180 |
アカマツ |
赤松 |
頂きの赤松の梢に羽を休めたとき、 |
180 |
アカマツ |
赤松の梢 |
赤松の梢をすりぬけて、天高く飛び翔(た)った。 |
180 |
マツ |
松の幹 |
この猛禽の羽色は松の幹と大差がない。 |
180 |
幹 |
松の幹 |
この猛禽の羽色は松の幹と大差がない。 |
180 |
梢 |
梢 |
頂きの赤松の梢に羽を休めたとき、 |
180 |
梢 |
梢 |
しかし入日が梢をあかあかと照らしているので、 |
180 |
梢 |
赤松の梢 |
赤松の梢をすりぬけて、天高く飛び翔(た)った。 |
181 |
フジ |
藤棚 |
藤棚にとび交う蜂の羽音だと気づくには数分を要した。 |
183 |
ウメ |
梅の古木 |
楊弓で猫を射て、その首を斬って梅の古木に枭(さら)した。 |
183 |
古木 |
梅の古木 |
楊弓で猫を射て、その首を斬って梅の古木に枭(さら)した。 |
183 |
楊弓 |
楊弓 |
楊弓で猫を射て、その首を斬って梅の古木に枭(さら)した。 |
184 |
根も葉もない |
根も葉もない |
罵詈雑言や根も葉もない噂や醜聞のたぐいをほとほと愛した。 |
188 |
ヒノキ |
檜の厚板 |
湯涌に浸っている子供の頭上に檜の厚板の蓋を密閉したのである。 |
188 |
蓋 |
蓋 |
蓋を密閉した風呂桶に腰掛けている。 |
188 |
厚板 |
檜の厚板 |
湯涌に浸っている子供の頭上に檜の厚板の蓋を密閉したのである。 |
188 |
湯涌 |
湯涌 |
湯涌に浸っている子供の頭上に檜の厚板の蓋を密閉したのである。 |
188 |
風呂桶 |
風呂桶 |
蓋を密閉した風呂桶に腰掛けている。 |
190 |
藤棚 |
藤棚 |
藤棚には今日も蜂が飛び交わしていた。 |
192 |
果樹 |
果樹の木の肌の |
陽炎を立てる果樹の木の肌のような匂いが入りまじりっていた。 |
192 |
木 |
果樹の木の肌の |
陽炎を立てる果樹の木の肌のような匂いが入りまじりっていた。 |
198 |
アカマツ |
赤松の枝 |
赤松の枝には小鳥が群がって囀(さえず)っていたし、 |
198 |
タイサンボク |
泰山木 |
庭の泰山木は野暮な造花のような大柄の花をつけた。 |
204 |
枝 |
赤松の枝 |
赤松の枝には小鳥が群がって囀(さえず)っていたし、 |
204 |
框 |
窓框 |
手鏡を窓框に立てかけて、 |
204 |
框 |
窓框 |
鏡台がないので手鏡を窓框に立てかけて、 |