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- ID:
- 27977
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0624
- 見出し:
- 嘉麻市:新生児にスプーンプレゼント 「温かい手触りで離乳食を」 地元木材で手作り
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130623ddlk40040191000c.html
- 写真:
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- 記事
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新生児に地元の木材で作ったスプーンをプレゼントする事業を、嘉麻市が4月から始めた。
同市は面積の約7割を森林が占めており、市は「温かい手触りの木製スプーンを通して、親子で貴重な資源について考えてほしい」と話している。
対象は4月1日以降に同市で誕生した子供。
誕生から4カ月ほどして始まる家庭訪問で配布する。
同市で昨年度に誕生した子供は269人で、これを参考に約300本を製作した。
市の関係者が、長野県で同様の取り組みが行われていることを報道で知ったことがきっかけ。
市内で手づくり家具を販売する「ウマミアソシエ」を経営する三谷宜嗣(よしつぐ)さん(36)が昨年2月から、材質や形などの試行錯誤を重ね、9本の試作品を製作。
材料には木目が美しい、ケヤキを使用した。
形
は、離乳食を食べさせやすいように、持ち手を長くし、取っ手のところにカーブを付ける工夫を凝らした。
一本一本、三谷さんが手作りした。
スプーンにしたのは、生まれた子供が生涯、食べ物に困らないようにとの願いからスプーンを贈る欧州の風習「ファーストスプーン」(初めてのスプーン)にちなんだ。
三谷さんは「長く使ってもらえるので、大きくなった時に故郷を思ってくれれば」と話している
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