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    ID:
    29895
    年:
    2014
    月日:
    0312
    見出し:
    建仁寺の木像の中に人の顔の彫刻
    新聞名:
    NHK-
    元UR(アドレス):
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140312/k10015916271000.html
    写真:
    【動画】
    記事
    京都の建仁寺に300年以上前から伝わる僧侶の形をした木製の像の中から、さらに古い時代の人の顔の彫刻が見つかりました 専門家はこの寺にもともとあった僧侶の像が古くなり新しく作り直す際、参考にした古い像の顔の部分を中に入れたのではないかと話しています この人の顔の彫刻は京都の建仁寺の境内にある寺、西来院に伝わる「蘭渓道隆坐像(らんけいどうりゅうざぞう)」の中から見つかりました 蘭渓道隆坐像は鎌倉時代に中国から渡来し建仁寺の住職も務めた僧侶、蘭渓道隆をモデルにした等身大に近い木製の像で、江戸時代初期の延宝4年、1676年に作られました このほど専門家が詳しく調べたところ、首の部分を外すと中からおよそ30センチの人の顔の木製の彫刻が見つかりました 内側の部分がくり抜かれていて目の部分に穴が開いていることから、かつては水晶などがはめ込まれていたと見られています 鎌倉時代に作られたと見られ、顔つきが蘭渓道隆の像とよく似ていることから、調査に当たった東京国立博物館の浅見龍介東洋室長は「この寺にもともとあった蘭渓道隆の像が古くなり江戸時代に新しく作り直す際、参考にした顔の部分を中に入れたのではないか。
    建仁寺に伝わる最も古い彫像である可能性 もあり貴重な発見だ」と話しています 建仁寺の蘭渓道隆坐像は今月25日から東京国立博物館で開かれる特別展で公開され、今回見つかった彫刻の写真も合わせて展示されます 建仁寺に残る最古の像の可能性 蘭渓道隆は、鎌倉時代に中国から日本に渡来した禅宗の僧です 鎌倉幕府の執権、北条時頼に信頼され、鎌倉にある臨済宗建長寺派の大本山、建長寺の初代住職になりその後、栄西が京都に開いた建仁寺で住職を務め、日本に禅宗の教えを広めました この蘭渓道隆の姿を残した彫刻や肖像画は京都や鎌倉の寺院などに複数残されています このうち今回、中から人の顔の彫刻が見つかった建仁寺の「蘭渓道隆坐像」は蘭渓道隆の没後400年を前に江戸時代初期の延宝4年、1676年に将軍家お抱えの仏師、康乗によって作られました しかし、建仁寺は室町時代の応仁の乱などでたびたび火災に遭っていて、鎌倉時代に作られた仏像などは残っていないとされてきました このため顔の部分だけとはいえ、鎌倉時代に作られたとみられる彫刻が見つかったことは建仁寺に残る最も古い像である可能性があり、専門家が注目しています fff:

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