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マンディー・フジャン(雨の水浴び) 11月20日
雨季に完全に突入した。果物のおいしい季節なのだが、毎日降るこの激しすぎる雨には参る。雨の降る前は夏休み前の閉め切った体育館のよう。
だいたい2時間から3時間バケツをひっくり返したような雨。うっかり買い物に行っているとどこかの軒で足止めをくらい、ひたすらジーとしている。それにしてもこちらの人は、特に子どもは雨がお好きなようで、
「マンディーフジャン!!!」とか言って、このどしゃ降りの中でサッカーしたり、さわいだり、訳もなく歩いたり。もちろんビシャビシャ・・・・最初は笠がなかったのか?と思ったけれども、最高に暑い数時間から雨が降るともう、踊り出たい気持ちもわかる。雨が降ると決まって子供たちは外で騒いでいる。昨日は帰りに雨に降られ子どもと同じように自分の体が重いぐらいぬれて帰った。でも、ホットシャワーなんてないので、水浴びして感じたのは「お~~、水の方が温い!」体が冷えきったところに貯めてある水はあったかい。幸せ~~。自然は面白くできているなあ。こちらの大人はドボドボにぬれて帰ってもだれも怒らないだろう。
「こんなに、ぬれて帰っても怒らんの?」と家のまえのお母さんに聞くと「だって、雨だもん。」
梅雨の時期、子どもは遠慮がちに水でピチョピチョ遊びながら帰る。ここまで水にぬれて遊べたら喜ぶだろうなと思う。自然を感じたい気持ちは止めずにほっといた方がいいねんなあ。と改めて思う。自然の代わりは親でもできない。