- シラカバ 2箇所
- バラ 1箇所
- ノバラ 1箇所
- ダイダイ 1箇所
- クルミ 1箇所
- クヌギ 1箇所
- カバ 1箇所
- カツラ 1箇所
- カシワ 1箇所
宮沢賢治の小説「十力の金剛石」に出てくる樹木や木製品
この小説「の初出は不明、文庫本におけるページ数は17ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
171 |
クルミ |
くるみ |
大臣の家のくるみの木が |
174 |
シラカバ |
白樺 |
遠くの白樺の木のこちらから |
175 |
カバ |
樺 |
けれどもその樺の木に近づけば近づくほど |
175 |
シラカバ |
白樺 |
二人が白樺の木の前まで |
175 |
森 |
森 |
まっ黒な森の向ふ側から |
175 |
森 |
森 |
森の向ふなんだね |
175 |
森 |
森 |
そしてもう柏の森まで来ました |
175 |
森 |
森 |
森の中はまっくらで |
176 |
緑 |
緑 |
さるとりいばらが緑色の沢山のかぎを |
176 |
カツラ |
カツラ |
ひかげのかつらをふんで |
176 |
森 |
森 |
森の奥の方へはひって行きました |
176 |
森 |
森 |
森の木は重なり合って |
176 |
棒 |
棒 |
一本の日光の棒が |
176 |
林 |
林 |
林の中はまもなくぼんやり |
176 |
木 |
木 |
すぐ眼の前の木だけが |
176 |
実 |
実 |
くぬぎのくろい実、柏の、かたい実の |
176 |
カシワ |
柏 |
くぬぎのくろい実、柏の、かたい実の |
176 |
クヌギ |
クヌギ |
くぬぎのくろい実、柏の、かたい実の |
177 |
木 |
木 |
あちこちの木からポタリッポタリッと |
178 |
木 |
木 |
木はぁみんな |
180 |
木 |
木 |
小さな野ばらの木でした |
180 |
枝 |
枝 |
野ばらの枝は茶色の琥珀や |
182 |
緑 |
緑 |
叫び出す位に橙や緑や美しく |
182 |
ダイダイ |
だいだい |
叫び出す位に橙や緑や美しく |
183 |
赤イ実 |
赤い実 |
野ばらが木が赤い実から水晶の雫を |
183 |
赤イ実 |
赤い実 |
野ばらが木が赤い実から水晶の雫を |
185 |
ノバラ |
ノバラ |
野ばらの木にたづねました |
187 |
木 |
木 |
木も草も花も青ぞらも一度に |
188 |
林 |
林 |
蒼ぞらから林の方に向け |
188 |
林 |
林 |
林の中からけらいたちが |
188 |
バラ |
ばら |
一本のさるとりいばらがにはかに |