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    ID:
    26768
    年:
    2013
    月日:
    0206
    見出し:
    木工・かんな掛けに悪戦苦闘/記者が体験
    新聞名:
    デーリー東北新聞
    元UR(アドレス):
    http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/02/05/new1302051601.htm
    写真:
    【写真】
    記事
    旧大野村(現・洋野町)が村おこしで始めた大野木工。
    職人の技に心を引かれ、1月中旬、おおのキャンパス木工房を訪ね、木工ろくろを使って小皿作りを体験した。
    職人の作業は簡単そうに見えたが、かんな掛けでは刃を当てるわずかな角度の違いで削れ具合が大きく変化。
    木を削り過ぎるなど悪戦苦闘 した。
    (報道部・西舘康司)  道の駅おおの近くの工房には、木工ろくろや帯のこなど工作機械が並ぶ。
    危険を伴うため、入り口には無断で入らないよう張り紙が貼られ、緊張しつつ工房に入った  挑んだのは、初心者向けの直径18センチの皿作り。
    主な工程は木材カット、粗彫り、表面の整形、仕上げのやすり掛け。
    本紙に連載中の「手しごと拝見」に登場していただいた瀧音嘉幸さん(49)に指導を受けた  木材のカットには電動の帯のこを使う。
    2センチほどの刃が高速で回転する。
    間違えば大けがにつながると思うと、無意識のうちに腰が引けた。
    赤えんぴつで皿の大きさが描かれた木を、刃に押し当てて八角形に切る。
    一度、押し込む角度が悪く円の内側まで切った。
    「小さくなりますが大丈夫」と励まされた  木工ろくろは、空気を吸引する力で木材を固定する。
    足元のペダルを踏むと、木が回転する。
    刃先がU字形の「ろくろかんな」を当て、刃を内側から外側へ滑らせるように動かすと、皿のへこみ部分が姿を現す  かつお節のような削りかすが次々に出てきて、調子がいいと思い始めた時、かんながはじかれ、木が深くえぐれた。
    刃の角度が悪かったようだ。
    瀧音さんに修復してもらい、事なきを得たが、油断は禁物だ  次は「バイト」と呼ばれる薄刃で、波打った表面を滑らかにする作業。
    途中、砥石(といし)で薄刃を研いでもらうと切れ味が増し、削りかすが細かくなって面白かった  最後は紙やすりを掛けて完成。
    作業は2時間。
    終盤は中腰の体勢がきつかったが、何とか形はできた。
    体験してみて、土産品として並ぶ木工製品に、それなりの値段が付いていることに納得した  木工ろくろ体験は要予約。
    竹とんぼやキーホルダー作りなどは予約不要なので、興味のある方は気軽に体験してみては  ■大野木工 出稼ぎの多かった旧大野村で、地域資源を生かしたものづくりを進めようと1980年に始まった。
    皿や椀(わん)など木の温もりが伝わる食器は、全国約140カ所の保育園などで使われている。
    補修も可能で長く使えるのが特長だ 【写真説明】 fff:

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