町の学校と村の学校 11月4日
「いや~~水がきれいですね。きっと、子ども達ものびのびしていることでしょう。」→→マタラムでも充分のびのびしてるで。
「マタラムではそうはいきません。」→→え?
「ごみはゴミ箱に捨てないし。」→→先生達もそうやんか!
「やっぱり自然の中の小学校はいいですね。」→→夜の停電恐そうやなぁ。
と言われるだけあり、この研修先の小学校は水が豊かだった。トイレにはいつも止むことなく水が流れ、校内のカエルの置物(子ども達の手洗い場)からも水が溢れていた。山が近いだけあって水もきれいだ。こんな小さな島でも場所により環境ががらりと変わる。水に年中苦しんでる場所もあると思うと自然は酷だなあと感じる。「自然」と言ってもこちらの先生が言うのは大自然、すぐそこは密林・ジャングル。町から車で1時間でジャングル近くまで到着。ジャングル3丁目小学校の先生は
「町には物も多いし子どもの知識が広がるでしょう。」という。でも、学校はその地域にあるもの、動かないものだから、それぞれその土地の味を出してゆくのが一番いいのだと思う。そうしていると、裏で採れたものです。とバナナとマンゴーが山盛りでてきた。ジャングル3丁目小学校ではこれは大自然の恵み。(これ、毎日タダで食べてんだ。)当人には気が付かないが、他人からみると「ほ~~すげえ。」と思う。その学校の味なんてのはそんなものでないかな?「うちの学校の地域に誇る特徴は!」と職員室で言っていてもつまんない。とちょっと思った。