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小説と木
  1. ネコヤナギ 3箇所

五味川純平の小説「人間の条件(下) 」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1955年、文庫本におけるページ数は584ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
229 木立 木立 木立ちの間を歩いていたが
229 木陰 木陰に 木陰に休みながら思案していると
229 木陰 木陰に その後ろの木陰にまだ何人かいるのを見ると
231 木陰 木陰に 木陰に山賊のようなのが沢山いるのに気づくと
232 木陰 木陰から 木陰から
233 木陰 木陰 垂直に切り立っている崖の上の木陰を選んで
258 木の葉 木の葉一つ 木の葉一つそよがない夕凪に
263 木戸 木戸 木戸を入らぬうちに
266 木戸 木戸 木戸から子供が顔を出して
267 木戸 木戸 木戸の方へ行きかけていた
267 木戸 木戸 木戸から黒い人影が幾つか跳び込んで来た
268 木戸 木戸 駆けつけた男達は木戸を塞いでいた
280 木彫 木彫のよう 通訳の兵隊は机の横に木彫のように立っている
294 堅い板のよう 今度は男の堅い板のような平手が美千子の顔を張った
303 林に隠れる 林に隠れるときに
305 木の間 小鳥の囀りさえ木の間から洩れて
305 林野局 林野局 父親は林野局の出張所の責任者らしいから
306 林の中 林の中から
306 枯枝の束を 枯枝の束を背に積んだ驢馬を曳いて
309 林の中へ 匹田と二人でその驢馬を林の中へひっぱって行け
310 森の中 森の中の湿った道に
310 深い森 ずっと深い森の懐へ入っている
310 この森 この森は日本人とかかわりがあったと見て間違いないようである
311 木立 木立ちの間に 道の片側の木立ちの間に遺棄されている夥しい糧抹や
311 林間 この林間に この林間に兵隊の気配があってもよさそうなものだが
312 林の奥へ そこから林の奥へものの一キロと行かぬうちに
312 木立 木立ち 梶は木立ちのはずれから声をかけた
317 板張りの床 梶は兵舎の板張りの床に寝転がって
323 板張りの床 空いている板張りの床を引き剥がしはじめた
328 林の中 林の中からここの火がよ
328 下の林 下の林にある糧抹をこの奥に運び込んで
331 密林 あの密林 あの密林の突破行以来梶と行動を共にして来た匹田は
335 林の中で 何処かの林の中でむくろとなっている
336 梁木 天井の梁木 黒々とした骨のようにむき出しになっている天井の梁木を
22 葉葉 草の葉が その区間の草の葉がくれに敵の散兵が屈進姿勢で駆け上っていた
27 林のはずれに 隊長の位置として定められていた林のはずれに
27 木立 木立の間 木立の間に多数の人影が動いたようである
27 丸太 短い丸太 山浦の体はちょうど短い丸太のように石垣を転がり落ちた
27 林の中で 林の中で十数発の銃弾を浴びなければならなかった
67 森林 森林へ この辺の森林へ炭焼に出されていた兵隊が遺棄して行ったものだが
72 立木 立木 三人は立木のように黙っていた
74 森林 森林に入った 高原を下りて森林に入ったとき
74 密林 密林の天蓋 鬱蒼とした密林の天蓋が日光をさえぎっているのである
74 張り出た枝 縦横に張り出た枝は
74 落葉 落葉は 地面を蔽い尽している落葉は年々歳々層をなして醱酵し
74 森の意外な深さに包まれている自分達を改めて見直した
74 樹の海 何処を見ても樹の海は形を変えなかった
74 木の形 同じような木の形
75 幹の間を 半身になって幹の間をすり抜けたり
75 大木の根を 大木の根を跨いだり
75 張った枝を 真横に張った枝をくぐり抜けたりしているうちに
75 大木の間を さっき大木の間を左へ廻ったから
75 森林 森林を割って 森林を割って流れる川があった
76 木が疎らで 幾分木が疎らで
76 密林 密林地帯 この密林地帯へ迷い込んだというのである
78 密林 密林が闇 密林が闇に鎖されるころ
81 密林 密林の中で 密林の中では夜明けが遅い
81 枯葉 枯葉と 梶は枯葉と草の寝床から起き上って
81 密林 密林の中 この密林の中では東西南北さえ判断しかねるのだ
81 樹の海 暗い樹の海の底から上を仰ぎ見て
81 梢の天蓋一面に 暁の色は薄墨をぼかしたように梢の天蓋一面ににじみ渡るだけであった
81 太い樹 太い樹の根もとに放尿した
81 樹の幹を その樹の幹を両手で抱く恰好に触ったのは
82 樹の肌を 梶の手は忙しく樹の肌を撫で廻しはじめていた
82 木に移って 梶は次の木に移って
82 樹の幹に もう二三本の樹の幹に繰り返した
82 木立 木立ちの間で まだ暗い木立ちの間で仄かな笑いさえ浮べていた
82 木立 木立ちの深み 梶が川から離れて木立ちの深みへ踏み入って行くのを見て
82 密林 密林から 密林から出られなかった
82 木立 木立ちの間を 縦横に枝を張った木立ちの間を進むには
83 密林 密林は 密林は人々を解放しなかった
83 森林 森林 人里遠い大森林には
83 樹海 樹海の底に 樹海の底に豊富にあるのは
84 密林 密林を この密林を突破出来る見透しのついたときか
84 木の枝を 梶は木の枝を見ながら歩いた
84 密林 この密林で この密林で木の葉を食い
84 木の葉 木の葉 ところどころの木の葉の裏や小枝に貼りついていた
86 密林 密林の中を 密林の中を匍にも似た難行軍が続いた
86 立木 立木 地方人達は立木にへだてられて姿が見えなくなった
87 倒木 電柱ほどの太さの倒木 電柱ほどの太さの倒木さえも跨いで超える力はなくなっていて
89 梢を見上げた 梶は急に胸が迫って梢を見上げた
90 密林 密林は 密林はいつ涯てるとも知れない
92 木の間 木の間を洩れて一滴の水が顔に落ちたからか
94 梢全体 梢全体がざわめきはじめた
94 枝葉の屋根 濃密な枝葉の屋根は
97 梢に向って 梢に向って発砲した
97 密林 密林の中 真っ暗な密林の中に
99 森の中は陽を透さないから暑くはなかったが
100 密林 密林との 密林との根較べを自分自身に命ずるだけの機能しか持っていない
102 木の間 写真屋の女房が一人でふらふらと木の間から出て来た
103 大木の根もと 大木の根もとに
103 木立 木立ちの奥の 木立ちの奥の方へ顎をしゃくった
104 枝葉の屋根 老教員は枝葉の屋根いた
104 密林 密林を開拓する この密林を開拓する人々が
104 木の下に とある木の下に朽ち果てた骨のカケラを発見して
105 密林 密林に迷い込んで この密林に迷い込んでいるらしかった
106 木に立てかけてある 梶は木に立てかけてある銃に駆け寄った
108 森ぐらいで まさかこんな森ぐらいで死にやしないだろう
108 枝を火の中に 梶は枝を火の中に投げ入れた
108 木立 木立ちを映し出す 周囲に黒々と鎮まり返っている木立ちを映し出すと
108 森は却ってその深さを増して
108 死の森 必ずこの死の森から脱け出るだろう
114 不気味な森 後ろからのしかかって来そうな不気味な森を見廻した
115 密林 大密林の天蓋 大密林の天蓋からおぼろな夜明けの明りが忍び込んでいた
116 樹の根 樹の根に足を取られては転び
116 木陰 木陰に 梶の姿を木陰に見失う
117 この森 この森を出るころには頭が膿だらけになるのではないか
121 木立 木立ちを抜けて ようやく密生した木立ちを抜けて草深い平地に入っていたが
122 密林 密林で行くてを 密林で行くてを阻んだ枝がない代りに
127 密林 密林は 密林はずっと後方へ残したが
127 林ばかり 行くては無人の山や谷や林ばかりである
127 林に続いている 岡の麓が疎らな林に続いているあたりに
129 木陰 木陰で 木陰で
129 林の中 林の中から現われた六人を見て
130 密林 密林のなかで 密林のなかで助けました
131 木の枝に その辺の木の枝にぶら下げるぞ
133 林のふちまで 林のふちまで来たとき
134 木の幹に 男達は木の幹に寄って構えたが
134 木の間 木の間を縫って走って来る兵隊は一人きりだし
135 木の幹に 木の幹に凭れて云った
141 林のようでも 平地の林のようでもあるし
143 密林 密林に捨てて 密林に捨てて来るんだった
152 密林 密林の中を 大将はまだ密林の中を歩いてるつもりなんだ
152 密林 密林の中じゃ 密林の中じゃ大した勢いだったがよ
156 林を抜けると 坂道が林を抜けると
157 棒を持った 棒を持ったのが道の方へ集っているでしょう
157 棒だ 棒だけじゃない
157 林の中 林の中へ戻るのは
157 別の林 別の林があって
158 向うの林まで 他の者は向うの林まで走れ
158 前方の林に かりに四人が無傷で前方の林に逃げ込めたとしても
159 逃げ込んだ林 丹下達が逃げ込んだ林から
160 林の中を ようやく安全圏となった林の中を歩きながら
160 林の後ろに もう林の後ろに見えなくなった部落の方へふり向いて
163 密林 密林の中 密林の中の焚き火のそばでは
170 ネコヤナギ ネコヤナギが生え揃って まるでしつらえた垣のようにネコヤナギが生え揃っているところは
170 深い林に 深い林に続いている
172 木部 木部を拭いて 木部を拭いていると
175 密林 密林で道連れ この女達が密林で道連れになったときには
178 ネコヤナギ ネコヤナギ ネコヤナギを押し分けて
181 木立 木立ちに隠れ 銃手は木立ちに隠れているらしい
182 木陰 木陰から 木陰から山道へ
182 木枠 木枠の向うに 井戸を囲んだ木枠の向うに
183 木の枝が そよぐ風に木の枝が涼しそうに揺れているだけであった
186 ネコヤナギ ネコヤナギの茂み 弘中伍長は川ぶちのネコヤナギの茂みの中にいたが
186 畑と林の 畑と林の境まで来て
190 平地の森 部落の先きは平地の森だ
191 林の中を 山腹の疎らな林の中を
191 林を出はずれて その道が林を出はずれてからは
191 木立 木立ちもろくにない 途中には姿を隠す木立ちもろくにない
191 林の突端 林の突端
191 大木の下に 松の大木の下に
200 板の間 板の間の薄べりまで剥がしてあるし
200 木片 木片を摩擦するか 木片を摩擦するか石を打ち合せて発火しようと試みても
201 床板 床板に 床板に寝てみるまでは気づかなかったことだが
203 床板 床板の上に 梶は床板の上に仰向けに寝て
217 木の葉 木の葉 一夜のうちに木の葉を落して
218 木陰 木陰から偵察 その農家を山道の木陰から偵察していた弘中が云った
222 高梁の茎を 高梁の茎を組んで泥を厚く塗っただけの壁で
222 枯枝を運んで 枯枝を運んでやった
229 木立 木立ちは砂塵を 道の両側の木立ちは砂塵をかぶって
229 葉の色 葉の色が変っている
336 森は 森は深くなった
336 密林 大密林の惨苦を このままで行くとあの大密林の惨苦を繰り返しそうな地形にある
337 森林 森林に蔽われた 地肌も見えぬほどに森林に蔽われた平地を見下ろす斜面に出て来ると
337 木立 木立ちの間から だしぬけに木立ちの間から誰何された
337 木立 木立ちに匿れて もう葉の色の変っている木立ちに匿れて姿を見せない
338 木の幹や 一行が云われた通りに木の幹や草に隠れると
338 森林 森林 梶は下方の森林を見下ろしてから
338 立木 立木の間から 案内された梶達には容易に見分けが髥だらけのずんぐりした男が立木の間から出て来て
339 森林 森林 この下の森林には
339 伐採 伐採道路 伐採道路がある
339 伐採 伐採道路 伐採道路も軽便軌条も無論日本が拓いたものだが
339 伐採 伐採道路 伐採道路を抜けきったあたりで捕捉殱滅される形勢だ
344 立木 立木の枝葉に 立木の枝葉にさえぎられて真上には何も見えない夜の空が
345 広い森 広い森の中だよ
345 木の数ほど 木の数ほど人間がいるってわけでもなかろうに
346 木立 木立ちの間を 黒い影が木立ちの間を縫って来て
346 森林 森林鉄道 森林鉄道のある方にはロスケが入り込んで
347 脱柵の罪 脱柵の罪で処罰されるんだよ
348 下の森 下の森で待っている
349 林の奥 林の奥
349 木に繋がれて 人垣の後ろの木に繋がれていた
351 木に繋がれている 木に繋がれている二人の方へツカツカと歩み寄った北郷から
353 斜面の林を 斜面の林をかなり下りたとき
353 伐採 伐採道路 伐採道路は草深かった
353 倒木 一抱えもありそうな倒木 草むらでときおり行き当る一抱えもありそうな倒木が
354 伐木 伐木で それだけの伐木で充分に事足りたとも云えるのかもしれない
354 木を切り払った 木を切り払ったあとに草が生え
354 紅松 紅松ですね ・・・紅松ですね
354 大した林 大した林だ
354 資材 資材 どれほどの資材が眠っていることですかね
355 森の中 森の中から
355 森へ 縦隊を左側の森へ潜伏させた
356 反対側の森 反対側の森を踏み分けて
356 木々 木々の根もと 木々の根もとにうずくまった男達を手の動き一つで抑えながら
356 森の向う あの森の向う側に
356 森林 森林鉄道 きっと森林鉄道が入っているんだ
357 離れた木に 離れた木に銃を立てかけて
358 森の中 ・・・森の中に入ってくれ
358 枝葉でかげった 枝葉でかげった顔に淡い笑いをにじませた
361 樵夫 樵夫の飯場 樵夫の飯場ででもあったのだろう
362 森の中 森の中を俺達と平行して歩いてくれ
363 森の中 森の中にいる友軍の方へ逃げようとした
363 森の中 森の中から射撃がはじまった
363 森の中 森の中で手摺弾が破裂した
365 森へ向って 森へ向って狂人のように連射した
366 木立 木立ちの方へ逃 この二人があわてて木立ちの方へ逃げようとしなければ
368 伐採 伐採道路 一行は伐採道路を抜けきって
368 森から出た 森から出た狭軌の軽便軌条が平地を横切っていて
368 木材 木材が野積みに その沿線のそこかしこに切り出された木材が野積みにされている
368 木が多過ぎ いままでは木が多過ぎ
368 木が乏し いまは木が乏し過ぎた
368 立っている木 ところどころに申訳のように立っている木は
368 森林 森林 またこの森林まで逃げ込むか
369 森林 森林鉄道 森林鉄道が向っている方であった
370 森林 森林鉄道 「・・・森林鉄道が他へ行かずに
373 森の方へ 多勢の部隊が森の方へ行っとりましたがな
380 小枝で 梶は小枝でジャガ芋をほじくり出して
382 小枝を 梶は草と小枝を束にして火の中に投げ入れた
403 枯葉 葉を落して 街路樹が枯葉を落して裸になるのと
403 枯葉 落ちた枯葉は 落ちた枯葉は
403 生活の根 生活の根を断たれた人間も
403 生活の根 生活の根を断たれた人間も
430 枯葉 転がって行く枯葉 冷たい風に巻かれて転がって行く枯葉を見送りながら聞いた
431 木彫 置き忘れられた木彫 置き忘れられた木彫か何かのようにじっと坐っている老婆が
449 俎板 俎板 俎板に上った魚は
459 鉛筆 鉛筆で 鉛筆で
472 木の影も 木の影もない
473 木か何か 木か何か知らんが
475 木の寝床の堅さ 木の寝床の堅さをこぼす必要もなかった
477 細い木の根株 地面から引き千切られた細い木の根株を枯草の中に再々見かけたから
480 大工 大工 大工の棟梁
506 大工 大工 私は大工だが
507 材木 材木 材木を切ったり削ったりしていた
507 木工 木工兵 男の兵隊は木工兵らしく
507 鋸を使っている女兵のよく発達した臀部が
507 大工 大工 大工の鳴戸は
507 材木 材木 材木を扱うやり方はおんなじですね
507 鋸や鉈の使い方などはどうでもいい
508 鋸を引いていた女兵が
510 森閑 森閑 森閑としている
517 焚き木 焚き木 新しく焚き木を探すのも億劫なのだ
518 森林 森林 森林の空兵舎から叩き出された三人の男が
529 材木 材木置場 材木置場で
530 木石 木石のよう 梶は単に木石のように立っているだけであった
554 森が 森がそのあたりから深くなりかけていて
556 森林 森林 森林の奥から
560 森林 森林 森林での作業は一週間で終った
584 木に括りつけて 木に括りつけて一晩じゅう放っとけ!
586 電柱 電柱の 彼方の灯まで点々と立っている電柱の一本一本が
587 切株 切株 背を伸ばして切株の間に寝た
344 枝葉 立木の枝葉に 立木の枝葉にさえぎられて真上には何も見えない夜の空が
84 小枝に 小枝に ところどころの木の葉の裏や小枝に貼りついていた
477 根株 地面から引き千切られた細い木の根株を枯草の中に再々見かけたから
87 電柱 電柱ほどの太さの倒木 電柱ほどの太さの倒木さえも跨いで超える力はなくなっていて
  1. 人間の条件(上)
  2. 人間の条件(中)
  3. 人間の条件(下)
中川木材産業のビジネスPRその6   健康関連のステップ、「スローステップ2種」と「玄関ステップ」そしふ屋外のステップです。 画像クリックでそれぞれのカートに。(公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )
スローステップ ユアーズ スローステップ3段切り替え 玄関ステップ 玄関ステップ ロング ステップ アマゾンジャラ ステップ ウリン ステップ レットシダー ステップ アマゾンジャラ ステップ ウリン2段 ステップ レットシダー2段 玄関ステップ 事例 玄関ステップ 事例2 玄関ステップ 事例3 玄関ステップ 事例4 玄関ステップ 事例5

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