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    ID:
    30991
    年:
    2014
    月日:
    0728
    見出し:
    木のぬくもりにLEDの間接照明 照度も約半分に抑え省エネ化
    新聞名:
    環境ビジネスオンライン
    元UR(アドレス):
    http://www.kankyo-business.jp/column/008379.php
    写真:
    【写真】
    記事
    床と壁の反射光を考慮しダウンライトの照度を40~50%に抑え、電球型ランプの採用で取り換えの手間を省く。
    天然木も使用した施設の環境配慮型ビジネスモデル 三菱地所グループ/社員向け研修施設「高輪フォーラム」(東京都港区高輪) 東京都港区の「高輪フォーラム」は三菱地所グループの研修施設と社員寮を併設した複合施設で、可能な限りLED照明を使用する三菱地所グループの環境基本方針を体現するモデルプロジェクトとして設計された。 設計コンセプトは"交流・環境・記憶の森"。
    交流は三菱地所グループ全体のコミュニケーション の活性化を図る施設を意味し、環境はLED照明をはじめ再生可能エネルギーや木材の利用による環境性能を追求した。 樹木とLEDの組み合わせ 記憶の森は、創業者の本邸で現在三菱グループの迎賓館に使用される「開東閣」の隣接地に建設されるため、歴史を継承する意味で樹木を残した。
    研修施設、社員寮とも照明は非常灯やシャワールームなどを除き、すべてLED照明で、ダウンライトを主体とし、間接照明も付加した。 このうち社員寮はキッチンを備えた25平方メートル程のワンルーム203室からなりその特徴は照明設計と運用方法にある。
    LEDランプはエントランスなどを除きすべて電球タイプを採用し、管理員でもランプ交換できるようにした。 一体型照明では寿命がくると設備業者を呼ばなければならず、メンテナンスコストに影響する。
    しかし電球型なら日常の管理作業の中で行い省力化できる。
    天井照明の配置は省エネ化するため廊下の照明を各部屋のドア上部に設置し、鍵穴が見える程度の照度に設定した。 高輪フォーラム通路照明のようす 一般に通路部分の照明は、廊下であればその天井の中央に一列に規則正しく照明を配置し、これを基準にドアの鍵穴が見え歩行に支障がない程度に照度を設定する。
    寮の共用廊下は、LED照明の照度を100%とせず40%~50%に調光した。 電気設備設計部主事の高倉崇氏は「机上だけで照度設計しがちだが、内装が仕上がった段階で実際の空間をみると壁や床からの反射光が照明シミュレーションと異なる場合がある」とする。
    各階で採光条件が違うため「竣工にあたり実際に照度を計測しながら階数やエリアごとに調光制御した」という。 照明が少ないので一見すると暗いように思えるが、寮生へのヒアリングでは実用上支障はなく、ホテルライクで高級感があると評価されているようだ。
    天井照明をドア側にして設置数を少なくしたことで廊下からの漏光を抑えられ、外壁をライトアップする効果も高まった。 「快適に生活できる十分な明るさを確保しながら照度を抑えたことで、約4万時間とされるLEDランプの寿命延長が期待できる」としている。
    社員寮のエントランスとメインアプローチ部分は一体型のLEDを設置しているが、これも1日の点灯時間を10時間以内に抑え、大規模改修まで設備業者を呼ばなくてもよい ように配慮した fff:

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