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- ID:
- 24399
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0529
- 見出し:
- 古材生かした木のおもちゃ 明石の男性が制作0
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0005091840.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
兵庫県明石市内で工務店を営む大塚博さん(63)=同市東仲ノ町=が作り出す“エコ”な木のおもちゃが、静かな人気を集めている。
材料は古い民家を解体する際に出た古材や、建築用木材の切れ端などの廃材。
自宅玄関に設けられた「ギャラリー」には、木目やふぞろいな形を生かした素朴で温かみの
ある動物や魚などが並ぶ。
(広畑千春)
「大塚工務店」(桜町)は1924年創業の老舗。
大塚さんは2代目として50年以上携わり、形が合わない端材や需要のない古材の一部を「もったいない」と引き取って家具などの材料に活用してきた
昨年、会長となって経営の第一線から引いたのを機に、おもちゃ作りを始めた。
無塗装にこだわり、ペンギンなら左右で色が違う板、カタツムリなら年輪の出る小口切りの板…と、木目や材質を選び、糸のこで切っていく。
長年培った技術を生かし、返りや割れが出ないよう細工も施す
1年で200点近くを作り、孫にプレゼントしたほか、自分と妻の名前を取って「古材ギャラリー博美園」と名付けたスペースを玄関先に設けて展示。
すると、道行く人から「譲ってもらえませんか」と声が掛かるようになった
「木を見ているとアイデアが出てくる。
その“出会い”が面白い」と大塚さん。
「あくまで趣味」としつつ、「子どもが喜んでくれて、木が持つぬくもりや魅力を知るきっかけになればうれしい」と目を輝かせ、木枠を手作りする紙芝居など新たな作品にも挑戦している
大塚さんTEL078・911・5034
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