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- ID:
- 31847
- 年:
- 2014
- 月日:
- 1126
- 見出し:
- 三木産の彫刻刀を愛用、親子2代の版画展 堀光美術館
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201411/0007528310.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
三木産の彫刻刀を親子2代で使う版画家、村上暁人さん(1911~98年)と長男・伸明さん(63)=明石市別所町=の作品展「親子で紡ぐ木版画展」が、兵庫県三木市上の丸町の堀光美術館で開かれている。
暁人さんによる明石の漁師の姿や、伸明さんの三木を題材にした昭和の香り漂う心象風景を
描写した約100点が並ぶ。
12月7日まで。
(堀内達成)
昨年、伸明さんが自身と父の作品を同館に寄贈したことを機に作品展が企画された。
会場1階には、主に今回寄贈された暁人さんの作品が並ぶ。
1957~92年の作品で、網を背負う漁師や屋外で木のたるの風呂に入る家族など日常の営みを表現する。
線が太く、手を大きく変形させた描き方が人間のたくましさと力強さを感じさせる。
伸明さんの作品は主に2階に展示。
瀬戸内のまちの駄菓子屋に集まる子どもの姿を中心に据え、青い海や夕焼けを美しく描いた作品などがある。
三木・湯の山街道の風景に子どもとイヌが歩く後ろ姿を描いた作品もある。
伸明さんは「三木の彫刻刀は切れ味が鋭い」と話し「木版画の手作り感あふれる風合いを楽しんで」と呼び掛けていた。
一般200円、大学・高校生100円、中学生以下無料。
休館日は25日と12月1日。
午前10時~午後5時。
堀光美術館TEL0794・82・9945
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