磐梯熱海温泉では2泊「ホテル華の湯」に宿泊しました。ホテル華の湯敷地の南端の向かい側がこのケヤキの森への遊歩道の入口になっています。 ケヤキの森(約5ヘクタール)内には樹齢300年以上のケヤキの巨木(直径80センチ以上)が77本群生しています。 ケヤキの樹形はふつう箒(ほうき)をさかさまにしたような樹形をしていますが、ここのケヤキたちは2メートルくらいのところから主幹が大きくわかれ、タコの足のような曲がりくねった独特な形をしています。 この樹形は江戸時代に、炭の材料にするために、高い位置で幹を切り、そこから新しい枝が成長し伸びると、それをまた利用するために切るという作業をくり返しすうちに、切り口がコブ状に盛り上がって出来たと考えられています。 このような形を「アガリコ」と呼びます。 ブナではこのような独特な形(アガリコ)は、全国各地で見られますが、ケヤキでは、珍しい物です。特にこのような巨木が「アガリコ」になっているのは全国でもきわめて稀なものです。