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  6. 小説: 千曲川のスケッチ
小説と木
  1. クワ 24箇所
  2. カキ 17箇所
  3. マツ 12箇所
  4. サクラ 10箇所
  5. ヤナギ 6箇所
  6. リンゴ 6箇所
  7. ウメ 5箇所
  8. シラカバ 5箇所
  9. ナラ 5箇所
  10. ナシ 4箇所
  11. ケヤキ 4箇所
  12. クリ 3箇所
  13. カラマツ 3箇所
  14. スモモ 3箇所
  15. スギ 2箇所
  16. カエデ 2箇所
  17. フジ 2箇所
  18. クヌギ 2箇所
  19. カバ 2箇所
  20. ツツジ 2箇所
  21. ウルシ 1箇所
  22. カシワ 1箇所
  23. イチョウ 1箇所
  24. アケビ 1箇所
  25. アカマツ 1箇所
  26. クス 1箇所
  27. アオギリ 1箇所
  28. シャクナゲ 1箇所
  29. ナンテン 1箇所
  30. ヒノキ 1箇所
  31. ボタン 1箇所
  32. モクレン 1箇所
  33. モモ 1箇所
  34. ヤマナラシ 1箇所
  35. コデマリ 1箇所

島崎藤村 「千曲川のスケッチ」に出てくる樹木や木関係

この小説の初出は1900年、文庫本におけるページ数は187ページ
該当頁 樹種 掲載単語 該当の文章
8 松林 松林の間のなぞを
8 マツ 小松の多い岡の上では
8 スモモ すもも 梅も桜も李も殆んど同時に開く
8 サクラ 梅も桜も李も殆んど同時に開く
8 ウメ 梅も桜も李も殆んど同時に開く
9 サクラ 八重桜 教室は八重桜の樹で囲繞されていて
9 あっちの樹に隠れたり
9 こっちの枝につかまったり
9 新緑 新緑 新緑で埋れていた
9 松林 松林の間を通り
10 樹蔭 樹蔭 生々とした樹蔭が多いから
12 クワ 桑畠 桑畠の多い石垣の
14 若葉 若葉 ドロ柳の若葉のかげへ出た
14 ヤナギ 灰色なドロ柳の幹、風に動く
14 若葉 若葉 やわらかな若葉などを
15 雑木林 雑木林 それを踏んで雑木林の間にある
15 若葉 若葉 黄勝なすずしい若葉のかげで
16 ツツジ 躑躅 到るところに躑躅の花が
17 柳の葉でもこいて食ってら
17 今は木が低いから
18 アケビ あけび  アケビの花の紫色に
19 松林 松林を隔てて深い
20 松林 群立した松林
20 クワ 桑畠 浅い谷、桑畠、竹藪などが
23 樹木 樹木 畠側にある樹木も活々とした
23 カキ 多いのは、柿の樹だ
23 カキ 柿の若葉のかげを通るのも
27 茂った桜の枝の蔭を
27 サクラ 茂った桜の枝の蔭を
29 カキ 黄ばんだ柿の花は最早到る処に
29 弓の袋や、クスネの類を入れた
30 クワ 桑畠 礎ばかり残った桑畠なぞを見
31 モクレン もくれん 懐古園内の藤、木蘭、躑躅、牡丹なぞは
31 ボタン ぼたん 懐古園内の藤、木蘭、躑躅、牡丹なぞは
31 ツツジ 躑躅 懐古園内の藤、木蘭、躑躅、牡丹なぞは
31 フジ 懐古園内の藤、木蘭、躑躅、牡丹なぞは
31 新緑 新緑 最早濃い新緑の香に変って
31 マツ 黒ずんだ松の樹の下へ行って
31 松林 そこから松林の向に指すことが
31 ケヤキ 矢場を掩う欅、楓の緑も、その高い
31 カエデ 矢場を掩う欅、楓の緑も、その高い
33 クワ 桑畠 城址の桑畠には
38 松林 谷を囲んだ松林の方は
38 ヒノキ 檜葉 庭の高麗檜葉を指して見せて
39 コデマリ こでまり  小手毬の花の遅いのも
39 フジ 藤棚の下へ行くと
41 クワ 桑畠 岩石の多い桑畠の間へ出ると
42 クワ 桑の出来不出来と
44 戸板や樽を持出し
44 腰掛 腰掛 にわかごしらえの腰掛は
44 張板 張板  張板で間に合わせる
45 下の方から木の臼を転がして
48 カキ 家の周囲にある柿
48 緑葉 李なぞの緑葉からは雫が
48 緑葉 李なぞの緑葉からは雫が
48 前の日に用いた木の臼も
50 クワ 桑などが植付けてある
50 松林 谷が松林の多い崖を
51 リンゴ 林檎 林檎畠が見える
55 樹蔭 樹蔭 楢の樹蔭
55 ナラ 楢の樹蔭
55 樹蔭 樹蔭 よくその樹蔭を通る
55 ナラ 楢の古木には
55 ナラ 楢の古木には
57 草木 草木 草木にそそぐ音は
57 木の葉 木の葉のついた
57 カバ 樺色なやつや
58 樹蔭 樹蔭 途中に樹蔭もある
58 木の葉 背中に木の葉を挿して
61 城門から樹園の方へ
62 樹木 樹木 樹木が一年に
62 新芽 新芽 三度ずつ新芽を吹くとは
62 若葉 若葉 九月の若葉の時だ
62 サクラ 大きな桜の実の熟する
62 リンゴ 林檎 白ッぽい林檎の葉や
62 サクラ 紅味を含んだ桜や
62 アオギリ 青桐 淡々しい青桐などが
62 サクラ 桜の葉蔭で角力を
62 リンゴ 林檎 林檎の畠がある
62 大きな桜の実の熟する
67 マツ 石垣の上の松の間から
67 松林 共に松林の方へ入った
67 分けて「部分木の林」とと称える
67 マツ 深い松林の中へ来た
67 青松葉の枝を下したり
68 母らしい人も林の奥から
68 マツ 平坦な松林の中へ出た
68 深い林の中の空気は
70 裏の林の中へ
70 板敷 板敷 炉辺の板敷には薄縁を
71 カキ 柿は植えても
71 クリ 庭の栗の樹の蔭で
71 リンゴ 林檎 山の中で林檎を試植したら
71 ナシ 地梨の虫が上って
71 松林 松林の向うには
71 クワ 桑畠 三千坪ほどの桑畠があり
72 スギ 試植した銀杏、杉、竹などは
72 スギ 試植した銀杏、杉、竹などは
72 クリ 栗も十三俵ほど
72 樹の数は焼けて少ないとか
72 カラマツ 落葉松 落葉松の畠も見えた
72 ナシ 畠の周囲には地梨も多い
72 あの実は私達には
72 木炭 木炭 今は椚の木炭を
73 ここほど林が深くなった
73 シラカバ 白樺 白樺なぞの混った木立の中に
73 木立 白樺なぞの混った木立の中に
73 樹木 樹木 岡の上の樹木
73 シラカバ 白樺 白樺の幹は何処の林に
73 サクラ 山桜 あの山桜を丸くしたような
76 カバ 白楊、蘆、楓、漆、樺、楢、などの類が
76 カエデ 白楊、蘆、楓、漆、樺、楢、などの類が
76 ヤマナラシ やま楢し 白楊、蘆、楓、漆、樺、楢、などの類が
76 ウルシ うるし 白楊、蘆、楓、漆、樺、楢、などの類が
76 ナラ 白楊、蘆、楓、漆、樺、楢、などの類が
78 板屋根 板屋根 石を載せた板屋根
78 風呂桶が下水の溜の上に
80 シラカバ 白樺 立っている白樺の幹に明日の
82 木立 見渡せば木立もところどころ
82 枝という枝は南向に
82 シラカバ 白樺 白樺は多く落葉して高く
82 落葉 白樺は多く落葉して高く
82 ヤナギ やなぎ 細葉の楊樹は踞るように
82 細葉の楊樹は踞るように
82 柏の葉もうらがえりました
83 樹木 樹木 外の樹木の黄に枯々とした
83 雑木 雑木 そこには雑木が生茂って
83 泉に添うて枝を垂れて
84 シラカバ 白樺 白樺の下葉は最早落ちていた
84 殊に槲の葉の鳴る音を
84 ナラ 茶色な楢の立木をも見て通った
84 ナシ 背ほどの高さの小梨を見つけた
84 葉は落ち尽くして
84 赤イ実 赤い実 小さな赤い実が残っていた
84 その実を採って見ると
84 樹木 樹木 私達は樹木の少い
86 雑木林 雑木林 雑木林や平坦な耕地の
86 クワ 桑畠 ここの桑畠へ三度や
86 桑の葉は忽ち縮み上がって
86 カキ 色づいた柿の葉が面白いように
86 カキ 肉の厚い柿の葉は霜のために
86 クワ 桑の葉は忽ち縮み上がって
87 クワ 桑畠 桑畠も野菜畠も
87 カキ 裏口の柿の葉は一時に落ちて
88 木枯シ 木枯し 木枯が吹いて来た
88 木の葉 バラバラと木の葉にあたる
88 木の葉 木の葉は部屋の内までも
88 ヤナギ 流のところに立つ柳なぞは
88 クワ 桑畠 桑畠に茶褐色に残った
89 木枯シ 木枯し その日の木枯が野山を
89 樹木 樹木 樹木という樹木の枝は撓み
89 ヤナギ 幹も動揺し、柳、竹の類は
89 カキ 柿の実で梢に残ったのは
89 スモモ すもも 梅、李、桜、欅、銀杏なぞの霜葉は
89 イチョウ 銀杏 梅、李、桜、欅、銀杏なぞの霜葉は
89 ケヤキ 梅、李、桜、欅、銀杏なぞの霜葉は
89 サクラ 梅、李、桜、欅、銀杏なぞの霜葉は
89 ウメ 梅、李、桜、欅、銀杏なぞの霜葉は
90 枯葉 枯葉 春先まで枯葉の落ちない
90 クヌギ くぬぎ あの椚林を鳴らす
90 草木 草木 草木までも
90 常磐樹 常磐樹 多くの常磐樹の緑がここでは
90 アカマツ 赤松 繁茂する赤松の林なぞを
94 枯々な桑の枝
94 遠くの方に見える森の梢まで
95 カキ 畠側の柿や雑木に雀の群の
95 クワ 桑畠 茶色に成った桑畠を隔てて
101 クワ 桑畠 稲田や桑畠を隔てて
103 八幡の杜のこんもりとした
103 ケヤキ 欅の梢も暗い茶褐色に
105 カキ この女に柿をくれた
105 樹木 樹木 枯々な樹木の梢は
105 丁度日は森の中に沈んで
109 カキ 柿も持っておいでなんすか
109 松林 ある松林に行き着く頃は
109 マツ 静かな松林の中にある
109 松葉 松葉  松葉の落ち敷いた土を
109 松林 一つの松林を通越して
109 マツ また他の松林の中へ入った
110 木立 こんもりとした木立の間から
110 林に満ちた夕靄は
110 木立 暗く、木立も黒く、何となく
110 マツ 行く道は松かげに成って
110 松葉 松葉 松葉の散り敷いたところは
110 私達は林の中にたたずんで
110 松林 いくつか松林を越えて
111 松林 越えて来た松林は暗い雲のようで
113 雑木 雑木 ぶすぶす煙る雑木を
113 櫟の枝を折りくべた
113 クヌギ 櫟の枝を折りくべた
118 普請 普請 漸く普請が出来た
118 カラマツ 落葉松 真黒であった落葉松の林も見えて来た
122 マツ 私は懐古園の松に掛った
123 リンゴ 林檎 庭の林檎も倒れ臥していた
124 遠い森、枯々な梢、一帯の人家
124 クワ 桑畠 田畠もしくは桑畠に成っている
125 クワ 桑畠 枯々な桑畠で
125 シャクナゲ しゃくなげ 顔を出す石南木なぞを
130 木立 枯々な木立もさびしく
130 クワ 桑畠 石垣の間の桑畠
130 枯葉 枯葉 茶色な櫟の枯葉なぞの
132 マツ 待合室にも松が飾ってあって
132 板塀 板塀 黒塗の板塀を境にして
133 薪割を見るような道具だ
134 板敷 板敷 屠場は板敷で
134 板ノ間 板の間 横倒しに板の間の上へ
135 板ノ間 板の間 ポロリと板の間へ落ちた
135 板塀 板塀 ふと板塀の外に豚の
137 板ノ間 板の間 竹箒で板の間の血を
137 横木 横木 骨の間に横木を入れ
139 薪でも切るように
140 板ノ間 板の間 板の間の片隅には
140 クワ 桑畠 枯々な桑畠の間には
142 カラマツ 落葉松 軽井沢附近の落葉松林に俗に
142 樹氷 ナゴ (長野地方の方言) それから寒帯の地方と気候を同じくするという軽井沢附の落葉松林に俗に「ナゴ」と称えるものが氷の花のように附着するさまを想像してみたまえ。
142 クワ 桑畠 野菜畠、桑畠、皆な雪に
143 ヤナギ やなぎ 岸にある低い楊も
143 カキ 柿の樹の多い村落も
143 ところどころに見える暗い杜と
144 クリ 小布施の栗林もある
144 ナシ 路傍に梨や柿の枯枝の見える
144 ケヤキ 遠く好い欅の杜を見て置いたが
144 黄緑な髪のような梢から
144 コンモリと暗い幹の方まで
144 樹木 樹木 あの樹木の全景は忘られずにある
146 人家、雑木林、森なぞを望み
146 雑木林 雑木林 人家、雑木林、森なぞを望み
146 ヤナギ やなぎ 低い楊の沢山蹲踞っているのを
146 雑木 雑木 チラチラする雑木の霜葉の
146 水に近い楊の枯枝が船の
146 水に近い楊の枯枝が船の
150 クワ 桑畠 岸の上の桑畠の雪に
150 木片 木片 それに「いたや」の堅い木片で造った
150 木片 木片 それに「いたや」の堅い木片で造った
150 クワ 桑畠 私は桑畠の中へ橇諸共
151 「みずくさ」という木の赤い条に
157 槲の葉が北風に
157 カイ かい 槲の葉が北風に
163 塩梅 塩梅 こりゃ好い塩梅だ
165 カキ 庭には枯々な柿の樹もあった
165 カキ 日光は柿の枯枝を通して
165 横木 横木 外にある横木に倚凭って
169 古い炬燵板を取出して
169 板ノ間 板の間 煙管を炬燵板の間に差込み
171 クワ 桑畠 西向の桑畠の間を通ると
172 草木 草木 草木のことを言えば
173 ナンテン 南天 挿した南天の実は赤々と
173 板ノ間 板の間 板の間へ掛けた
174 ウメ 梅も咲くかと疑われる程
175 松林 松林の朝、その他の
176 マツ 松の多い静な小山の上に
176 マツ ここの松の下には
177 スモモ まだ枯々とした柿、李
177 カキ まだ枯々とした柿、李
177 木立 その他眼にある木立の幹も枝も
177 その他眼にある木立の幹も枝も
177 木立の幹 その他眼にある木立の幹も枝も
177 クワ 桑畠 桑畠の桑の根元までも
177 クワ 桑畠 桑畠の桑の根元までも
177 少し延びた柳の枝だ
179 モモ 守山あたりの桃畠が開けたのも
181 サクラ 三月のはじめへかけて桜、
181 ウメ 梅の蕾も次第にふくらみ
181 ウメ 湿った梅の枝が新しい
182 枯葉 枯葉 枯葉の落ちずにいる槲
182 クス 辛抱し通したような石楠木
182 サクラ 窓から見える桜の樹は
182 リンゴ 林檎 土塀に映る林檎や柿の樹影は何時まで
182 カキ 土塀に映る林檎や柿の樹影は何時まで
182 カシワ かしわ 枯葉の落ちずにいる槲
  1. 桜の実の熟する時
  2. 若菜集
  3. 千曲川のスケッチ
  4. 藤村詩集
  5. 破戒
  6. 夜明け前
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