v11.0
- ID:
- 28537
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0904
- 見出し:
- 県産木材で書棚
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130830-OYT8T00617.htm
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- 記事
-
木のぬくもりが感じられる学校図書館づくりを目指すNPO法人「学校図書館木質・活性化支援センター」(奈良県田原本町)の創立総会が29日、奈良市の県立図書情報館であった。
出席者らは「県産材を使った書棚やパネルを幼稚園や小中学校に寄贈することなどを通し、子供たちが読書を楽しむ環境を整えたい」としている。
2012年の文部科学省の調査では、県内の学校図書館の専任職員は公立小学校で206校中31校、公立中で105校中19校にしかおらず、他の都道府県と比べても少ない。
こうした中、県内の学校図書館やPTA、林業関係者らが「子供たちが自ら足を運ぶ図書館づくり」を目標に、昨年5月から準備を
進めてきた。
総会には、荒木美久子・県学校図書館協議会長ら約30人が出席。
同センター理事長に就任した藤井フミ子・元田原本町立図書館長が、「学校教育の支援と、県内の林業の活性化にもつなげたい。
県産木材に触れることで、園児や児童、生徒が郷土愛を育んでくれればうれしい」と抱負を述べた。
この後、事務局担当者が今後の事業内容を説明。
県内の幼稚園や小中学校の図書館に県南部の吉野産のスギやヒノキを使った書棚を置いたり、木材パネルを壁や床に張ったりすることで、「図書館の木質化」を推進することを確認した。
また、図書館担当者の研修会を支援し、読み聞かせ団体との連携を深め、「子供が多くの本と出会い、活字に親しむことで心豊かな人に育つように、学校図書館の読書環境の改善と活性化を図る」としている。
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