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小説と木
  1. ヤナギ 2箇所

山崎豊子の小説「しぶちん」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1965年、文庫本におけるページ数は29ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
126 材木 材木問屋 東横堀の材木問屋、山田万治郎は、
125 下駄 利休下駄 歯のチビた利休下駄を履いて通り過ぎると、
125 材木 材木問屋 長堀橋の材木問屋岩井庄兵衛の店を頼った。
129 行李 行李 それを行李の底へ貯金した。
131 材木 材木問屋 材木問屋は軍用資材もあって、特に取引が賑わった。
131 材木 材木問屋 材木問屋の商いには、店先に座って小売りの材木屋に応対する役と、店の裏の材木倉庫へ、山から伐(き)り出された木材を荷入れする役との二通りがある。
131 材木 材木問屋 材木問屋の商いには、店先に座って小売りの材木屋に応対する役と、店の裏の材木倉庫へ、山から伐(き)り出された木材を荷入れする役との二通りがある。
131 材木 材木倉庫 材木問屋の商いには、店先に座って小売りの材木屋に応対する役と、店の裏の材木倉庫へ、山から伐(き)り出された木材を荷入れする役との二通りがある。
131 木材 木材 材木問屋の商いには、店先に座って小売りの材木屋に応対する役と、店の裏の材木倉庫へ、山から伐(き)り出された木材を荷入れする役との二通りがある。
132 材木 材木 伐り出しの材木が入荷する度に、
132 材木 材木仲仕 万七は、材木仲仕にたちまじって、柄は小さいけれど、利休下駄のように
132 下駄 利休下駄 万七は、材木仲仕にたちまじって、柄は小さいけれど、利休下駄のように
132 材木 材木 材木を担いで荷受けした。材木仲仕たちは、丁稚なみによう働く手代さんやと評判したが、
132 材木 材木仲仕 材木を担いで荷受けした。材木仲仕たちは、丁稚なみによう働く手代さんやと評判したが、
132 材木 材木 材木は地方からの船積みで一旦、大阪湊へ入り大八車で入荷する場合と、
132 河川伝いに筏で回送されて来る場合とがある。
132 筏組 筏組は、ポンポン船に曳かれて、店の裏を流れている長堀川に入り、
132 舟板 舟板 舟板を揺するようにして川岸へ運び上げ、
132 材木 材木 それに岩庄の材木だけでなく、他店の材木も一緒に筏組みして回送しているから、
132 材木 材木 それに岩庄の材木だけでなく、他店の材木も一緒に筏組みして回送しているから、
132 筏組 それに岩庄の材木だけでなく、他店の材木も一緒に筏組みして回送しているから、
133 木遣 木遣 その日に限って威勢良く木遣(きや)りを唄いながら、
133 材木 材木仲仕 どんどん運び入れ、材木仲仕が荷受帳を持った手代の前を、
133 材木 材木 材木仲仕にたちまじって、材木を担ぎながら、
133 材木 材木 材木仲仕にたちまじって、材木を担ぎながら、
133 行李 行李 万七の行李底の貯金を知っているおかねであった。
136 板敷 板敷 万七も板敷の台所へ入って来た。
137 ヤナギ 柳行李 丁稚時代からの柳行李へきちんと入れなおした。
137 行李 柳行李 丁稚時代からの柳行李へきちんと入れなおした。
138 材木 材木問屋 大きな材木問屋からまた買いするのが当時の通例であったが、
138 材木 材木仲仕 材木仲仕にたちまじり、肩に材木を担いで荷受けしたという評判が、
138 材木 材木 材木仲仕にたちまじり、肩に材木を担いで荷受けしたという評判が、
138 筏組 紀ノ川から大阪へ筏組みを回送するポンポン船に便乗した。
138 筏組 筏組みにまで乗る商い根性に肩入れしてしまい、
138 木材 木材 後勘定で、とんどん木材を送りつけて。
138 ヤナギ 柳行李 柳行李から木箱にかえた鋲付きの頑丈な銭箱であった。
139 行李 柳行李 柳行李から木箱にかえた鋲付きの頑丈な銭箱であった。
139 木箱 木箱 柳行李から木箱にかえた鋲付きの頑丈な銭箱であった。
140 材木 材木 大きな材木だけでなく細かい板売りなどする店はなかったが、
140 板売 大きな材木だけでなく細かい板売りなどする店はなかったが、
140 板売 わざわざ、『板売りします』と書いた札を店先に掲げた。
141 板売 薄利で手間のかかる板売りを面倒がるようだった。
141 材木 材木 いま、大きな材木ばっかしで、手もとに板売りの木がおまへんので
141 板売 板売 いま、大きな材木ばっかしで、手もとに板売りの木がおまへんので
141 いま、大きな材木ばっかしで、手もとに板売りの木がおまへんので
141 吉野材 吉野材 表口にたてかけた吉野材の陰で、
141 板売りの木 この通り、たんと板売りの木あるやないか、なんで無いい云うたんや
141 板売りの木 この通り、たんと板売りの木あるやないか、なんで無いい云うたんや
141 材木 材木 倉庫横は、終始、材木をたてかけているから、
142 木切れ 木切れ 木切れの端で掘ってみても、遅々として進まなかった。
146 材木 材木 裏の川岸に上る材木の荷受けまで、
147 屋根板 屋根板 屋根板は、裏の材木倉庫にずっしり積み上げられている。
147 材木 材木倉庫 屋根板は、裏の材木倉庫にずっしり積み上げられている。
147 いずれも望み次第の板があり、棟梁は、大工冥利を喜んだ。
147 棟梁 棟梁 いずれも望み次第の板があり、棟梁は、大工冥利を喜んだ。
147 大工 大工 いずれも望み次第の板があり、棟梁は、大工冥利を喜んだ。
147 大工 大工 若い大工も肩に担ぐと、挽き粉が散るような新板を持ち、
147 挽き粉 挽き粉 若い大工も肩に担ぐと、挽き粉が散るような新板を持ち、
147 新板 新板 若い大工も肩に担ぐと、挽き粉が散るような新板を持ち、
147 いま倉から出したはる木、どないしはりますねん
148 材木 材木 材木倉庫の裏側に屋根の低い納屋があった。
148 杉板 杉板 杉板を使った厚味のある折り箱で、
148 材木屋 材木屋 材木屋やからいうて、無料で木使わんといておくれやす。
148 材木屋やからいうて、無料で木使わんといておくれやす。
148 材木屋 材木屋 材木屋のくせに折箱で屋根を直したというので、"折板のしぶ万"というきわめつきの仇名がつき、
148 折箱 折箱 材木屋のくせに折箱で屋根を直したというので、"折板のしぶ万"というきわめつきの仇名がつき、
148 折板 折板 材木屋のくせに折箱で屋根を直したというので、"折板のしぶ万"というきわめつきの仇名がつき、
150 材木商 材木商 材木商の同業組合で山田万治郎が、大阪商工会議所の議員になった祝賀会を
150 床柱 床柱 正面の床柱の前に座っていたが、
  1. 沈まぬ太陽
  2. 約束の海
  3. 船場狂い
  4. 死亡記事
  5. 持参金
  6. しぶちん
  7. 遺留品
  8. 花のれん
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