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樋口一葉の小説 「われから」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1896年、文庫本におけるページ数は44ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
191 シタン 紫檀 烟草盆は紫檀にて
191 桐胴 桐胴 お枕もとには桐胴の火鉢に
191 サクラ 桜炭の半は灰に成りて
192 垣根 垣根 山茶花の咲く垣根をもれて
192 板ノ間 板の間 冷めたき板の間を
193 白木 白木 有りふれの白木作りに
194 モモ 中皿へ桃を盛つた
196 落葉 落葉たくなる烟の末か
196 木立 冬がれの庭木立をかすめて
197 花も梢にしぼむ
198 ウメ 梅咲く頃のそぞろあるき
199 格子 格子 格子戸には締りも
200 垣根 垣根 隣家の松の垣根に添ひて
200 格子 格子 美尾は格子を押て見て
202 埋レ木 埋れ木 容貌を埋れ木とは
202 見紛ふ木の間の花も
203 木の間の花に
203 サクラ 二人は桜が岡に昇りて
203 サクラ 今の桜雲台が傍近く
203 形なるは花の木の間の
203 マツ 木の間の松の色
207 ウメ 梅見 ありし梅見の留守ほど
207 ウメ いつしか梅の実落る
211 マツ まつ 常磐のまつ 
214 行李 行李 柳行李の底はかと無く
216 落葉 落葉の霜の朝な朝な
217 サザンカ 山茶花 垣の山茶花折しり顔に
217 紅葉 紅葉 落り過ぎたる紅葉に
218 マツ 松の木がらし
218 木の間もれ来る
224 マツ 答える物は松の風
231 格子 格子 飯田町の格子戸は音にも
233 ウメ 二月は梅にも心の急がれず
233 マツ 松の内過ぎなばと思ひ
233 マツ 松とり捨つれば
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