38 |
植物 |
植物的 |
ただ単に「植物的」だからである。 |
52 |
桃色 |
桃いろ |
正に、桃いろの羽根毛でくすぐられるようなものだった。 |
61 |
鉛筆 |
鉛筆 |
神経質に芯を尖らせた鉛筆は、 |
68 |
鉛筆 |
鉛筆 |
私は、尖った鉛筆を構えて、心から満足しつつ、 |
75 |
街路樹 |
街路樹の梢 |
たとえば裸の街路樹の梢の昼のネオン管のしらじらさにも |
75 |
梢 |
街路樹の梢 |
たとえば裸の街路樹の梢の昼のネオン管のしらじらさにも |
75 |
木の芽 |
木の芽時 |
昔から云う「木の芽時」に患者が急増する傾きがある。 |
98 |
若木 |
雨後の若木 |
雨後の若木のように、よろこびの水に潤うてかかやいていね麗子は、 |
135 |
植物 |
植物的 |
根本的に植物的なところが、 |
140 |
塩梅 |
塩梅 |
よれによって認めたような塩梅だったが、 |
162 |
バラ |
赤い薔薇の花 |
大きな赤い薔薇の花とで飾られていた。 |
164 |
ハタンキョウ |
巴旦杏 |
巴旦杏のような色に燻んでいた。 |
196 |
根 |
根 |
あなたの病気のすべての根はそこにあるんだ。 |
236 |
板 |
目かくしの板 |
その目かくし板の一部が。 |
236 |
板 |
目かくしの板 |
灯のついた窓々が目かくしの板に半ばおおわれている。 |
237 |
橙色 |
橙いろの光 |
女の手らしいものが橙いろの光の箱に二本のおまけを |
242 |
縁 |
縁 |
上ったところが片方が縁になって、 |
242 |
塀 |
塀の釘 |
塀の釘に箒が吊してあった。 |
242 |
木枠 |
木枠 |
木枠で囲まれた寝間の間を先へ行ったが、 |
242 |
木枠 |
木枠 |
その木枠の中に一人ずつ、 |
243 |
櫛 |
櫛 |
その棚に女ものの櫛やマニキュア道具が置かれているのを見ると、 |