v11.0
- ID:
- 31421
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0930
- 見出し:
- 屋外木部(木材保護)塗料特集2014 木材保護塗料、DIYerに浸透 実際の使われ方を見てみよう
- 新聞名:
- ペイント&コーティングジャーナル
- 元UR(アドレス):
- http://www.coatingmedia.com/special/archives/2014/09/2014diyer.html
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- 【写真】
- 記事
-
木材保護塗料は、ホームセンターの店頭や塗料のインターネット販売で最も売れ筋の商品となっているように一般消費者の購入も多い。
いわばDIYとも密接に絡んだ商材になる。
では、一般消費者がどのように使用しているのか実際の事例を見てみよう。
紹介するのはエアコンの室外機のカバーを木材で自作し、その仕上げに木材保護塗料を使っているケース。
DIYユーズだとウッドデッキやガーデニング関連での利用がイメージされがちだが、こんなちょっとした用途にも木材保護塗料が使われている。
どこの家にもあるエアコンの室外機だが、「無骨な金属の箱が庭の景観を損ねる」と潜在的に不満を抱えている人も案外多い。
特にガーデニングを趣味としている家庭ではその傾向が強いようだ。
そこでDIYerは「庭の景観にマッチするようなカバーを自作してしまおう」と考える。
最近では市販の室外機カバーも
市販されているが「サイズやデザインなど自宅の庭にピッタリのものが欲しい」とカスタマイズ意欲が強いのがDIYerの性質だ
では、手順を追ってみてみよう
まずは材料の調達。
ホームセンターでSPF材と格子状のラティス、そして木材保護塗料を購入し、あらかじめ採寸していた室外機のサイズに合わせてカット。
費用は材木2,000円、塗料(1ℓ)3,000円ほど
続いて「組み立て後だと塗れない箇所が出てくるので」と1度目の塗装。
ラティスにも細かくサンドペーパーをあて、すぐに塗装作業にとりかかる。
「クリヤー塗装のように難しい作業ではないので、ザックリと」躊躇なく手を動かし、ものの1時間ほどで1度目の塗装が終了。
8~12時間の乾燥時間を要するので1日目
の作業はここで終えた。
2日目は組立作業と仕上げ塗装。
4隅の柱となる枠を組み、前面の広い箇所にラティスを張り、ぐらつかないように幕板で補強していく作業。
電動ドライバーでビスを打ち込んでいくだけの作業で、しかも規格の1×4材を組みつけていくため、木材同士の接合部は直角がキープされておりガタツキもない。
組立作
業も1時間もかからずに終了した。
続いて2度目の塗装作業。
組み立て終わった室外機カバーを上下にひっくり返しながら刷毛で塗れる箇所をすべて塗装していく。
2回目の塗装ではより濃色に着色され、1回目の塗装よりも更にキリッと引き締まった感じだ
こうしてすべての作業が終了。
乾燥時間の関係で2日間を要したが、実際の作業は3時間ほど。
無骨なエアコン室外機がウッディーなエクステリアに変わり、サイズもデザインも自宅の庭にピッタリ。
「手軽な割にとても満足度が高い」今回のDIY。
こんな場面でも木材保護塗料は重宝されている
ちなみに「塗料がかなり余ってしまうのでもっと小さいサイズも販売してほしい」との要望も
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