樹木関係の学名
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植物園や公園あるいは大規模マンションなどの緑地に樹名板が掛けられていたり、支柱にとりつけられていたりします。この中に書かれているローマ字を用いた文字でラテン語で書いてあるものが学名です。世界の樹木や植物はこのラテン語で該当の木などが特定されます。商品コードのようなものです。しかし、意味のない数字の羅列よりも意味がついてあるのです。学名は2つか3つの単語で並んでいます。この単語の意味がわかるようにしたものがこのページです。例えば写真はヘルシンキの植物園で撮ったものですが、Sciadopitys verticillataと記載されています。このページの『s』で検索してみると、コウヤマキ科コウヤマキ属、sciado(傘)+ pitys(モミ)より輪生する針葉の形が傘に似ている、また『v』には輪生の、環生などの意味があることがわかります。そしてSciadopitys verticillataは日本のコウヤマキを意味しています。
学名のデーターベースは中川木材産業のデーターペースでMicrosoft Accessで管理しており、2018年まで「木の情報検索エンジン(https://wood.jp)」で、データーベースの検索機能付きで公開をしていました。10年間公開しておりましたが、さまざまな理由で停止せざるを得なくなり、このようなホームページコンテンツとして公開するようにしました。各ページでプラウザの検索機能(コントロールとFを同時に押す)を利用すれば該当のところが見つかります。今後web上でデーターペースが簡易に利用できることになれば、また再開させていただきます。