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- ID:
- 25675
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1026
- 見出し:
- 行政・政治 : 木のおもちゃ完成 伊那市のウッドスタート事業
- 新聞名:
- 長野日報
- 元UR(アドレス):
- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=26591
- 写真:
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- 記事
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伊那市が今年度導入した「ウッドスタート事業」で、新生児にプレゼントする木のおもちゃが完成した。
「木育」推進や木工業振興を狙いに、地域の木材を使い、市内の職人が手づくりするなど「地元」にこだわった7品を用意。
乳児の6カ月健診に合わせ、11月1日から希望者への贈呈を始める。
おもちゃは、ヤマザクラやクリ、タモなどを使った積み木や、クルミの木で作った木製の笛「デカイナ」、ヒノキ製で漆塗りの離乳食用食器など。
市内の木工職人らでつくる「ユカイナ倶楽部」(加納義晴代表)と「ウッドフォーラム伊那」(宮原勝会長)が、安全性や創造性を高める工夫などを重視し、1点5000円
以下で開発した。
市が友好都市提携を結ぶ東京都新宿区では、昨年度から同様の事業を開始。
ウッドフォーラム伊那が製品を納めている。
木の温もりや安全性などが保護者らの強い関心を集め、高い評価を受けているとの評判を受け、同市でも導入を決めた。
市は出産祝い品として、6カ月健診時に絵本をプレゼントする「ブックスタート事業」を行っているが、当面はウッドスタート事業と併用する方針。
絵本3冊か木のおもちゃ1品のいずれかを選べるようにする。
白鳥孝市長は「身近な木や自然に親しむ『木育』の推進をはじめ、物を大切に使い続ける心、創造性や感受性の育成などにつながれば」と期待している
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