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- ID:
- 27980
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0624
- 見出し:
- 床下から200年前の「木馬(きうま)」 伊那の弘妙寺
- 新聞名:
- 長野日報
- 元UR(アドレス):
- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=28795
- 写真:
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- 記事
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伊那市高遠町荊口の弘妙寺(ぐみょうじ)の床下から、「木馬」(きうま、きんま)が見つかった。
切り出した木材を山から運び出すそり状の木製道具で、田中勲雄(くんゆう)住職によると、建物の建立時期からみて、少なくとも200年以上前のものだという。
寺の歴史を知る資料として保存し、参拝者らに見てもら
う考えだ
同寺は鎌倉時代の1205年(元久2年)の開山とされ、800年の歴史を持つ。
現在の建物は約400年前に再建され、200年ほど前に改築されたという。
木馬は、本堂と庫裏を結ぶ廊下部分の改築中、床下から見つかった。
当初は単なる建築廃材と考え処分する予定だったが、丸や四角の穴が開いているのに気づき、田中住職が組み立てたところ、そり状の物体が組み上がった。
住職によると、何の用途に使われたものか見当が付かなかったが、「木馬」ではと思い、インターネットで調べたところ分かったという。
木馬は堅い角材と丸太を組み合わせたもの。
長さ約2.5メートルの角材2本を縦にし、長さ約1.5メートルの丸太3本を横張りにして固定。
地面を転がす車の代わりを成す丸太3本を、横張りに沿うように組み込んでいる。
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