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- ID:
- 29362
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0104
- 見出し:
- 宮城知事応接室の大型テーブル 被災木材製品に新調
- 新聞名:
- 河北新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140104t11019.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
宮城県庁4階の知事応接室にある大型テーブルが、東日本大震災で被災した県内の防潮林の木など県産材を活用した製品に新調された。
約25年間使った大理石のテーブルが震災の影響も加わって老朽化し、県が買い替えた。
村井嘉浩知事が訪問相手に「震災を忘れないでほしい」とのメッセージを発
信する狙いもある
新しいテーブルは幅4メートル、奥行き1.2メートル、高さ50センチ。
津波で被災したマツなどで作られた「復興合板」を使った特注品で、価格は約120万円だった
12月24日に使用を開始。
村井知事は宮城農高生徒らが25日に訪れた際に早速、「津波で被災した木材を加工して作ったテーブルなんです」と紹介した
復興合板は、合板製造大手セイホク(東京)のグループ会社で、津波被害を受けた西北プライウッド(石巻市)が加工製造した。
テーブルは、同社が事務用品大手イトーキ(大阪市)と共同製作している。
応接テーブルの買い替えを検討していた県が「復興の象徴になる」と発注した
応接室を使う知事への表敬訪問は、年間1200回を超える。
県秘書課は「訪れた多くの人に見てもらい、震災の風化防止につなげたい」と説明する
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