v11.0
- ID:
- 33937
- 年:
- 2015
- 月日:
- 1001
- 見出し:
- 佐用町、森林整備促進へ木材の買い取り制度開始 クリーンセンター内に拠点整備
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/region/news/151001/rgn1510010061-n1.html
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- 記事
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森林整備を推進し災害に強い森づくりを目指そうと、佐用町は10月1日から、佐用郡森林組合と連携し、住民らが所有する森林から切り出された木材の買い取りと活用の取り組みを始める。
町内に木材の集積と出荷の拠点「木材ステーションさよう」を整備した。
町の担当者は「買い取りの制度を広く知って
もらい、森林整備を進めていきたい」と話している。
荒廃した山林を放置すれば、成長しすぎた木によって下草が生えにくくなる。
その結果、大雨などが降った場合に土砂が流出しやすくなり、倒木が川に流れれば川の橋げたなどに絡まって洪水をひどくする原因になる危険性がある。
同町でも平成21年8月に死者・行方不明者20人を出した水害時、こうした
要因が被害拡大の一因になったともいわれており、森林の整備は課題だった。
今回の取り組みでは、木材の買い取りは同組合が担当。
直径5センチ以上、長さ約1・5メートルの木材を1トン当たり6千円で買い取り、薪に加工したり、赤穂市内の木質バイオマス発電所の燃料として活用したりする。
町は、木材の保管と集出荷の拠点として、「木材ステーションさよう」を佐用町佐用の佐用クリーンセンターの敷地内の一角約230平方メートルに、総事業費約300万円で整備した。
町では、森林整備の担い手を増やすため、チェーンソーなどの機材の使い方を指導する研修会の開催なども予定している。
同町の担当者は「森林整備をすることで多少の利益がでることを知ってもらえれば、整備に関心を持つ住民も増えるはずだ」と期待している
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