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2011年- 明治期の橋脚か |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 23382
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0206
- 見出し:
- 明治期の橋脚か 天竜川で木橋のくい見つかる
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120205ddlk22040144000c.html
- 写真:
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- 記事
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磐田市池田の天竜川河川敷で1883(明治16)年にかけられた木製の「池田橋」の橋脚とみられる、くいが見つかった。
約1キロ下流では昨年暮れに木製「天竜橋」(1163メートル)の橋脚土台が発見されており、市は3日、専門家を招いて両橋の現地視察を行った。
くいは直径約30センチで、東西60メートル、南北10メートルの範囲で36本がジグザグに並んでいる。
市は昨年の台風による出水と流路の変化、冬場の渇水で露出したとみている。
池田橋は天竜橋の5年後に架けられた幅2・7メートル、長さ774メートルの有料橋。
1933(昭和8)年に、現在の天竜川橋が完成した後に取り壊された。
現地を訪れたのは木橋研究の第一人者、福岡大学工学部の渡辺浩准教授。
二つの橋を視察し、池田橋のくいは「橋脚や流木よけと思う」とした上で「こんな大きな川にかかった木の橋を見たのは初めて」と語った。
明治期の木橋は資料が残っておらず、木橋の変遷を知る手がかりとして貴重だという。
市は5日に池田橋の現地見学会を開く。
希望者は近くの「池田の渡し公園」に午前11時までに集合のこと
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