34 |
葉 |
黄色い葉 |
黄色い葉のほとんど落ちつくした、庭さきのイチョウのこずえを見あげると、 |
34 |
梢 |
こずえ |
黄色い葉のほとんど落ちつくした、庭さきのイチョウのこずえを見あげると、 |
34 |
イチョウ |
イチョウ |
黄色い葉のほとんど落ちつくした、庭さきのイチョウのこずえを見あげると、 |
51 |
ウメモドキ |
ウメモドキ |
カビンにはウメモドキがひんよくさしてあった。 |
51 |
板 |
板じき |
今までは板じきの安っぱかったへやが、 |
54 |
サクラ |
桜の木 |
ワイントンが桜の木を切っても、おこりゃしなかったのに、 |
68 |
棒 |
棒 |
ひとりだけで棒をかつぐと、どうしたって、 |
69 |
枯れ枝 |
枯れ枝 |
枯れ枝かなんかをあま戸に吹きつけたんだろう。 |
81 |
柱 |
柱 |
ふと、柱にかけてあったねえさんの羽おりの裏の、 |
89 |
ウメ |
梅ようかん |
チョコレートや梅ようかんを売ったりするのも、 |
89 |
ウメ |
梅 |
さすが梅の名を持つ在所という感じがしてきた。 |
89 |
梅林 |
梅林 |
梅林は川の向こうがわにあるのた。 |
89 |
梅林 |
梅林 |
「君、吉野梅林って行ったことある。」 |
89 |
梅林 |
梅林 |
「春はまず吉野梅林から。」という標語は、たちまち若いふたりの心をとらえてしまった。 |
91 |
クワ |
桑の木 |
桑の木のあいだに梅があるのは珍しい。 |
91 |
ウメ |
梅 |
桑の木のあいだに梅があるのは珍しい。 |
91 |
クワ |
クワ畑 |
遠くのほうのは、クワ畑の中えているのかどうか知らないが、 |
91 |
ウメ |
梅 |
梅の数は四万本、古木だけでも三千本あるということだ。 |
91 |
古木 |
古木 |
梅の数は四万本、古木だけでも三千本あるということだ。 |
91 |
ウメ |
梅 |
ここの梅は花よりも、実のほうが主眼らしい。 |
91 |
実 |
実 |
ここの梅は花よりも、実のほうが主眼らしい。 |
91 |
梅園 |
梅園 |
熱海の梅園のように、梅がひとところに集まっていて、 |
91 |
ウメ |
梅 |
熱海の梅園のように、梅がひとところに集まっていて、 |
91 |
ウメ |
梅 |
その中に梅が三本、五本、散らばっていた。 |
91 |
クワ |
クワ畑 |
坂を登りきると、そこはクワ畑だった。 |
92 |
ウメ |
梅の花 |
梅の花を愛する人には、このほうが趣(おもむき)があるような気がする。 |
92 |
ウメ |
梅 |
ここのは山と畑と農家と梅とが、割りあい巧(たく)まずにしっくりいっているので、 |
92 |
ウメ |
ウメ見 |
日曜でないせいか、ウメ見の脚はほとんどなかった。 |
92 |
ウメ |
梅 |
大越と手をつないだまま、梅とクワ畑の間を歩いていた。 |
92 |
クワ |
クワ畑 |
大越と手をつないだまま、梅とクワ畑の間を歩いていた。 |
92 |
ウメ |
梅の香 |
梅の香(か)に誘われて、あちらこちらょゆらゆら歩いていると、 |
92 |
探梅 |
探梅 |
探梅(たんばい)という感じはしないけれども、 |
99 |
ウメ |
ウメ |
ウメ見に行った翌日、さっそく本郷へたずねて行った。 |
106 |
板 |
どぶ板 |
店の前のどぶ板の上には、ビール箱に植えたビバが三、四本たっていた。 |
106 |
ヒバ |
ヒバ |
店の前のどぶ板の上には、ビール箱に植えたヒバが三、四本たっていた。 |
109 |
棒 |
棒 |
棒のように、くっくり明るくなっているが、 |
109 |
板 |
腰はめの板 |
薬品で焼いた腰はめの板も、壁がみの模様も |
112 |
板 |
ネコ板 |
ネコ板の上には、白いネコが寝そべっていた。 |
121 |
梅林 |
梅林 |
吉野梅林へごいっしょに行った時、 |
121 |
梅林 |
梅林 |
このあいだの梅林での話からすると、 |
124 |
梅林 |
梅林 |
このあいだの吉野梅林でのおことば、 |
126 |
梅林 |
梅林 |
あなたが吉野梅林での話を思いだしてくだすったのは、 |
129 |
あま戸 |
あま戸 |
あま戸を一枚あけ忘れたなり、 |
129 |
ツバキ |
ツバキの葉 |
青いエナメルを塗ったような厚ぼったいツバキの葉が、一枚、一枚、りきみ返って日光をはね返していた。 |
129 |
葉 |
ツバキの葉 |
青いエナメルを塗ったような厚ぼったいツバキの葉が、一枚、一枚、りきみ返って日光をはね返していた。 |
131 |
梅林 |
梅林 |
少なくとも吉野梅林で話した時には、 |
134 |
格子 |
格子 |
厳寒の格子をあけて「ごめんなさい。」 |
148 |
板 |
板 |
板のように突っぱってしまうんだそうだ。 |
160 |
モッコク |
モッコク |
軒に近いモッコクに夕かぜが立って、ちいさい葉がしきりにサワサワとゆらいでいた。 |
166 |
サクラ |
山ざくら |
山ざくらが三、四本、あちらこちらに立っている。 |
166 |
枝 |
枝の先 |
枝の先にちらほらちいさい花をつけるという。 |
166 |
サクラ |
桜 |
子供達はこの桜の植わっている岩から岩へ泳いで行ったりしているが、 |
174 |
木かげ |
木かげ |
校庭の木かげで義夫は角井と話をしていた。 |
190 |
松林 |
松ばや |
橋のたもとの松ばやしのところで、 |
190 |
松林 |
松ばや |
松ばやしの中の旅館のほうへはいって行ってしまった。 |
195 |
棒 |
棒 |
棒の先であらけながら、日光にかわしていた。 |
201 |
柱 |
柱 |
柱にしがみついてしまう。 |
206 |
ツバキ |
ツバキ |
青いというよりは、黒く沈んでいる庭のツバキに目をやりながら、 |
222 |
縁側 |
縁がわ |
そのうち、縁がわに出て日光浴をしたり、 |
226 |
木 |
庭の木 |
庭の木が波のように、ザワザワと鳴っていた。 |
227 |
キリ |
キリ |
新しいキリの戸がすうっと開いた。 |
231 |
マツ |
松の木 |
松の木はかならず松の木とてのびていきます。 |
232 |
マツ |
松の木 |
松の木はかならず松の木とてのびていきます。 |
248 |
縁側 |
縁がわ |
義夫は女中べやの縁がわのところで、 |
252 |
森閑 |
森閑 |
森閑として、まるで林の中にいるようだった。 |
252 |
林 |
林 |
森閑として、まるで林の中にいるようだった。 |
258 |
遊動円木 |
遊動円木 |
そのひょうしに遊動円木がぐいと動いて、 |
258 |
遊動円木 |
遊動円木 |
遊動円木は動いたって、 |
258 |
遊動円木 |
遊動円木 |
遊動円木に腰をかけていた。 |
258 |
遊動円木 |
遊動円木 |
遊動円木が動かないように、ぎゅっとおさえていた |
263 |
円木 |
円木 |
クサリでつっててある太い円木が、彼らのうしで大きく左右に揺れていた。 |
267 |
葉っぱ |
葉っぱ |
その黒い葉っぱだって、黒い山だって、 |
267 |
葉っぱ |
葉っぱ |
おれはどうせ黒い葉っぱと黒い山をかいていめ絵かきだから、 |
307 |
ご神木 |
ご神木 |
tたわらに「ご神木、樹齢七百年」という立て札がたっていた。 |
307 |
なみ木 |
なみ木 |
鎌倉時代のなみ木の名ごりだとかいう、 |
307 |
スギ |
スギの木 |
おもて参道の古いスギの木のあいだを通っていると、 |
307 |
樹齢 |
樹齢 |
tたわらに「ご神木、樹齢七百年」という立て札がたっていた。 |
307 |
樹木 |
樹木 |
それでもこの境内だけは、古い樹木や |
307 |
大木 |
大木 |
幾かかえもあるような太いケヤキの大木が、いたいたしく枯れていた。 |
307 |
ケヤキ |
ケヤキ |
幾かかえもあるような太いケヤキの大木が、いたいたしく枯れていた。 |
329 |
遊動円木 |
遊動円木 |
遊動円木にいっぱい友だちが乗っていて、 |
329 |
伊香保細工 |
伊香保細工 |
ふと伊香保細工をならべてある店にはいった。 |
329 |
盆 |
お盆 |
彼女は彫りをしたお盆と、 |
338 |
板 |
板 |
凍るようにつめたい板のまを、 |
341 |
板 |
板 |
板のように凍った手ぬぐいをさげて、 |
351 |
板 |
板 |
そこへ、女中がおうかがいの板を持って、 |
352 |
ネコ板 |
ネコ板 |
ネコ板によりかかかっていると、 |
352 |
ネコ板 |
ネコ板 |
大きな長ヒバチのネコ板によりかかりながら、 |
360 |
木造 |
木造 |
木造の家でも、火事に燃えないんですって。 |
360 |
材木 |
材木 |
モリブデン酸アンモニアっていう薬を材木に注射すると、燃えなくなるんですって。」 |
365 |
木造 |
木造 |
隅田の家は木造ながら、 |
408 |
板 |
板のま |
うつ伏しに板のまに倒れていた。 |