 | 万福寺の杜が見える |
第一部(下) | 272 | カキ | 柿 | 畠の間にある柿木の側へ |
第一部(下) | 276 | フジ | 藤 | 藤の花が咲き出す頃に |
第一部(下) | 276 | マツ | 松 | 松の樹の皮を米にまぜ、 |
第一部(下) | 277 | マツ | まつ葉 | 枯松葉の煙のいぶるような朝が来た |
第一部(下) | 288 | ツバキ | 椿 | 椿の枝へも |
第一部(下) | 297 | マツ | まつ薪 | 松薪を加えたり |
第二部(上) | 10 | 山林 | 山林 | 山林の利をもって |
第二部(上) | 11 | 木 | 御停止木 | 御停止木の解禁なぞは以の外 |
第二部(上) | 62 | ヤナギ | 柳 | 青みがかった岸の柳も |
第二部(上) | 110 | 木 | 木 | 木を伐って並べ |
第二部(上) | 110 | 松明 | 松明 | 松明を路傍に山と積んだようなところもある |
第二部(上) | 111 | 御材木方 | 御材木方 | 尾州の御材木方も出張して来ると聞く |
第二部(上) | 113 | 松明 | 松明 | 割り当てられた松明も |
第二部(上) | 113 | 松明 | 松明 | 松明も分けますよ |
第二部(上) | 113 | 松明 | 松明 | 伐り出してきた松明を |
第二部(上) | 118 | キリ | 桐 | 白木の桐の机 |
第二部(上) | 118 | ウメ | 梅の花 | やや紅味を帯びた枝の素生に堅くつけた梅の花のつぼみ |
第二部(上) | 124 | ツバキ | 椿 | 椿の蕾もほころびかけている頃で |
第二部(上) | 126 | 草木 | 草木 | 草木の反撥力を増させるように |
第二部(上) | 128 | マツ | まつ葉 | 枯松葉をはこぶものがある |
第二部(上) | 131 | 松明 | 松明 | 焼け残りの松明を始末する |
第二部(上) | 152 | クルミ | 胡桃 | 木曽の胡桃の香りは別格ですからね |
第二部(上) | 160 | モモ | 桃 | 毎年桃から山桜へと |
第二部(上) | 160 | 原生林 | 原生林 | 原生林そのままの |
第二部(上) | 160 | サクラ | 山桜 | 毎年桃から山桜へと |
第二部(上) | 166 | フジ | 藤 | 「もう藤の花も咲くようになったか」 |
第二部(上) | 166 | サクラ | さくら | さくらの真盛りの頃だったと |
第二部(上) | 192 | エノキ | 榎 | 峠の上の国境に立つ一里塚の榎を |
第二部(上) | 193 | ビワ | 枇杷 | 往来のものを待つ枇杷葉湯売りなぞを見出す |
第二部(上) | 195 | 山林 | 山林 | 山林の方から |
第二部(上) | 195 | スギ | 杉 | 杉の皮を背負って |
第二部(上) | 197 | スギ | 杉 | 古風な杉の葉の束の丸く大きく造ったのが薄暗い軒先につるしてあるのも眼につく。清酒ありのしるしである。 |
第二部(上) | 208 | エノキ | 榎 | 一里塚の榎の近くにある |
第二部(上) | 217 | 山林 | 山林 | 山林には木の苗を植え |
第二部(上) | 220 | ナシ | 梨 | 梨の木に紙袋をかぶせて |
第二部(上) | 220 | ナシ | 梨 | 落ちた三つの梨のうちで |
第二部(上) | 220 | ナシ | 梨 | 一番大きな梨の |
第二部(上) | 234 | 板 | 板 | 天井の板をすばりずはり槍で突き上げる |
第二部(上) | 234 | 梁 | 梁 | 梁の上にいながら |
第二部(上) | 236 | 霜葉 | 霜葉枯葉 | 眼の前の霜葉枯葉と共に |
第二部(上) | 242 | セイタ | せいた | 「せいた」(木曽風な背負子)を持って来させた |
第二部(上) | 242 | 敷居 | 敷居 | 敷居の外へ一歩踏み出していた |
第二部(上) | 244 | 森林 | 森林 | 森林の中の街道筋である |
第二部(上) | 244 | 金剛杖 | 金剛杖 | 峠の上で見つけて来た金剛杖を |
第二部(上) | 270 | 木材 | 木材 | 木材には事を欠かない木曽山中のことで、 |
第二部(上) | 274 | イチョウ | 銀杏 | 寺の境内にある銀杏の樹の側 |
第二部(上) | 275 | スギ | 杉 | そこここには杉の木 |
第二部(上) | 280 | オハグロ | おはぐろ | その日のために黒々と染めて来たらしい鉄漿をつけた歯を |
第二部(上) | 292 | クワ | 桑 | 土蔵に続くあたりは桑畠になって |
第二部(上) | 292 | キリ | 桐 | 桐の若木も眼につく |
第二部(上) | 302 | ウコギ | うこぎ | うこぎの芽にはやや早く |
第二部(上) | 303 | 材木 | 材木 | 又は木曽御材木役所とも呼び |
第二部(下) | 5 | クワ | 桑 | 古い屋敷の一部は妻籠本陣同様取り崩して桑畠にしたが |
第二部(下) | 5 | クワ | 桑 | 桑畠の側の |
第二部(下) | 8 | 山林 | 山林 | それが山林事件だ |
第二部(下) | 8 | 樹木 | 樹木 | 樹木鳥獣の利をもって |
第二部(下) | 8 | 留山 | 留山 | 山中にも留山というものは立て置かれてある |
第二部(下) | 8 | 山 | 明山 | それ以外の明山(あきやま)にも |
第二部(下) | 8 | 木 | 御停止木 | 御停止木と称えて、伐採を禁じられてきた無数の樹木のあるのは |
第二部(下) | 8 | 榑木 | 榑木 | 榑木御切替えと称して |
第二部(下) | 9 | 木 | 御停止木 | 木曽谷中の御停止木を解き |
第二部(下) | 10 | 木 | 御停止木 | 御停止木のことに触れて置いてあった |
第二部(下) | 10 | 木 | 御停止木 | 御停止木のことは木曽谷第一の苦痛であるとされていた |
第二部(下) | 10 | 山林 | 山林 | 山林に眼をつけ |
第二部(下) | 11 | ヒノキ | 桧木 | 豊富な桧木、椹、明桧、高野槇 |
第二部(下) | 11 | ネズコ | ネズコ | ネズコなどの繁茂する森林地帯の深さに驚き |
第二部(下) | 11 | 木 | 御停止木 | 五木がみな享保年代からの御停止木であるにも驚き |
第二部(下) | 11 | 山 | 明山 | 明山(あきやま)と称えて来た分は |
第二部(下) | 11 | 木 | 木 | 諸木何品に限らず |
第二部(下) | 11 | 森林 | 森林 | 尾州藩で保護して来た鬱蒼とした森林は忽ち禿山に変わるであろうとの |
第二部(下) | 11 | 木 | 五木 | 五木という五木の生長するところは悉く官有地となり |
第二部(下) | 11 | 官有林 | 官有林 | 官有林に編入させれることになる |
第二部(下) | 11 | 官有林 | 官有林 | 人民入るべからずの官有林に入って |
第二部(下) | 11 | サワラ | 椹 | 豊富な桧木、椹、明桧、高野槇 |
第二部(下) | 11 | アスナロ | 明桧 | 豊富な桧木、椹、明桧、高野槇 |
第二部(下) | 11 | コウヤマキ | 高野槇 | 豊富な桧木、椹、明桧、高野槇 |
第二部(下) | 12 | ナシ | 梨 | 庭の隅の梨の木のかげに |
第二部(下) | 12 | 材木 | 材木 | 不用の材木を焼き捨てた |
第二部(下) | 12 | 木 | 木 | 「昔はこの木曽山の木一本伐ると首一つつなかったものだぞ」 |
第二部(下) | 12 | 木 | 五木 | 五木の伐採を禁じられていた |
第二部(下) | 12 | 木 | 御停止木 | 御停止木の解禁はおろか |
第二部(下) | 13 | 山林 | 山林 | 山林規則の御請けは出来かねる |
第二部(下) | 13 | 森林 | 森林 | 生活の資本を森林に仰ぎ |
第二部(下) | 13 | ヒノキ | 桧木笠 | 桧木笠 |
第二部(下) | 13 | 御六櫛 | 御六櫛 | 御六櫛の類を造って |
第二部(下) | 13 | 自由林 | 自由林 | 古い木曽山が自由林であったことを |
第二部(下) | 13 | 樵務 | 樵務 | 樵務を業とする杣人 |
第二部(下) | 13 | 山賤 | 山賤 | 切畑焼畑を開いて稗蕎麦等の雑穀を植える山賤 |
第二部(下) | 13 | 木租 | 木租(ぼくそ) | 山地には木租というものを課せられた |
第二部(下) | 13 | 杣人 | 杣人 | 樵務を業とする杣人 |
第二部(下) | 14 | 伐木 | 伐木 | 伐木と開墾とに制限のなかったことを |
第二部(下) | 14 | 白木 | 白木 | 白木六千駄を木曽の人民に与え |
第二部(下) | 14 | 白木 | 白木 | 白木五千駄を山村氏に与え |
第二部(下) | 14 | 巣山 | 巣山 | 巣山、留山、明山の区別は初めてその時に出来た |
第二部(下) | 14 | 木租 | 木租(ぼくそ) | 木租を納め来った場所であるから |
第二部(下) | 14 | 入山伐木 | 入山伐木 | 自由に入山伐木を許し |
第二部(下) | 14 | ヒノキ | 桧 | 御免桧物荷物なるものに突き当った |
第二部(下) | 14 | 留山 | 留山 | 巣山、留山、明山の区別は初めてその時に出来た |
第二部(下) | 14 | 明山 | 明山 | 巣山、留山、明山の区別は初めてその時に出来た |
第二部(下) | 15 | ヒノキ | 桧 | 伐り出す桧類のうち |
第二部(下) | 15 | 白木 | 白木 | 白木六千駄を谷中の百姓共に与えるのを指す |
第二部(下) | 15 | ヒノキ | 桧 | 三千駄は桧物御手形と称えて |
第二部(下) | 15 | 御切リ替エ | 御切り替え | 三千駄は御切り替えと称えて |
第二部(下) | 15 | 材木 | 材木 | 材木通用の跡を記しつけた御免荷物の明細書によると |
第二部(下) | 15 | ヒノキ | 桧 | 毎年二百駄ずつの桧、椹の類は馬籠村民にも許されてきたことが |
第二部(下) | 15 | 山林 | 山林 | 山林の問題が胸に繰り返されていて |
第二部(下) | 16 | ヒノキ | 桧 | 桧類のあるところは |
第二部(下) | 16 | 山守 | 山守 | 一村一人ずつの山守 |
第二部(下) | 22 | 留山 | 留山 | 木曽谷中に留山と明山との区別もなかった |
第二部(下) | 22 | 木租 | 木租(ぼくそ) | 区別もなかった時分の木租のことを |
第二部(下) | 22 | ヒノキ | 桧 | 山地に桧榑二十六万八千余挺、土居四千三百余駄の木租を課せられた昔もあるが |
第二部(下) | 22 | 明山 | 明山 | 木曽谷中に留山と明山との区別もなかった |
第二部(下) | 23 | 材木 | 材木 | 材木を筏に組んで流す |
第二部(下) | 23 | 大森林 | 大森林 | 大森林の多い川上の方から |
第二部(下) | 27 | 森林 | 森林 | 森林の保護されて来たというは |
第二部(下) | 27 | 材木 | 材木 | 切り出す良い材木はおびただしい数に上り |
第二部(下) | 27 | 森林 | 森林 | この森林地帯を重く視ていたように |
第二部(下) | 27 | ヒノキ | 桧材 | 河水を利用する桧材の輸送には |
第二部(下) | 27 | 網場 アバ | 網場 あば | 網場を経て |
第二部(下) | 27 | 山林 | 山林 | 預かって置いていた山林事件用の書類を |
第二部(下) | 29 | 材 | 御用材 | 御用材伐出し等の備え場も置かねばなるまいから |
第二部(下) | 31 | ウメ | 梅 | 山里の梅が香りと共にまた彼の胸に帰って来た |
第二部(下) | 32 | スギ | 杉 | 左右に杉や橡の林の泄れ日を見て |
第二部(下) | 32 | 護摩 | 護摩 | 護摩の儀式も廃されて |
第二部(下) | 32 | ヌルデ | ぬるで | 白膠木の皮の燃える香気もしない |
第二部(下) | 32 | スギ | 杉 | 杉と桧の枝葉を通して望まれる周囲の森と山の空気 |
第二部(下) | 32 | トチ | 橡の林 | 左右に杉や橡の林の泄れ日を見て |
第二部(下) | 32 | ヒノキ | 桧 | 杉と桧の枝葉を通して望まれる周囲の森と山の空気 |
第二部(下) | 32 | 枝 | 枝葉 | 杉と桧の枝葉を通して望まれる周囲の森と山の空気 |
第二部(下) | 32 | 森 | 森 | 杉と桧の枝葉を通して望まれる周囲の森と山の空気 |
第二部(下) | 33 | 木 | 木 | 木と木の梢の重なり合った |
第二部(下) | 33 | 原生林 | 原生林 | 原生林の感じも深く眼につくところで |
第二部(下) | 34 | 伐木 | 伐木 | 自由に入山伐木の許さるる場処もない |
第二部(下) | 37 | 山林 | 山林 | 山林規則を過酷であるとして |
第二部(下) | 37 | ナツメ | ナツメ | 枝も細く緑も柔らかな棗の木の陰から木曽川の光って見えるところに腰掛けながら |
第二部(下) | 38 | マツ | 小まつ | 小松の影を落とした川の中淵を |
第二部(下) | 39 | ヒノキ | 桧 | 桧欅にまじる雑木の爽やかな緑がまた甦って |
第二部(下) | 39 | 山林 | 山林 | このまま山林規則の御請けをして |
第二部(下) | 39 | 山林 | 山林 | この長い山林事件を幾何等かの良い解決に導かないのは嘘だとも思われた |
第二部(下) | 39 | ケヤキ | 欅 | 桧欅にまじる雑木の爽やかな緑がまた甦って |
第二部(下) | 39 | 雑木 | 雑木 | 桧欅にまじる雑木の爽やかな緑がまた甦って |
第二部(下) | 40 | 山林 | 山林 | 例の木曽谷の山林事件も |
第二部(下) | 40 | 山林 | 山林 | 山林事件は意外にもつれた形のものとなって行った |
第二部(下) | 42 | ツバキ | 椿 | 毎年庭の片隅に実を結ぶ古い椿を |
第二部(下) | 42 | リンゴ | 林檎 | 頬の色なぞはつやつやと熟した林檎のように紅い |
第二部(下) | 44 | 山林 | 山林 | 今度の山林事件が |
第二部(下) | 48 | ナシ | 梨 | 庭の梨の葉の深い陰を落としているあたりは |
第二部(下) | 48 | ヒノキ | 桧 | 桧笠の紐を解いたところは |
第二部(下) | 54 | 山林 | 山林 | 山林事件のあらましを語り出した |
第二部(下) | 55 | 山林 | 山林 | 山林あるがためであったのに |
第二部(下) | 55 | 官有林 | 官有林規則 | 官有林規則の御請けをせよとの一点張りである |
第二部(下) | 55 | 山林 | 山林 | 「一の山林事件は、百の山林事件さ」 |
第二部(下) | 60 | ヒノキ | 桧 | 動いて行く桧笠が |
第二部(下) | 62 | 山林 | 山林 | 山林規則の何たるを弁えないものが |
第二部(下) | 62 | 官有林 | 官有林 | 官有林に入って |
第二部(下) | 71 | クリ | 栗 | 栗もだいぶ落ちた |
第二部(下) | 71 | マツ | 松 | 松の影の映って見えた頃は |
第二部(下) | 71 | 木 | 木 | 月の光のさし入った木の下なぞを |
第二部(下) | 72 | 木小屋 | 木小屋 | 木小屋に忘れ物をしたと言って |
第二部(下) | 73 | スギ | 杉 | 杉や榎の木の影を落としているあたりは |
第二部(下) | 73 | エノキ | 榎の木 | 杉や榎の木の影を落としているあたりは |
第二部(下) | 85 | クルミ | 胡桃 | 十人あまりへ胡桃餅をだす |
第二部(下) | 86 | ツツジ | 躑躅 | 躑躅をうえたりして |
第二部(下) | 93 | 算木 | 算木 | 算木をならべること |
第二部(下) | 143 | ザクロ | 遠柘榴 | 石榴口の残った湯屋は |
第二部(下) | 143 | ザクロ | 遠柘榴 | 石榴口をくぐり |
第二部(下) | 143 | 板 | 板 | 狭い足がかりの板を踏んで |
第二部(下) | 154 | ツガ | 栂 | 栂の実なぞの紅い珠のように枝に残った郷里の家の庭を想像し |
第二部(下) | 179 | 森林 | 森林 | この大きな森林地帯を |
第二部(下) | 180 | 材木 | 材木 | 数多の材木を伐り出す作業というものがある |
第二部(下) | 180 | ツガ | 栂 | 桧、杉、栂、及び松の種類であるが |
第二部(下) | 180 | 材木 | 材木 | 材木を河中に投げ入れ |
第二部(下) | 180 | 筏 | 筏 | 筏に組んで、それから尾州湾に送り出すとも言ってある |
第二部(下) | 180 | ケヤキ | けやき | 槻材もまた許多に産出するが |
第二部(下) | 180 | スギ | 杉 | 桧、杉、栂、及び松の種類であるが |
第二部(下) | 180 | マツ | 松 | 桧、杉、栂、及び松の種類であるが |
第二部(下) | 180 | ヒノキ | 桧 | 桧、杉、栂、及び松の種類であるが |
第二部(下) | 181 | キリ | 馬桐油 | 駕籠桐油二十五枚の宿駕籠二十五挺、山駕籠五挺、駕籠桐油二十五枚、馬桐油二十五枚 |
第二部(下) | 181 | キリ | 駕籠桐油 | の宿駕籠二十五挺、山駕籠五挺、駕籠桐油二十五枚、馬桐油二十五枚 |
第二部(下) | 183 | コウゾ | コウゾ | 楮の青みを見つけるさえ彼にはうれしかった |
第二部(下) | 186 | ナシ | 梨 | 齧りついた梨のような味が |
第二部(下) | 190 | 背板 | 背板 | 背板(背子ともいう)を背中に負い |
第二部(下) | 190 | マツ | 松 | 松の並木の続いた木曽街道を踏んで行くことが出来る |
第二部(下) | 192 | 植林 | 植林 | 植林、耕作、養蚕、その他の道に就いた |
第二部(下) | 192 | ウメ | 梅 | 梅屋のように思い切って |
第二部(下) | 193 | 森林 | 森林 | 馬籠は森林と岩石との間であるばかりでなく |
第二部(下) | 193 | スギ | 杉 | 杉の葉の丸く束にしたものを掛け |
第二部(下) | 195 | ネジノキ | 拗の木(ひのき) | 御神木の拗の木とは何百年ぐらい経っているか |
第二部(下) | 195 | クワ | 桑 | 旧会社所跡の桑畠から |
第二部(下) | 195 | カキ | 柿 | 土手の前につづく裏庭の柿の下へ |
第二部(下) | 196 | チャ | 茶 | 茶も自分の家で造り |
第二部(下) | 196 | ツバキ | 椿 | 髪につける油まで庭の椿の実から |
第二部(下) | 196 | 藍 | 藍 | 塩と砂糖と藍より外になるべく物を買わない方針を取って来たという |
第二部(下) | 196 | 木小屋 | 木小屋 | 木小屋の方から集まって来て |
第二部(下) | 197 | 山林 | 山林事件 | 木曽谷山林事件のために |
第二部(下) | 202 | 木 | 木 | 御笏の料とした一位の木(あららぎ)を産するのでも |
第二部(下) | 202 | スギ | 杉 | 杉の葉の長く垂れ下がったような |
第二部(下) | 206 | ヒノキ | 帚木(ははきぎ) | 園原の里の「帚木」のように |
第二部(下) | 206 | 木 | 木立 | 木立も繁り栄えてはあるが |
第二部(下) | 207 | 木 | 木立 | 木立の繁り栄えて |
第二部(下) | 207 | エノキ | 榎 | 榎の実の落ちた裏の竹藪の側の細道を |
第二部(下) | 211 | キリ | 桐 | 桐の机も旧くなった |
第二部(下) | 212 | 枝 | 枝 | 枝が塀越しに高く街道の方へ延びているのは |
第二部(下) | 213 | 山林 | 山林 | 山林事件のために奔走しようとする |
第二部(下) | 213 | 完林 | 完林 | 完林に入って罪を犯し |
第二部(下) | 214 | 山林 | 山林 | こんな山林事件にまで不十分ながらも民有の権利を持ち出すようになったことを想って見た。 |
第二部(下) | 215 | 木租 | 木租(ぼくそ) | 山地には御役榑則ち木租を納めさえすればその余は自由に伐木売買を許された時代 |
第二部(下) | 215 | 山木 | 山木 | 人民が山木と共にあった時代である |
第二部(下) | 215 | 木租 | 木租(ぼくそ) | 木租の上納は廃され |
第二部(下) | 215 | 山木 | 山木 | 人民がおもな山木に離れた時代である |
第二部(下) | 215 | 木 | 五木 | 五木以外の雑木と下草とは人民の自由で |
第二部(下) | 215 | 白木 | 白木 | のみならず幕府恩賜の白木六千駄だは追い追い切り換えの方法をもって |
第二部(下) | 215 | 雑木 | 雑木 | 雑木と下草にも離れた時代である |
第二部(下) | 215 | 林 | 林 | 禁止林を立て置かるるには |
第二部(下) | 215 | 山木 | 山木 | 山木とかたりあいたいとの |
第二部(下) | 215 | 木 | 五木 | 五木の禁止が何のためにあったのか |
第二部(下) | 215 | 雑木 | 雑木 | 五木以外の雑木と下草とは人民の自由で |
第二部(下) | 215 | 伐木 | 伐木 | 山地には御役榑則ち木租を納めさえすればその余は自由に伐木売買を許された時代 |
第二部(下) | 215 | 山林 | 山林事件 | 最初彼が王滝の遠山五平らを語らい合わせて出発した当時の山林事件は、 |
第二部(下) | 216 | 用材 | 用材 | 用材に応ずる森林の保護のためにあったのか |
第二部(下) | 216 | 森林 | 森林 | 用材に応ずる森林の保護のためにあったのか |
第二部(下) | 217 | 山林 | 山林 | 山林事件にまで響いてくるので |
第二部(下) | 217 | 山林 | 山林 | 山林事件そのものが |
第二部(下) | 218 | 若葉 | 若葉 | 六月下旬の若葉の頃 |
第二部(下) | 224 | カキ | 柿 | 茂る柿の若葉は |
第二部(下) | 225 | モモ | 桃 | 桃の花の落ちている方へ |
第二部(下) | 225 | スギ | 杉 | 杉の木立の多い |
第二部(下) | 226 | 林 | 林 | 田畑や本陣林のうちを割いて |
第二部(下) | 228 | ホウ | 朴葉 | 握飯の熱いやつを朴葉に包んで |
第二部(下) | 230 | ヤナギ | 柳 | 柳並木のかげのところに |
第二部(下) | 239 | 框 | 框 | 上り框のところに腰掛けて |
第二部(下) | 239 | サクラ | 小楼 | 小楼であるが |
第二部(下) | 239 | 木材 | 木材 | 木材には事を欠かない |
第二部(下) | 239 | 木口 | 木口 | 木口もがっしりしている上に |
第二部(下) | 241 | サクラ | 桜 | 桜のすぐ前にひらいていて |
第二部(下) | 243 | ウメ | 梅 | 梅からやまざくら、山ざくらから紫つつじと |
第二部(下) | 243 | 雑木 | 雑木 | 周囲にある雑木なぞか |
第二部(下) | 243 | 草木 | 草木 | 遠い谷々の草木と呼吸を合わせるように |
第二部(下) | 243 | キリ | 桐 | 桐の机を置いて |
第二部(下) | 243 | マツ | まつが枝 | 青年時代から書きためた自作の「松が枝」 |
第二部(下) | 243 | サクラ | やまさくら | 梅からやまざくら、山ざくらから紫つつじと |
第二部(下) | 243 | ツツジ | つつじ | 梅からやまざくら、山ざくらから紫つつじと |
第二部(下) | 251 | マツ | 松 | 古松などはみだりに伐採しないだろう |
第二部(下) | 256 | 森林 | 森林 | 森林も古来の証拠に鑑み |
第二部(下) | 256 | 山林 | 山林 | 山林支局を主管する |
第二部(下) | 256 | 山林 | 山林 | 山林事件を取りあげて |
第二部(下) | 257 | 山林 | 山林 | 山林事件の出発をわすれないようにしてくれ |
第二部(下) | 267 | 山林 | 山林 | 山林事件で上の折に |
第二部(下) | 267 | アンズ | 杏 | 貰い受けてきた杏の樹が |
第二部(下) | 267 | 樹 | 樹 | あの樹はまだ和助の記憶にあるだろうかと |
第二部(下) | 272 | 林 | 林 | 林の間を暗くした頃に |
第二部(下) | 273 | スギ | 杉 | 杉の葉の円く束にしたのが |
第二部(下) | 276 | イチョウ | 銀杏 | 古い銀杏の樹の側にある |
第二部(下) | 277 | カキ | 柿 | 柿、栗、葡萄、枝豆、里芋なぞと共に |
第二部(下) | 277 | クリ | 栗 | 柿、栗、葡萄、枝豆、里芋なぞと共に |
第二部(下) | 278 | ユズ | ユズ | すり柚子の入れ加減まで |
第二部(下) | 299 | カキ | 柿 | 暗い柿の木の下に |
第二部(下) | 300 | 森林 | 森林 | 森林地帯に沿うて |
第二部(下) | 300 | 軽袗 カルサン | 軽袗(かるさん) | 軽袗ばきで |
第二部(下) | 302 | 白木 | 白木 | 白木の番所の跡があるような |
第二部(下) | 302 | 森林 | 森林 | 深い森林の間で |
第二部(下) | 302 | クリ | 栗 | 栗の多い林なぞが |
第二部(下) | 305 | マツ | まつ葉 | 山から背負って来る薪、松葉の類は |
第二部(下) | 309 | エノキ | 榎 | 一里塚の榎も |
第二部(下) | 314 | 森林 | 森林 | 深い森林地帯を貫く |
第二部(下) | 315 | スギ | 杉 | 杉の木立の光景が |
第二部(下) | 315 | 杜 | 杜 | 杜のかげになって |
第二部(下) | 318 | 木盃 | 木盃 | 小さな木盃に酒をつごうとした時 |
第二部(下) | 320 | クワ | 桑 | 桑畠を掘る最中であったといい |
第二部(下) | 323 | 白木 | 白木 | 白木のの壇の前にひざまずき |
第二部(下) | 324 | ハタンキョウ | はたんきょう | 裏庭へ巴旦杏を盗みに忍び入って |
第二部(下) | 324 | ミカン | 蜜柑 | 一ぱい蜜柑を入れていて |
第二部(下) | 324 | ミカン | 蜜柑 | その蜜柑に誘われて |
第二部(下) | 325 | アンズ | 巴旦杏 | 些細な巴旦杏や蜜柑の話に残る師匠が人柄の床しさを思った |
第二部(下) | 325 | ミカン | 蜜柑 | 些細な巴旦杏や蜜柑の話に残る師匠が人柄の床しさを思った |
第二部(下) | 329 | スギ | 杉 | 杉の木立の間である |
第二部(下) | 329 | スギ | 杉 | 杉の木立も尽きたところまで |
第二部(下) | 330 | スギ | 杉 | 杉の枯葉の落ちた細道を踏んで |
第二部(下) | 333 | 木租 | 木租(ぼくそ) | 木租 木年貢。穀物をもって納める正租に対し、役木(榑木・土居)をもって納める年貢 |
第二部(下) | 333 | ヒノキ | 桧榑 | 桧榑(ひのきくれ) 桧の榑木年貢の意。木曽山林地方で、下用米(年貢として収めた穀類を、農民に食として下げ渡したもの)の代償として収める木租に、榑木年貢と土居年貢とがあった。榑木は、山から切り出したばかりの皮のついた木材 |
第二部(下) | 333 | 網場 アバ | 網場 あば | 網場 流水中に木材を一時集めておく場所 |