ヤナギ |
お手玉 |
136 |
柳の並木道 |
両岸の柳の並木道には雪洞(ぼんぼり)が連なり、 |
シラカンバ |
たづたづし |
214 |
白樺 |
路は坂にかかり、やがて白樺の林や、屋根に石を載せた村落が |
シラカンバ |
たづたづし |
216 |
白椛 |
あの白樺と灌木の林の中に、白い骨が少しつつ |
バラ |
たづたづし |
218 |
薔薇色 |
この薔薇色に輝く将来が滅茶滅茶になってはならない。 |
ウメ |
影 |
249 |
梅 |
山峡は梅と桃の花がさかりだつた。 |
モモ |
影 |
249 |
桃 |
山峡は梅と桃の花がさかりだつた。 |
ウメ |
影 |
252 |
梅 |
晩の支度も梅じゃけん、そがいに名のある小説家ではなさそうじゃの」 |
シタン |
影 |
287 |
紫檀 |
それまで高嶺の花だと思っていた紫檀の仕事机も、 |
イチョウ |
家紋 |
114 |
銀杏の樹 |
高い銀杏の樹を旗印のように持った大屋根の信養寺があった。 |
イチョウ |
家紋 |
116 |
銀杏の樹 |
境内に大きな銀杏の樹があるのだが、 |
イチョウ |
家紋 |
116 |
銀杏の樹 |
墓地にも小さな銀杏の樹があった。 |
シュロ |
拐帯行 |
77 |
棕櫚 |
植込みの樹が多い。南らしく棕櫚が葉を空にひろげていた。 |
シュロ |
拐帯行 |
77 |
棕櫚の間 |
その棕櫚の間を二人連れで歩いているのは |
マツ |
寒流 |
336 |
梅と松 |
二間床には梅と松とを描いた双福がかかっている。 |
ウメ |
寒流 |
336 |
梅と松 |
二間床には梅と松とを描いた双福がかかっている。 |
マツ |
巨人の磯 |
135 |
松 |
長さ二キロの松を主体にした雑木林で、 |
マツ |
巨人の磯 |
136 |
松は低く |
岬のほうは地面が硬い岩盤だけに松は低く、砂地の松は当然に伸びて大きい。 |
マツ |
巨人の磯 |
136 |
砂地の松 |
岬のほうは地面が硬い岩盤だけに松は低く、砂地の松は当然に伸びて大きい。 |
マツ |
巨人の磯 |
137 |
松 |
貸別荘を収容する松や灌木の小森林の西端に当たった。 |
マツ |
巨人の磯 |
137 |
松の根方 |
砂の上に盛り上がった松の根方に腰を下ろして海を眺めていた。 |
マツ |
巨人の磯 |
138 |
松の根方 |
松の根方に腰を下ろした画伯はそこから妻が |
バラ |
巨人の磯 |
144 |
薔薇色 |
空いちめんに薔薇色を映えさせた。 |
マツ |
巨人の磯 |
144 |
松 |
矮小で横に繁みを深めていた。松も大きくなく、 |
マツ |
巨人の磯 |
145 |
松 |
和風の小さな家の横は、松も雑木も草も刈られ、 |
マツ |
巨人の磯 |
145 |
松の木 |
伐り残された松の木と木の枝の間に張ったハンモックの |
マツ |
巨人の磯 |
160 |
松 |
砂浜の松に腰を下ろしてぼんやりとしていた。 |
マツ |
巨人の磯 |
163 |
松の木 |
松の木の下に落ちていました」 |
マツ |
巨人の磯 |
170 |
松の茂み |
矮小な松の茂みの下にその死体を見つけたのは |
バラ |
巨人の磯 |
174 |
薔薇色 |
空いっぱいに輝く薔薇色をひろげ、 |
マツ |
巨人の磯 |
219 |
松の木 |
石垣の上には松の木が繁っていた。 |
マツ |
巨人の磯 |
221 |
松や桜の並木 |
両側は松や桜の並木になっていた。 |
サクラ |
巨人の磯 |
221 |
松や桜の並木 |
両側は松や桜の並木になっていた。 |
ウメ |
巨人の磯 |
246 |
梅林 |
温泉はありません。梅林はありますが」 |
ウメ |
巨人の磯 |
259 |
梅林 |
ぼくが生まれたところで、梅林の名所です。 |
マツ |
巨人の磯 |
274 |
松 |
丘陵上の道の西側は鬱蒼とした杉、松、樅、欅、樫、檍(もちのき)、それに榊が密生している。 |
モチノキ |
巨人の磯 |
274 |
檍 |
丘陵上の道の西側は鬱蒼とした杉、松、樅、欅、樫、檍(もちのき)、それに榊が密生している。 |
サカキ |
巨人の磯 |
274 |
榊 |
丘陵上の道の西側は鬱蒼とした杉、松、樅、欅、樫、檍(もちのき)、それに榊が密生している。 |
カシ |
巨人の磯 |
274 |
樫 |
丘陵上の道の西側は鬱蒼とした杉、松、樅、欅、樫、檍(もちのき)、それに榊が密生している。 |
スギ |
巨人の磯 |
274 |
杉 |
丘陵上の道の西側は鬱蒼とした杉、松、樅、欅、樫、檍(もちのき)、それに榊が密生している。 |
ケヤキ |
巨人の磯 |
274 |
欅 |
丘陵上の道の西側は鬱蒼とした杉、松、樅、欅、樫、檍(もちのき)、それに榊が密生している。 |
スギ |
巨人の磯 |
282 |
杉林 |
外の杉林の中を彷徨していたか、それは分からない。 |
カシ |
凶器 |
360 |
円筒形の樫 |
円筒形の樫である。 |
カシ |
凶器 |
360 |
樫棒 |
金棒とか、かたい樫棒みたいなものだな」 |
マツ |
凝視 |
215 |
松の樹 |
玄関前には松の樹をとり合わせた前栽があり、 |
カエデ |
空の城 |
16 |
楓の葉 |
その真ん中に楓の葉が掌をひろげていた。 |
カエデ |
空の城 |
65 |
赤い楓 |
女王号も檣頭(しょうとう)に赤い楓の国旗と、 |
デッキ |
空の城 |
67 |
デッキ |
クオーター・デッキの、やはり濃紺色を主調にした |
シイ |
空の城 |
103 |
椎 |
緑青(ろくしょう)のふいた屋根の上には椎の茂みが黒くのしかかっている。 |
イチョウ |
空の城 |
103 |
銀杏(いちょう) |
氷川神社の銀杏(いちょう)もが山吹色となつた |
イチョウ |
空の城 |
104 |
銀杏 |
「この銀杏の葉は何というのやな」 |
スギ |
空の城 |
106 |
杉木立 |
二人は杉木立の間を歩き、 |
レバノン杉 |
空の城 |
192 |
レバノン杉 |
レバノン杉で造った船で地中海をわがもの顔に乗りまわし、 |
シュロ |
空の城 |
239 |
棕櫚の葉 |
応接間は窓が小さいうえに棕櫚の葉か重なって垂れ、 |
シラカンバ |
空の城 |
342 |
白樺林 |
製油所は、針葉樹林と白樺林の土にのぞく銀色の塔(タワー)群と中空に |
シラカンバ |
空の城 |
519 |
白樺 |
ハイウェイの両側に白樺をまじえたの針葉樹の森林地帯がつづいた。 |
モミジ |
見送って |
86 |
もみぢ葉 |
もみぢ葉の色いまだしハ瀬の路 紅(あか)きは君がみされと見し |
ケヤキ |
交通事故死亡1名 |
8 |
ケヤキ |
そこにはケヤキの木立が径の上に枝を掩(おお)いかけている。 |
ケヤキ |
交通事故死亡1名 |
8 |
ケヤキの林 |
樹齢の経ったケヤキの林は高々と空に伸び、 |
ケヤキ |
黒革の手帖 |
35 |
欅 |
欅の茂みが |
ドウダンツツジ |
黒革の手帖 |
38 |
ドウダンツツジ |
満天星だと知れた |
ヤナギ |
黒革の手帖 |
45 |
柳 |
柳が繁茂して垂れ下がっていた |
ヤナギ |
黒革の手帖 |
45 |
柳 |
二本の大きな柳は |
ヤナギ |
黒革の手帖 |
46 |
柳 |
重い柳の下から |
イチョウ |
黒革の手帖 |
103 |
銀杏 |
銀杏並木の下に |
イチョウ |
黒革の手帖 |
103 |
銀杏 |
銀杏並木と |
カシ |
黒革の手帖 |
104 |
樫 |
樫のドアは |
ヒマラヤスギ |
黒革の手帖 |
131 |
ヒマラヤ杉 |
ヒマラヤ杉なども植えてある |
ドウダンツツジ |
黒革の手帖 |
239 |
ドウダンツツジ |
植込みは満天星 |
ケヤキ |
黒革の手帖 |
239 |
欅 |
欅の葉が繁っていた |
マツ |
黒革の手帖 |
278 |
松 |
植込みの松の二、三本と |
あじさい |
黒地の絵 |
118 |
あじさい模様 |
藍色のが皺だらけによじれていた。 |
アンズ |
坂道の家 |
586 |
杏のような匂い |
すかに、杏のような匂いのする口臭がただよった。 |
スギ |
坂道の家 |
588 |
垣根の杉 |
垣根の杉が鼻に匂ったのは、平常にないことで、 |
シラカンバ |
指 |
21 |
白樺 |
畳の上のストーブの前に白樺の切ったのを積み上げて、 |
サクラ |
時間の習俗 |
26 |
桜 |
春は桜、夏はキャンプ、秋は紅葉、 |
ミカン |
時間の習俗 |
31 |
蜜柑の皮 |
男は蜜柑の皮をむきながら、 |
マツ |
時間の習俗 |
77 |
松の梢 |
松の梢の間から見える社殿の千木、鰹木。 |
ヤナギ |
時間の習俗 |
118 |
柳の梢 |
芽の出かかっている柳の梢が垂れさがっていた。 |
カナメモチ |
時間の習俗 |
169 |
扇のカナメ |
結ぶ扇のカナメになっている。 |
ボタン |
時間の習俗 |
257 |
牡丹の名所 |
あれが長谷寺だ。牡丹の名所だよ。 |
ヤナギ |
消された場面 |
17 |
柳の木 |
柳の木の向こうに、煤で汚れた旅館が二三軒並んでゐた。 |
スギ |
消された場面 |
120 |
杉木立 |
松と杉木立が高い神社の境内を見下ろしていたが、 |
ヒノキ |
消された場面 |
129 |
檜生垣 |
高さ一メートル半の檜生垣および内側の檀(まゆみ)の木が垣に沿って防火垣を形成して立生し、 |
マユミ |
消された場面 |
129 |
檀の木 |
高さ一メートル半の檜生垣および内側の檀(まゆみ)の木が垣に沿って防火垣を形成して立生し、 |
クス |
消された場面 |
129 |
樟 |
屋敷内にはかなりな樹齢を持つ高さ八メートルの樟が一本あり、 |
シュロ |
消された場面 |
130 |
棕櫚植木鉢 |
床の間の前障子際には棕櫚植木鉢一個とその脇に |
カエデ |
消された場面 |
162 |
カエデ |
二百メートルはなれたところにモミ、カエデなどの雑木が十本がかり立っているのを認めた |
モミ |
消された場面 |
162 |
モミ |
二百メートルはなれたところにモミ、カエデなどの雑木が十本がかり立っているのを認めた。 |
ヤナギ |
消された場面 |
170 |
柳がうわっている |
堀端には柳がうわっているが、 |
ブラタナス |
消された場面 |
175 |
ブラタナス |
或る家の前はブラタナスが道路にならんで立ち、 |
クス |
消された場面 |
175 |
樟が一本あった |
その家の屋敷内には高いところに枝を張った古い樟が一本あった。 |
クス |
消された場面 |
175 |
樟 |
その遠くからでも見える老いた樹齢の樟が目印のようになって、 |
ヒノキ |
消された場面 |
175 |
檜の生垣 |
まわりに檜の生垣が囲んであった。 |
クス |
消された場面 |
177 |
樟の高い枝が |
男は樟の高い枝が見えているほうの道へ歩いて行った。 |
クス |
消された場面 |
178 |
老いた樹齢の樟 |
遠くからでも見える老いた樹齢の樟が目印のようになって、 |
クス |
消された場面 |
178 |
古い樟 |
屋敷内には高いところに枝を張った古い樟が一本あった。 |
ヒノキ |
消された場面 |
178 |
檜の生垣 |
まわりに檜の生垣が囲んであった。 |
ブラタナス |
消された場面 |
178 |
ブラタナス |
或る家の前はブラタナスが道路にならんで立ち、 |
ヒノキ |
消された場面 |
179 |
檜生垣 |
高さ約一メートルの檜生垣および内側の檀の木が垣に沿って防火垣を形成して立生し、 |
マユミ |
消された場面 |
179 |
檀の木 |
高さ約一メートルの檜生垣および内側の檀の木が垣に沿って防火垣を形成して立生し、 |
クス |
消された場面 |
179 |
樟が一本 |
屋敷内にはかなりな樹齢をもつ高さ約八メートルの樟が一本あり、 |
クス |
消された場面 |
185 |
樟の高い枝 |
男は樟の高い枝が見えているほうの道へ歩いて行った。 |
クス |
消された場面 |
186 |
高い樟 |
その高い樟のある家に入って何日間かいた。 |
ヒノキ |
消された場面 |
200 |
檜の生垣 |
被害者宅にある樟といい、檜の生垣といい、 |
クス |
消された場面 |
200 |
樟といい |
被害者宅にある樟といい、檜の生垣といい、 |
ミカン |
消された場面 |
262 |
ミカン畑 |
このごろはミカン畑ばつくっとるようですなア」 |
マツ |
消された場面 |
263 |
松木立 |
松木立の間から下の海が洩れていた。 |
クス |
消された場面 |
292 |
樟が枝を |
傍らの樟が枝をひろげていた。 |
スギ |
消された場面 |
293 |
杉と雑木林 |
家の背後に杉と雑木林があった。 |
カキ |
真贋の森 |
192 |
柿の木 |
柿の木の先だけが見えて、伸びた葉が濡れて光っている。 |
クヌギ |
真贋の森 |
261 |
櫟 |
武蔵野の櫟や樅の林はいろづいてきた。 |
モミ |
真贋の森 |
261 |
樅の林 |
武蔵野の櫟や樅の林はいろづいてきた。 |
ヒノキ |
喪失の儀礼 |
91 |
檜 |
小さな標札とならんで下がった檜の細い板には草書体で「秀樹社」と書いてあった。 |
カエデ |
喪失の儀礼 |
124 |
カエデの林 |
カエデの林の下が血の起点になっていることをつきとめた。 |
モモ |
草笛 |
445 |
桃 |
その桃は畑の間にもあった。 |
モモ |
草笛 |
445 |
桃 |
通りがかりの家の軒には、桃が盛りだった。 |
クワ |
遭難 |
15 |
桑畑 |
林檎畑や桑畑がしばらくつづくと、バスは山塊(さんかい)の中にはいって行く。 |
リンゴ |
遭難 |
15 |
林檎畑 |
林檎畑や桑畑がしばらくつづくと、バスは山塊(さんかい)の中にはいって行く。 |
クワ |
遭難 |
15 |
桑畑 |
林檎畑や桑畑がしばらくつづくと、バスは山塊(さんかい)の中にはいって行く。 |
ブナ |
遭難 |
18 |
橅 |
ふたたび、橅、栂、樅の林の中を歩いた。 |
モミ |
遭難 |
18 |
樅 |
ふたたび、橅、栂、樅の林の中を歩いた。 |
トガ |
遭難 |
18 |
栂 |
ふたたび、橅、栂、樅の林の中を歩いた。 |
ツガ |
遭難 |
21 |
栂 |
樅が減って、栂が多くなり、樹の背が低くなった。 |
モミ |
遭難 |
21 |
樅 |
樅が減って、栂が多くなり、樹の背が低くなった。 |
ハイマツ |
遭難 |
36 |
這松の尾根 |
破片岩と這松の尾根で、今度は、 |
ハイマツ |
遭難 |
38 |
這松 |
破片岩といい、這松といい、たしかに記憶があった。 |
ハイマツ |
遭難 |
39 |
這松の間 |
ガラガラ石と這松の間の径がつづいていた。 |
ハイマツ |
遭難 |
43 |
這松 |
あのガレ道も這松も、冷小屋からの尾根道でしたよ。 |
ヤツデ |
足袋 |
26 |
八つ手の葉 |
その影は八つ手の葉の下や向い側の家の裏口横をたしかにうろついていた。 |
オリーブ |
天才画の女 |
9 |
橄欖の森 |
橄欖(かんらん)の森に蔽われたオリーブ色の低い丘陵の連なり |
オリーブ |
天才画の女 |
9 |
オリーブ色 |
橄欖(かんらん)の森に蔽われたオリーブ色の低い丘陵の連なり |
オリーブ |
天才画の女 |
9 |
オリーブの丘 |
金色はオリーブの丘にも刷(は)かれてあった。 |
ケヤキ |
天才画の女 |
93 |
ケヤキの疎らな木立 |
それでも家の裏にはケヤキの疎らな木立が空に伸びていた。 |
モミジ |
天才画の女 |
94 |
モミジ |
道路から見ても境内のケヤキ・クヌギ・モミジの深緑がむせかえるばかりで、 |
ケヤキ |
天才画の女 |
94 |
ケヤキの枝 |
ケヤキの枝を小刀で削ってあり、 |
ケヤキ |
天才画の女 |
94 |
ケヤキ |
道路から見ても境内のケヤキ・クヌギ・モミジの深緑がむせかえるばかりで、 |
ケヤキ |
天才画の女 |
94 |
ケヤキの高い梢 |
ところどころにケヤキの高い梢が屋根の上にそごえていた。 |
クヌギ |
天才画の女 |
94 |
クヌギ |
道路から見ても境内のケヤキ・クヌギ・モミジの深緑がむせかえるばかりで、 |
ケヤキ |
天才画の女 |
105 |
ケヤキの林 |
ケヤキの林と人家とがあり、 |
クワ |
天才画の女 |
167 |
|
桑畑や煙草の栽培が多い。 |
キハダ |
天才画の女 |
168 |
黄蘗色 |
天井も柱も黒光りがし、南画を描いた襖は脂を融(と)いて塗ったような黄蘗(きはだ)色だつた。 |
ケヤキ |
天才画の女 |
169 |
欅の看板 |
木目を浮き立たせた欅の看板が上がり、 |
スギ |
天才画の女 |
171 |
杉林 |
両側とも杉林だったが、左側は登るにつれて梢の上から町の展望が展(ひら)けてきた。 |
サクラ |
天才画の女 |
171 |
桜の木 |
桜の木は多いが、東北の春は遅く、まだ梢に蕾みもつけいてなかった。 |
サクラ |
天才画の女 |
172 |
桜 |
桜や雑木林はまだ裸梢である。 |
スギ |
天才画の女 |
173 |
杉の木立 |
これは杉の木立に囲まれていて、 |
スギ |
天才画の女 |
181 |
杉下駄ばき |
旅館の着物をきて杉下駄ばきで、 |
フジ |
天才画の女 |
202 |
藤色の花 |
水藻には藤色の花がヒヤシンスのような形で |
サクラ |
天才画の女 |
241 |
桜 |
この辺はもう桜が散ったあとであった。 |
スギ |
天才画の女 |
243 |
杉林 |
神領の山には杉林が多く、 |
スギ |
天才画の女 |
330 |
杉林 |
この道はひたすら杉林の山へわけ入る。 |
ホウ |
天城超え |
164 |
朴歯の高下駄 |
そして朴歯の高下駄で天城を登って来たのだった。 |
ホウ |
天城超え |
164 |
朴歯の高下駄 |
そして朴歯の高下駄ではなく、裸足であった。 |
スギ |
天城超え |
166 |
杉の密林 |
両方から迫っている山は杉の密林で、 |
スギ |
天城超え |
185 |
杉林 |
二尺から三尺まわりの杉林が生い茂っている。 |
スギ |
天城超え |
185 |
杉の木 |
目通り太さ二尺五寸ほどの杉の木が二本、 |
マツ |
点と線 |
56 |
松 |
松林となり |
スギ |
点と線 |
139 |
杉垣 |
杉垣をめぐらした |
スギ |
点と線 |
139 |
杉垣 |
杉垣に植込みの茂った |
アカシア |
点と線 |
164 |
アカシア |
アカシヤの木が |
マツ |
点と線 |
179 |
松 |
松の梢に向けた |
サクラ |
土偶 |
323 |
桜 |
東京では桜の満開期だが、ここは二十日は完全に遅れていた。 |
スギ |
土偶 |
326 |
杉 |
あたりは深い杉の木立になっていた。 |
サクラ |
入江の記憶 |
0 |
桜の祭礼 |
湊町の桜の祭礼に父が私ひとりを帰らせたのも、 |
サクラ |
入江の記憶 |
0 |
桜 |
春の桜どきにお祭りがある。 |
マツ |
入江の記憶 |
273 |
松 |
あすこに松が三本立ってますわね。 |
マツ |
入江の記憶 |
273 |
三本松 |
母には無断でその三本松の近くまで歩いて行った。 |
マツ |
入江の記憶 |
273 |
松 |
松も大きくなっていると、四十年くらいではあんまり見た眼には |
マツ |
入江の記憶 |
273 |
古い松 |
「道理で古い松だと思いましたわ」 |
マツ |
入江の記憶 |
273 |
三本松 |
たしか母が三本松といっていたように思う」 |
マツ |
入江の記憶 |
274 |
松 |
三本の松は根もとから分かれたように |
サクラ |
入江の記憶 |
280 |
桜 |
田野浦から一里ばかり離れた湊町には桜の名所があった。 |
ナラ |
年下の男 |
177 |
ナラ |
谷底に落ちた場所の横にはナラの太い枝が伸びていた。 |
スギ |
箱根初詣で |
183 |
杉林 |
まよりも杉林だった。甘酒を売る屋台などが出ていた。 |
ヤナギ |
箱根初詣で |
186 |
しなやかな柳の枝が |
そのしなやかな柳の枝が揺れるたびに、吊り下げた宝船や達磨やサイコロなどが |
スギ |
半生の記 |
7 |
杉の木 |
今では日南町と名前が変わっている。山に杉の木が多い。 |
カキ |
半生の記 |
8 |
柿の実 |
柿の実のなった梢の下の径を歩いた。 |
モモ |
半生の記 |
16 |
森 |
手首に森桃の刺青があった。 |
タイマツ |
半生の記 |
20 |
タイマツ |
そのタイマツの火でまるで山の下のほうがクワジみたいになった」 |
ナツメ |
半生の記 |
26 |
棗の実 |
都会の果物屋に棗の実があまり見られなくなった。 |
ナツメ |
半生の記 |
26 |
棗 |
高級果物のなかでは、棗などは見向きされなくなったのであろう。 |
ナツメ |
半生の記 |
26 |
棗の実 |
買ってきた棗の実を私に食わせた。 |
ナツメ |
半生の記 |
26 |
棗の棗の実 |
買ってきた棗の実を私に食わせた。 |
マツ |
半生の記 |
35 |
松の木 |
路傍の松の木の下にメリケン粉の袋の布で |
サクラ |
半生の記 |
54 |
桜 |
出てきたときは桜が咲いていた。 |
ウメ |
半生の記 |
56 |
梅 |
私は楕円形や、梅、桜といったかたちが、 |
サクラ |
半生の記 |
56 |
桜 |
私は楕円形や、梅、桜といったかたちが、 |
シタン |
半生の記 |
64 |
紫檀 |
十二畳の座敷の真中に紫檀の机を置き、 |
マツ |
半生の記 |
65 |
松の木立 |
寒い風にそよぐ松の木立があった。 |
サクラ |
半生の記 |
72 |
桜 |
桜が咲くと、その姉は妹を私につけて |
ポプラ |
半生の記 |
107 |
ポプラ |
空に亭々(ていてい)と伸びるポプラの木立がある。 |
ポプラ |
半生の記 |
115 |
ポプラ |
最後に丘の上のポプラが見えなくなる。 |
ハゼ |
半生の記 |
125 |
櫨 |
道はそれに沿って櫨(はぜ)の木の多い平野に入る。 |
ハゼ |
半生の記 |
125 |
櫨 |
高い櫨の樹の上にも飛んでいた。 |
ハゼ |
半生の記 |
128 |
櫨 |
櫨の立木がならぶ美しい田園である。 |
マツ |
紐 |
405 |
松が生えている |
堤防の上にところどころ松が生えているだけで、 |
ナシ |
紐 |
497 |
梨をむいて |
梨をむいて持ってきてくれた。 |
モミジ |
百円硬貨 |
130 |
盛期を過ぎた紅葉 |
その中で盛期を過ぎた紅葉が急な斜面に群がっていた。 |
ケヤキ |
不在宴会 |
301 |
欅 |
旅館は新泉館という名であった。坂道を登って右に折れた所に欅の大きな門があった。 |
ヤシ |
北の火箭 |
54 |
ヤシの木立ち |
むこうの端にヤシの木立ちが横列になららび、 |
ヤシ |
北の火箭 |
56 |
ヤシの林 |
まわりをヤシの林に囲まれている。 |
ジャスミン |
北の火箭 |
58 |
ジャスミンの花 |
食卓に贅沢にばら撒かれた白いジャスミンの花の芳香が素敵だった。 |
ブーゲンビリア |
北の火箭 |
58 |
ブーゲンビリア |
たれ下がるブーゲンビリアの真赤な花の房と、 |
ブーゲンビリア |
北の火箭 |
60 |
ブーゲンビリア |
ホテルのブーゲンビリアの鮮やかな紅と、食卓に敷かれた |
ジャスミン |
北の火箭 |
60 |
ジャスミン |
ジャスミンの芳香を褒めていた。 |
ブーゲンビリア |
北の火箭 |
62 |
ブーゲンビリア |
ブーゲンビリアの燃え立つ真紅と、 |
ジャスミン |
北の火箭 |
62 |
ジャスミン |
快感をつのらせるジャスミンの匂いいとは、 |
ニレ |
北の火箭 |
64 |
楡 |
大きなな軍用トラックが何台も楡とポプラの並木の下を通過し、 |
ポプラ |
北の火箭 |
64 |
ポプラの並木 |
大きなな軍用トラックが何台も楡とポプラの並木の下を通過し、 |
スギ |
眠の気流 |
13 |
杉木立 |
焦茶色(こげちゃいろ)の杉木立が植林された行儀正しい縞になって |