元樹種 | 掲載樹種 | 掲載言葉 |
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カシ | 樫の木 | (鉄格子をはめた窓の外には枯れ葉さへ見えない樫の木が一本、雪曇りの空に枝を張つていた。) |
枯れ葉 | 枯れ葉 | (鉄格子をはめた窓の外には枯れ葉さへ見えない樫の木が一本、雪曇りの空に枝を張つていた。) |
枝 | 枝 | (鉄格子をはめた窓の外には枯れ葉さへ見えない樫の木が一本、雪曇りの空に枝を張つていた。) |
シラカンバ | 白樺 | 片手は白樺の幹を抱へ、片手は目の上にかざしたなり、珍らしさうに僕を見おろしていました。 |
ブナ | 毛生欅 | 尤も時々霧の中から太い毛生欅(ぶな)や樅の枝が青あをと葉を垂らしたのも見えなかつた訣ではありません。 |
もみ | 樅の枝 | 尤も時々霧の中から太い毛生欅(ぶな)や樅の枝が青あをと葉を垂らしたのも見えなかつた訣ではありません。 |
幹 | 幹 | 片手は白樺の幹を抱へ、片手は目の上にかざしたなり、珍らしさうに僕を見おろしていました。 |
枯れ枝 | 枯れ枝 | コオンド・ビイフの缶を切つたり、枯れ枝を集めて火をつけたり、 |
枝 | 樅の枝 | 尤も時々霧の中から太い毛生欅(ぶな)や樅の枝が青あをと葉を垂らしたのも見えなかつた訣ではありません。 |
トチ | 橡 | が、大きい橡(とち)の木が一本、太ぶとと枝を張つた下へ来ると、 |
ブナ | 毛生欅 | やはり毛生欅の並み木のかげにいろいろの店が日除けを並べ、 |
枝 | 枝を張つた | が、大きい橡(とち)の木が一本、太ぶとと枝を張つた下へ来ると、 |
並み木 | 並み木 | その又並み木に挟まれた道を自動車が何台も走つているのです。 |
並み木 | 並み木 | やはり毛生欅の並み木のかげにいろいろの店が日除けを並べ、 |
鉢植え | 鉢植え | トツクはいつも狭い部屋に高山植物の鉢植えを並べ、 |
鉢植え | 鉢植え | たとへば或彫刻家などは大きい鬼羊歯の鉢植えの間に |
ヤマモモ | 山桃 | これは山桃の鉢植え後に苦い顔をしていたペツプの言葉です。 |
鉢植え | 鉢植え | これは山桃の鉢植え後に苦い顔をしていたペツプの言葉です。 |
バラ | 冬薔薇 | 何でも或霧の深い晩、僕は冬薔薇を盛つた花瓶を中にゲエルの話を聞いていました。 |
バラ | 冬薔薇 | 僕は花瓶の中の冬薔薇の花を抜き、ゲエルの手へ渡しました。 |
ブナ | 毛生欅 | 人通りの多い往来は不相変毛生欅の並み木のかげにいろいろの店を並べています。 |
並み木 | 並み木 | 人通りの多い往来は不相変毛生欅の並み木のかげにいろいろの店を並べています。 |
薪 | 薪 | 我々は唯古い薪に新らしい炎を加へるだけであらう。 |
イチイ | 水松 | (この国の巡査は剣の代りに水松(いちい)の棒を持つているのです。) |
建築 | 大建築 | のみならずあらゆる建築様式を一つに組み上げた大建築です。 |
建築 | 大建築 | 近代教の大寺院などはこの国第一の大建築ですよ。 |
建築 | 建築 | 暫らくこの建築よりも寧ろ途方もない怪物に近い稀代の大寺院を見上げていました。 |
建築 | 大建築 | 成程それはニコライ堂の十倍もある大建築です |
果 | 善の果 | あの金の果を『善の果』と云ひ、あの緑の果を『悪の果』と云ひます。……」 |
果 | 悪の果 | あの金の果を『善の果』と云ひ、あの緑の果を『悪の果』と云ひます。……」 |
樹 | 生命の樹 | 『生命の樹』には御覧の通り、金と緑との果がなつています。 |
樹 | 生命の樹 | 我々信徒の礼拝するのは正面の祭壇にある『生命の樹』です。 |
梁 | 梁 | この聖徒も時々書斎の梁に恐怖を感じたのは有名です。 |
ブドウ | 山葡萄 | その又小さい部屋の隅には黒いヴエヌスの像の下に山葡萄が一ふさ献じてあるのです。 |
樹 | 生命の樹 | (『生命の樹』は樹と云うものの、成し能はないことはないのです。) |
樹 | 樹 | (『生命の樹』は樹と云うものの、成し能はないことはないのです。) |
樹 | 生命の樹 | けれども河童の国に生まれたトツクは勿論「生命の樹」を知つていた筈です。 |
樹 | 生命の樹 | ――『生命の樹』の教へは『旺盛に生きよ』と云ふのですから。 |
樹 | 生命の樹 | 「あれではあの長老も『生命の樹』を信じない筈ですね。」 |
ヒノキ | 檜 | その又円い天窓の外には松や檜が枝を張つた向うに大空が青あをと晴れ渡つています。 |
マツ | 松 | その又円い天窓の外には松や檜が枝を張つた向うに大空が青あをと晴れ渡つています。 |
枝 | 枝を張つた | その又円い天窓の外には松や檜が枝を張つた向うに大空が青あをと晴れ渡つています。 |
造作 | 造作はありません | 何、造作はありません。東京の川や堀割りは河童には往来も同様ですから。」 |
イチジク | 無花果 | 路ばたに枯れた無花果と一しよに 基督ももう死んだらしい。 |
ヤシ | 椰子 | ――椰子の花や竹の中に 仏陀はとうに眠つている。 |
床 | 市松模様の床 | コリント風の柱、ゴシク風の穹窿、アラビアじみた市松模様の床、セセツシヨン紛ひの祈祷机、 |