- ウメ 1箇所
- ばら 1箇所
- マツ 1箇所
- りんご 1箇所
- レモン 1箇所
三島由紀夫の小説 「鍵のかかる部屋」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1954年、文庫本におけるページ数は70ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
11 |
木苺 |
木苺 |
黒い木苺のようなそれを発見したのである。 |
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
277 |
木切 |
木切 |
属官たちは木切をストーヴに押し込んで |
278 |
杭 |
杭 |
人形の縛られた杭の根本には、 |
293 |
梢 |
大木の梢 |
大木の梢の小さな蜘蛛の巣のように |
293 |
大木 |
大木の梢 |
大木の梢の小さな蜘蛛の巣のように |
294 |
家具 |
家具 |
家具の干割れる音がした。 |
297 |
建築用材 |
建築用材 |
建築用材が雨に濡れて鮮やかな色を放っている。 |
298 |
香 |
香の匂い |
湿った冷え冷えとした香(こう)の匂いがした。 |
298 |
香炉 |
香炉 |
その前に線香を立てる香炉があった。 |
298 |
樹て |
樹て |
一本がすこし斜めに樹(た)てられた。 |
298 |
線香 |
線香 |
その前に線香を立てる香炉があった。 |
298 |
橙色 |
橙色 |
白い灰に包まれて、橙色になった。 |
305 |
ウメ |
梅 |
鉢植えの梅。 |
305 |
羽目板 |
羽目板 |
彼は手袋でベンチの羽目板にさわった。 |
305 |
家具屋 |
家具屋 |
拡声器が家具屋の広告を尖ったざらざらした女の声で放送していた。 |
306 |
鉛筆 |
鉛筆 |
女事務員が、鉛筆のさきで、毛糸の人形を |
309 |
ばら |
薔薇 |
いつも薔薇いろの頬。 |
313 |
りんご |
林檎 |
「・・・・林檎の気持ちはよくわかる」 |
325 |
マツ |
松の木 |
一雄は土手の松林の一本の松の木の下で、 |
325 |
松林 |
松林 |
一雄は土手の松林の一本の松の木の下で、 |
325 |
木 |
松の木 |
一雄は土手の松林の一本の松の木の下で、 |
336 |
森 |
森のニンフ |
「森のニンフ」というのは、池のほとりに寝ている裸婦の夢の話で、 |
337 |
森 |
森の魔 |
女は森の魔に追いかけられ、倒れ、羊歯で体をおおわれる。 |
340 |
街路樹 |
街路樹 |
あかるい街路樹の下で、 |
342 |
レモン |
檸檬いろ |
鮮やかな檸檬いろの絞りの帯をしめて、 |
342 |
木かげ |
木かげ |
窓の前の木かげに遮られて、部屋の中は暗かった。 |