v11.0
- ID:
- 33936
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0930
- 見出し:
- グッドデザイン・ベスト100 「木のカタマリに住む」
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150930/CK2015093002000098.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
◆県内から4件
ヤマハのコンパクトシンセサイザー「reface」(上)とライティングオーディオシステム「Relit」(下)
写真
公益財団法人日本デザイン振興会(東京都)が主催する「2015年度グッドデザイン賞」が発表され、静岡県内からは三十件が受賞した。
このうちヤマハとヤマハ発動機、平成建設(沼津市)の計四件が特に高い評価を受けて「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれた。
ヤマハのコンパクトシンセサイザー「reface」とライティングオーディオシステム「Relit LSX-70/LSX-170」、ヤマハ発のスポーツボート「242 Limited S」、平成建設の住宅「木のカタマリに住む」がベスト100入りした。
平成建設の住宅「木のカタマリに住む」
写真
平成建設の選出は初めてで、「木のカタマリに住む」は節やひび割れがあって利用価値の低い木材を加工し、住宅の外壁や内装に使った。
製材の際に出る端材を無駄なく使い、林業の振興に役立てることをデザインの理念に掲げる。
大工らが各木材をビスで留め合わせて板状にし、すき間ができないよう組み合わせた。
デザイン部の李家(りのいえ)東洋さんは「これまでに例のない構法に取り組んだ。
今後も市場価値の低い木材の活用を進めたい」と話す
ヤマハのコンパクトシンセサイザーは小型だが本格的な演奏ができる。
ライティングオーディオシステムは照明機能を備え、音楽を楽しみながらインテリアとして屋内を彩る。
ヤマハ発のスポーツボートは、乗員が船尾に腰掛けて海を近くに感じられるデザインなどが評価された。
ヤマハ発のスポーツボート「242 Limited S」
写真
グッドデザイン賞は、暮らしや社会を豊かにする商品や建築、事業などが対象で、受賞するとシンボルの「Gマーク」を付けることができる。
一五年度は全国から三千六百五十八件の応募があり、千三百三十七件が受賞した。
ベスト100は特別賞の候補になり、この中から最優秀の「大賞」などを選ぶ。
十月三十日に金賞などの各賞、十一月四日に大賞が発表される。
(西山輝一)
fff: