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- ID:
- 24423
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0531
- 見出し:
- 「東北復興計画」が木工コンクール最優秀
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20120531/CK2012053102000009.html
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- 【写真】
- 記事
-
松阪市久保中一年の上田智也君(13)が昨夏制作した木工工作が、「第三十六回全国児童・生徒木工工作コンクール」(日本木材青壮年団体連合会主催)で最優秀の文部科学大臣賞に選ばれた。
「がんばろう東北!僕の復興計画」という題の作品。
津市の県総合文化センターで表彰を受け、「受賞は
うれしい」と喜んでいる
作品では、昨年の東日本大震災で地震や津波の被害を受けた東北地方の街の様子と、上田君が考えた未来の東北復興像を、一枚の板の上に組み合わせて表現した
板の半分には、灰色に着色したおがくずに接着剤を練り込んだ「泥」の上に、木材の切れ端で壊れた家や車を作って置き、痛ましい被災地の惨状を表した。
もう半分の復興像の方は、太陽光パネルを使った建物の模型を並べ、クリーンエネルギーを使って街々が早く立ち直ってほしいという願いを込めた
上田君は小学四年生から木工作品の制作に興味を持ち、母親の知人で材木店に勤務経験がある同市稲木町の会社員清水敬久さん(67)に“弟子入り”。
以来、毎年夏休みには、清水さんにアドバイスを受けながら、同市上川町の松阪木材センターや自宅で作品づくりに励んできた。
過去に作った観光
船や蒸気機関車を模した作品も、コンクールで知事賞などを得た受賞歴がある
小学校生活最後の作品が栄誉に輝いた上田君は「受賞以上に、自分の作品が、やっと手元に戻ってきたことがうれしい」と笑顔。
まな弟子の受賞を、清水さんも「一生懸命に頑張った成果」とねぎらった
作品は松阪木材センターで展示されている。
見学は自由
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