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- ID:
- 29360
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0104
- 見出し:
- 復興願う木工作品展 小諸の工房、東北の栗やカツラを材料に
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinmai.co.jp/news/20140104/KT140102GDI090003000.php
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
小諸市古城で工房「木馬とキッチン」を経営する三原悟さん(65)が、福島県南会津町の木材店「きこりの店」と共同の作品展を工房近くの温泉宿「中棚荘」の土蔵ギャラリーで開いている。
三原さんは、東北地方の木材を扱うきこりの店から材料を仕入れており、東日本大震災からの復興の願いを込めて企
画した。
16日まで
三原さんは、ままごと用キッチンや木馬など子ども向けのおもちゃを中心に約50点を展示。
ほぼ全ての品に東北地方の栗やカツラといった材を使い、のこぎりやノミで仕上げた。
子どもが触れる部分が多い木馬は「手触りが良く木目もきれい」というブナ材だけで作った。
きこりの店は、箸、コースター、テーブル
など約40点を出展している。
日曜大工が趣味だったという三原さんは10年ほど前、きこりの店主催の木工教室に参加した。
退職を機に2012年、岡山市から小諸市へ移住して工房を開き、「良い素材を使いたい」と、同店から木材を仕入れてきた。
東京電力福島第1原発事故以降、風評被害で一時期きこりの店への注文が減ったとい
う話を聞き、同店に呼び掛けて共同展を開くことにした。
三原さんは「国産の木の温かさを感じてほしい」と話している。
午前10時~午後4時(最終日は正午)。
展示作品は一部を除き、販売もしている
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