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- ID:
- 26542
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0121
- 見出し:
- 島根の古代出雲歴博 人と木の結びつき紹介
- 新聞名:
- 産経新聞
- 元UR(アドレス):
- http://sankei.jp.msn.com/region/news/130119/smn13011902110003-n1.htm
- 写真:
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- 記事
-
古代から日本人の暮らしの中で使われた木製品と、その製作技術を紹介する島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市大社町)の企画展「匠の技」が18日、開幕した。
県内外の遺跡から出土した木製品など約200点を展示。
木の伐採や製材法に木製品の復元製作など実験考古学的な検討も加え、分か
りやすく紹介している。
3月17日まで
企画展の副題は「弥生製品から出雲大社まで」。
カシ、クリなど堅い木、スギ、ホオノキなど柔らかく加工が容易な木など原料木の性質の違いを理解して道具を作り出してきた先達たちを取り上げている。
「木と人」の序章から、「木の道具に見る工夫」「木の道具ができるまで」「マツリの漆に見る木の文化」の各テーマで、弥生時代の鍬(くわ)や机、木製銅剣に、古墳時代に死者の霊を天空に運んだという鳥形木製品などを展示。
日本人の暮らしの中で、木がどのように関わってきたかを説明している。
また、5月10日に「平成の大遷宮」を控える出雲大社の展示コーナーも特別に設け、本殿大屋根の檜皮(ひわだ)葺作業で使われた道具なども展示、脈々とひきつがれている伝統技をひもといている。
期間中には関連講座(1月19日、2月3日、2月24日)も3回開く
企画展の観覧料は、一般700円、大学生400円、高校生以下は無料。
問い合わせは同博物館((電)0853・53・8600)
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