v11.0
- ID:
- 28506
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0902
- 見出し:
- 躍動おわら男踊り 音琴さん チェーンソー彫刻 井波
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20130902/CK2013090202000023.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
富山市八尾町の越中八尾おわら風の盆が一日に始まったのに合わせ、伝統工芸・井波彫刻師の音琴冰春さん(53)=砺波市平和町=が同日、スギの木の丸太を越中おわら節の男踊りに彫り出すチェーンソーアート作品を作った。
これまで毎年、風の盆に合わせて女踊りの作品を作ってきたが、今回初
めて男性の勇壮な姿を彫刻作品に仕上げた
高さ一メートル、直径四十五センチのスギの間伐材を使い、南砺市北川のいなみ木彫りの里駐車場で公開制作した。
編みがさに法被、股引姿で、両手を上げて左足を膝から曲げて上げる男踊り独特のポーズを彫り上げた。
チェーンソーと井波彫刻の技術を駆使して彫り進められると、躍動感あふれる男
踊りが徐々に現れ訪れた人たちが興味深そうに見入っていた
木の堅さや木目などを見極め、木が割れないよう注意しながらチェーンソーをあて、手の上げ方、首や左足の角度など立体的に表現。
音琴さんは「体を木の中心から外して作ったことで、大胆なポーズでも割れずに木目を生かした作品に仕上がった」と説明し、「ポーズが難しいため男踊りの彫刻作品はほと
んどなかったが、かっこいい男踊りをPRする作品を作りたかった」と話した
fff: