マツ 2箇所
マキ 1箇所
ヒノキ 1箇所
スギ 1箇所
サクラ 1箇所
カエデ 1箇所

山崎豊子の小説「持参金」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1980年、文庫本におけるページ数は33ページ

ページ	元樹種	掲載樹種	掲載言葉
92	上り框	上り框	通庭(とおりにわ)を伝えて、中の間の上り框から次の間に通ると、
93	書院造り	書院造り	広さ十畳、書院造り、長押(なげし)無しの奥座敷になる。
93	長押	長押	広さ十畳、書院造り、長押(なげし)無しの奥座敷になる。
93	床廻	床廻	床廻りも嫌味のない簡素な感じで、縁側は楓の木らしい、
93	縁側	縁側	床廻りも嫌味のない簡素な感じで、縁側は楓の木らしい、
93	カエデ	楓の木	床廻りも嫌味のない簡素な感じで、縁側は楓の木らしい、
93	板	板	どっしりした分厚い板が、丹念に拭きこまれて黒光りしている。
93	マキ	槙	前栽(ぜんさい)は、棕櫚竹、槙、樫、松などの常磐木ばかりで埋められている。
93	カシ	樫	前栽(ぜんさい)は、棕櫚竹、槙、樫、松などの常磐木ばかりで埋められている。
93	マツ	松	前栽(ぜんさい)は、棕櫚竹、槙、樫、松などの常磐木ばかりで埋められている。
93	常磐木	常磐木	前栽(ぜんさい)は、棕櫚竹、槙、樫、松などの常磐木ばかりで埋められている。
93	床の間	床の間	床の間を背にして敷かれた四枚の座布団の上へ
96	敷居	敷居	押し出されたようにして、敷居際へ座った。
101	マツ	松	松や杉や檜の樹影(こかげ)が写っている泉水の側を通って、
101	スギ	杉	松や杉や檜の樹影(こかげ)が写っている泉水の側を通って、
101	ヒノキ	檜	松や杉や檜の樹影(こかげ)が写っている泉水の側を通って、
101	樹影	樹影(こかげ)	松や杉や檜の樹影(こかげ)が写っている泉水の側を通って、
101	柾目	柾目	柾目の通った台に、茄子紺(なすこん)の鼻緒(はなお)をすげた下駄が、
108	樹々	樹々	そこは山科の奥で、深い樹々の繁みに、
109	若葉	若葉	若葉の裏にまで白い日溜(ひだまり)りがあるようだった。
116	格子	大阪格子	大阪格子に掩(おお)われた薄暗い店の間の中に、
118	樹	樹々	この辺から樹々の繁みが深くなり、
118	樹	樹々	京阪電車が、樹々の繁みを隔てて、
119	サクラ	満開の桜	満開の桜がうす桃色に輝き出した。