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  6. 小説: 死の島
小説と木
  1. ウルシ 1箇所
  2. エンジュ 1箇所
  3. カエデ 1箇所
  4. カシ 1箇所
  5. シラカバ 4箇所
  6. ナラ 2箇所
  7. ハン 3箇所
  8. ブナ 1箇所
  9. ポプラ 8箇所
  10. ヤマウルシ 2箇所
  11. リンゴ 1箇所

三島由紀夫の小説 「死の島」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1951年、文庫本におけるページ数は18ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
11 木苺 木苺 黒い木苺のようなそれを発見したのである。

ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
224 ポプラ ポプラの景観 林檎畑やポプラの景観をくりひろげる渡島大野(おしまおおの)をすぎ、
224 ポプラ ポプラ並木 そそり立つポプラ並木の一本々々が、第一の樹から左隣りの樹へ、
224 ポプラ ポプラ 今しがた耽(ふけ)っていたポプラらしい瀟洒な思考の断片を、
224 ポプラ ポプラ どのみちポプラはおしまいまでものを考え抜くことはできない。
224 ポプラ ポプラ さらにポプラは隣りの樹にそれを投げわたす・・・
224 ポプラ ポプラ 次郎はポプラの一つが、突然身をめぐらして、
224 ポプラ ポプラ 凡庸な黒ずんだ幹ともの寂びた緑の葉室(はむら)とのポプラが眺めらけるにすぎなかった。
224 リンゴ 林檎畑 林檎畑やポプラの景観をくりひろげる渡島大野(おしまおおの)をすぎ、
224 黒ずんだ幹 凡庸な黒ずんだ幹ともの寂びた緑の葉室(はむろ)とのポプラが眺めらけるにすぎなかった。
224 第一の樹 そそり立つポプラ並木の一本々々が、第一の樹から左隣りの樹へ、
224 隣りの樹 そそり立つポプラ並木の一本々々が、第一の樹から左隣りの樹へ、
224 さらにポプラは隣りの樹にそれを投げわたす・・・
224 葉室 緑の葉室 凡庸な黒ずんだ幹ともの寂びた緑の葉室(はむろ)とのポプラが眺めらけるにすぎなかった。
226 ポプラ ポプラ 彼は光によろめいている一本のポプラを見たのだった。
227 カシ 樫の梢 鬱然たる樫の梢を風が深い音色をたててしばしば渡っていた。
227 樫の梢 鬱然たる樫の梢を風が深い音色をたててしばしば渡っていた。
227 木下道 木下道 彼は大沼公園の落葉に埋もれた木下道へ歩み入った。
227 落葉 落葉 彼は大沼公園の落葉に埋もれた木下道へ歩み入った。
228 公園の森 深閑とした広大な公園の森を見まわした。
228 人工的な森 この人工的な森、この人工的な自然の構図のなかには、
228 落葉 落葉 落葉の堆積を戯れに靴先で蹴ちらした。
229 朝毎に森のあたかも真東の隙間から、
229 美しい木目の板 美しい木目の板が透かし見られる水びたしの座席には、
229 木目 美しい木目の板 美しい木目の板が透かし見られる水びたしの座席には、
229 葉ごもり その葉ごもりの一角に水の反映がゆらめいているりを
230 さし出された櫂は水の面にたまたま明るい平手打を喰らわされた。
231 ウルシ 山漆の紅葉 相接した小島のあいだの山漆の紅葉の反映てで火のように赤い水路をとおったのである。
231 紅葉 山漆の紅葉 相接した小島のあいだの山漆の紅葉の反映てで火のように赤い水路をとおったのである。
231 次郎は不器用に櫂をあやつりながら、
231 次郎は櫂の手を休めた。
232 葉ごもり 島と島とが葉ごもりの煌(きら)めきで以て目くばせをするのを
233 オール オール 交叉させたオールに凭りかかっていた青年の
233 灌木の枝 灌木の枝に纜(とも)を結びつけ、
233 落葉 落葉 湿った落葉の貼りついた靴底をながながと
233 灌木 灌木の枝 灌木の枝に纜(とも)を結びつけ、
234 シラカバ 白樺の白い幹 水明りはそのはんのきの黒い幹と白樺の白い幹の根方を明るませ、
234 どんぐり どんぐり 次郎の脚下の草にはいくつかのどんぐりが落ち、
234 はん はんのきの黒い幹 水明りはそのはんのきの黒い幹と白樺の白い幹の根方を明るませ、
234 はんのきの黒い幹 水明りはそのはんのきの黒い幹と白樺の白い幹の根方を明るませ、
234 白樺の白い幹 水明りはそのはんのきの黒い幹と白樺の白い幹の根方を明るませ、
234 根方 根方 水明りはそのはんのきの黒い幹と白樺の白い幹の根方を明るませ、
234 四語本の樹がすくすくと無造作にのびている。
234 笮(せま)い草生と数本の樹だけの小島は、
234 樹間 樹間 そこで白い帆が木(こ)の間をよぎってゆくさまは、大股に樹間をすぎる白い大きな人影
234 樹々 樹々の梢 島の多からぬ樹々の梢をとよもした。
234 樹々の梢 島の多からぬ樹々の梢をとよもした。
234 落葉、梢をわたる風の音などが一せいに起こった。
234 木の間 そこで白い帆が木(こ)の間をよぎってゆくさまは、大股に樹間をすぎる白い大きな人影
234 木立 木立 水からじかに生い立ったような木立が、
234 落葉 落葉 落葉、梢をわたる風の音などが一せいに起こった。
237 シラカバ 白樺 丈高いはんのきや白樺は風にしなやかに梢の葉をざわめかせていた。
237 シラカバ 白樺 白樺の幹に大きな髪切虫が、
237 はん はんのきの落葉を 草叢はんのきの落葉を載せて雨後のようにみずみずしく
237 木の幹 次郎は木の幹から手を離した。
237 梢の葉を 丈高いはんのきや白樺は風にしなやかに梢の葉をざわめかせていた。
237 木の幹 次郎は木の幹から手を離した。
237 梢の葉を 丈高いはんのきや白樺は風にしなやかに梢の葉をざわめかせていた。
237 落葉 はんのきの落葉を 草叢はんのきの落葉を載せて雨後のようにみずみずしく
238 木かげ 木かげに 木かげに蔽われた緑ふかい水が流れていた。
239 ナラ 楢の幹 楢の幹にまつわる蔦も、山漆も一様に紅葉(もみじ)している。
239 ヤマウルシ 山漆 楢の幹にまつわる蔦も、山漆も一様に紅葉(もみじ)している。
239 楢の幹 楢の幹にまつわる蔦も、山漆も一様に紅葉(もみじ)している。
239 紅葉 紅葉 楢の幹にまつわる蔦も、山漆も一様に紅葉(もみじ)している。
239 灌木 灌木 彼は又しても汀の灌木につないであった纜を解いた。
240 エンジュ 山漆や楢やはんのきや楓や槐や白樺や橅の生い茂る島から島へ、
240 カエデ 山漆や楢やはんのきや楓や槐や白樺や橅の生い茂る島から島へ、
240 シラカバ 白樺 山漆や楢やはんのきや楓や槐や白樺や橅の生い茂る島から島へ、
240 ナラ 山漆や楢やはんのきや楓や槐や白樺や橅の生い茂る島から島へ、
240 はん はんのき 山漆や楢やはんのきや楓や槐や白樺や橅の生い茂る島から島へ、
240 ブナ 山漆や楢やはんのきや楓や槐や白樺や橅の生い茂る島から島へ、
240 たとえば森の下蔭や、鬱蒼とした木立の下から
240 木立 木立 たとえば森の下蔭や、鬱蒼とした木立の下から
241 ヤマウルシ 山漆 山漆や楢やはんのきや楓や槐や白樺や橅の生い茂る島から島へ、
  1. 果実
  2. 怪物
  3. 祈りの日記
  4. 江口初女覚書
  5. 彩絵硝子
  6. 山の魂
  7. 死の島
  8. 慈善
  9. 美神
  10. 蘭陵王
  11. 訃音
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