ページ | 元樹種 | 掲載樹種 | 掲載言葉 |
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74 | 橋板 | 橋板 | 轍に踏まれて躍る橋板の上を曳かれて行くと、夜行で寝不足の瞼が涼しく拭(ぬぐ)われる気持がする。 |
75 | 古木 | 古木 | 如何にも街道という感じのする古木の松並木が続く。 |
75 | 松並木 | 松並木 | 如何にも街道という感じのする古木の松並木が続く。 |
76 | 板橋 | 板橋 | 小さい流れに板橋の架かっている橋のたもとの右側に茶店風の藁屋(わら)やの前で俥は梶棒(かじぼう)を卸した。 |
76 | 梶棒 | 梶棒 | 小さい流れに板橋の架かっている橋のたもとの右側に茶店風の藁屋(わら)やの前で俥は梶棒(かじぼう)を卸した。 |
76 | チャ | 茶の木 | 丸味のある丘には一面茶の木が鶯餅を並べたように萌黄の新芽で装われ、大気の中にまでほのぼのとした匂いを漂わしていた。 |
76 | 新芽 | 新芽 | 丸味のある丘には一面茶の木が鶯餅を並べたように萌黄の新芽で装われ、大気の中にまでほのぼのとした匂いを漂わしていた。 |
80 | 聯 | さびた聯 | 寺と茶室と折衷(せっちゅう)したような家の入口にさびた聯(れん)がかかっている。 |
81 | 若葉 | 若葉 | 幾若葉はやし初の園の竹 山桜思ふ色添ふ霞かすみかな |
81 | ヤマザクラ | 山桜 | 幾若葉はやし初の園の竹 山桜思ふ色添ふ霞かすみかな |
81 | 木像 | 木像 | それは一休の持ったという鉄鉢てっぱつと、頓阿弥の作ったという人丸の木像であった。 |
82 | 敷居 | 敷居 | 主人は新らしい灰吹の中へなにがしかの志の金を入れて、工作部屋の入口の敷居に置き |
83 | 木立 | 木立 | 左右から木立の茂った山の崖裾の間をくねって通って行く道は、 |
83 | 梢 | 梢の葉 | くねって通って行く道は、ときどき梢の葉の密閉を受け、行手が小暗くなる。 |
83 | 葉 | 梢の葉 | くねって通って行く道は、ときどき梢の葉の密閉を受け、行手が小暗くなる。 |
83 | 朽葉 | 朽葉 | 大きな蟇(がま)が横腹の辺に朽葉を貼りつけて眼の先に蹲(うずくま)っている。 |
86 | 杉玉 | 杉の玉 | 酒店のしるしとして古風に杉の玉を軒に吊っている家が、まだ一軒石部の宿に残っていることやら、 |
87 | 松並木 | 松並木 | そういったものが街道の土にも松並木にも宿々の家にも浸み込んでいるものがある。 |
88 | 松並木 | 松並木 | 箱根旧街道 鈴川、松並木の左富士 この宇津の谷 |
91 | 板橋 | 板橋 | 畦川が流れていて、濁った水に一ひらの板橋がかかっていた。 |
91 | 松並木 | 松並木 | やや高い堤の上に点を打ったように枝葉を刈り込まれた松並木が見えるだけであった。 |
91 | 破風 | 破風 | 家の造りが破風(はふ)を前にして東京育ちの私には横を前にして建ててあるように見えた。 |
91 | 伊勢造 | 伊勢造 | 「この辺から伊勢造りになるんです」 |
91 | 木枯 | 木枯 | 木枯しの身は竹斎に似たるかな |