v11.0
- ID:
- 23072
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0104
- 見出し:
- 木のみみプロジェクト:廃材活用 徳島の木材卸会社、切れ端で物作り
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20111230ddlk36040274000c.html
- 写真:
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- 記事
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物を大切にする心を伝えようと、徳島市の輸入木材卸売「中山源太郎商店」が、製材の際に出る木の切れ端を活用する「木のみみプロジェクト」を展開している。
子どもを対象に切れ端を使った工作教室を開いたり、県内で創作活動をするクリエーターに切れ端を使ってもらうなどしており、企画した同社役員の
中山尚子さん(36)は「本来捨てられていた切れ端に光を当てたい」と話している。
【山本健太】
同社は、ブラジル産のイペや東南アジア産のセランガンバツといった硬い木の製材を手掛ける。
製材の際に出る、長さ数センチ程度の切れ端は、以前は廃材として捨てていた。
この切れ端の再利用を考えていた中山さんは、09年8月に初めて、佐那河内村で小学生を対象に切れ端を使った物作りの体験イベントを開催。
車や家などを思い思いに作る子どもたちの楽しそうな姿を見て、本格的にプロジェクトを始めようと決めた。
名称の「木のみみ」はパンの耳から発想して名付けた。
これまで、子どもに切れ端を自由にデザインしてもらい、メッセージタグを作るイベントを開いたり、県内のクリエーターと協力して作品展を開くなどしてきた。
今年からは、徳島市内の雑貨店で切れ端で作ったペンダントの販売も始めた。
更に新たな活用法を今後も模索するといい、中山さんは「切れ端を通して自然素材の面白さやデザインの楽しさも広めることができれば」と話している
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