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小説と木
  1. ラカバ 2箇所
  2. カエデ 2箇所
  3. イチョウ 2箇所
  4. レバノン杉 1箇所
  5. スギ 1箇所
  6. シュロ 1箇所
  7. シイ 1箇所

松本清張の小説「空の城」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1978年、文庫本におけるページ数は535ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
16 カエデ 楓の葉 その真ん中に楓の葉が掌をひろげていた。
16 楓の葉 その真ん中に楓の葉が掌をひろげていた。
65 檣頭 檣頭 女王号も檣頭(しょうとう)に赤い楓の国旗と、
65 カエデ 赤い楓 女王号も檣頭(しょうとう)に赤い楓の国旗と、
22 道路脇の森に黒クマ、ムース大鹿、キツネなどが歩いているのが見えるんです。
67 デッキ デッキ クオーター・デッキの、やはり濃紺色を主調にした
67 デッキ デッキ ボート・デッキを吹き抜けにした2階造りの、
72 木材 木材運搬船 ウチの木材運搬船の長期取引の実績があるさかい、
83 針葉樹 針葉樹林 一面の針葉樹林の中に蜃気楼のようにそびえたつ大工場に、
84 樹林 樹林 山塊と密生した樹林の丘陵以外には何もない中に、
85 針葉樹 針葉樹 ゆるやかな起伏をくりかえす針葉樹ばかりの山林の中に多くの坂や低い峠をもっていた。
85 山林 山林 ゆるやかな起伏をくりかえす針葉樹ばかりの山林の中に多くの坂や低い峠をもっていた。
96 森林 森林 寒帯の森林と冷たい海のほかには一物もない僻地に、
101 森林 森林 森林も、海も、島も、断崖も、汐かせの闇の中に包み込まれた中で、
103 イチョウ 銀杏(いちょう) 氷川神社の銀杏(いちょう)もが山吹色となつた
103 雑木 雑木林 暗い色の雑木林の中にこの樹が多い。
103 暗い色の雑木林の中にこの樹が多い。
103 シイ 緑青(ろくしょう)のふいた屋根の上には椎の茂みが黒くのしかかっている。
104 イチョウ 銀杏 「この銀杏の葉は何というのやな」
105 「この銀杏の葉は何というのやな」
105 ムラは梢を見上げて臆病そうに答えた。
105 葉の先の腐った部分は茶色になってる。
105 葉の花色や鬱金色や黄朽葉色や金茶色やいうてな・
105 朽葉 黄朽葉色 葉の花色や鬱金色や黄朽葉色や金茶色やいうてな・
106 スギ 杉木立 二人は杉木立の間を歩き、
106 木立 杉木立 二人は杉木立の間を歩き、
113 落葉 落葉 いまの要造にとって落葉の一枚よりも興味のない記事であった。
166 材木 材木 南米の材木買い付けにつきニューヨークに来られ、
167 木材 木材 河井氏は木材畑で、世辞に疎いという評を耳にしますが、
180 落葉 落葉 それをC囲む花壇の燻(くす)んだ緑の上に落葉の腐った黄色い断片が引っかかっていた。
180 街路樹 街路樹 街路樹はあらかた裸の梢になっていた。
186 森林 森林 遠景に残雪をいただく連山と涯(はて)しない森林と、
186 森林 森林地帯 それら荒涼たるカナダの森林地帯は、
186 森林 森林 このような近代的な製油工事を凍土地帯に接した森林のまんなかに据えた未来の
191 松脂 松脂 半分を飲んだとき鼻に松脂の匂いが漂った。
191 森林 森林 ニュファンドランドの森林の臭いのような気がした。
192 レバノン杉 レバノン杉 レバノン杉で造った船で地中海をわがもの顔に乗りまわし、
192 木材 木材 バルト海の琥珀・木材、スペインの銀
194 小枝 小枝 あおぐろい血管が皮膚の下に木の小枝を入れたようにふくれ上がっている。
239 シュロ 棕櫚の葉 応接間は窓が小さいうえに棕櫚の葉か重なって垂れ、
239 棕櫚の葉 応接間は窓が小さいうえに棕櫚の葉か重なって垂れ、
314 並木 並木 これまで建物や並木の影を拾って歩いていた人々が、
314 並木 並木 その並木の葉が黄色くなり、分離帯の植物に赤い花が群がっていた。
314 その並木の葉が黄色くなり、分離帯の植物に赤い花が群がっていた。
330 自然林 自然林 東西二キロを自然林の中から切り開いて工場にしたところで、
330 針葉樹 針葉樹 広漠とした針葉樹の森林の中では砂粒の塊のようなものだった。
330 森林 森林 広漠とした針葉樹の森林の中では砂粒の塊のようなものだった。
330 森林 森林地帯 が、その森林地帯にしても、
333 森林 森林 森林に棲むムース大鹿や黒クマやキツネなどの動物も不安げに
342 針葉樹 針葉樹林 製油所は、針葉樹林と白樺林の土にのぞく銀色の塔(タワー)群と中空に
342 シラカバ 白樺林 製油所は、針葉樹林と白樺林の土にのぞく銀色の塔(タワー)群と中空に
497 漁船の港を見下ろす坂の木は小さな芽を出していた。
497 木立 木立 セントジェームスパークの木立には裸梢が大部分となり、堆積する色彩的な落葉を掃除人が掃き集めていた。
497 裸梢 セントジェームスパークの木立には裸梢が大部分となり、堆積する色彩的な落葉を掃除人が掃き集めていた。
497 落葉 色彩的な落葉 セントジェームスパークの木立には裸梢が大部分となり、堆積する色彩的な落葉を掃除人が掃き集めていた。
519 シラカバ 白樺 ハイウェイの両側に白樺をまじえたの針葉樹の森林地帯がつづいた。
519 針葉樹 針葉樹 ハイウェイの両側に白樺をまじえたの針葉樹の森林地帯がつづいた。
519 森林 森林地帯 ハイウェイの両側に白樺をまじえたの針葉樹の森林地帯がつづいた。
519 南側の樹の間に、
519 深い森 敏捷(びんしょう)な兎など野生動物の棲む深い森は、
519 森林 森林 半分霧ににかくれた森林は涯しなくつづいた。
519 ところどころそうした森に囲まれる湖沼や川かあり、
519 小雨がまだ残っていて、森はれていた。
519 右側の森の上を探るように運転手は見い見いしていたが、
520 森林 森林 森林の上にミナレットのような高塔が無数にひろがって空に聳(そび)えているのを
520 天地ただ森の中に、
520 木の板 門は木の板を組み、
520 木の板 門は木の板を組み、
520 タクシーは森の中のゆるやかな坂の枝道に入った。
520 森林 森林 にわかに森林が左右に大きく展(ひら)け、
521 森の一部のように静まり帰っていた。
521 密林 密林 密林の奥深く進んだ探検隊が、
526 針葉樹 針葉樹 せまい道の両側の針葉樹の葉は小雨と霧で天鵞絨(ビロード)の糸のように濡れ、
526 せまい道の両側の針葉樹の葉は小雨と霧で天鵞絨(ビロード)の糸のように濡れ、
527 森林 森林地帯 森林地帯を長く走って、矢野がセントジョーンズ市に入ったのは
  1. 黒革の手帖
  2. 点と線
  3. 半生の記
  4. 空の城
  5. 眠の気流
  6. 暗線
  7. 結婚式
  8. たづたづし
  9. 喪失の儀礼

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