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2011年- 漆器をメーンの作品展 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 23190
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0117
- 見出し:
- 松本のギャラリーで漆器をメーンの作品展-「おもてなし」をテーマに
- 新聞名:
- 松本経済新聞
- 元UR(アドレス):
- http://matsumoto.keizai.biz/headline/1070/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
松本のギャラリー「ギャルリ灰月(かいげつ)」(松本市中央2、TEL 0263-38-0022)で現在、「おもてなしの器展」が開催されている。
同展では「おもてなし」をテーマに、漆器や陶器など約70点の作品を展示する。
出展者は、大場漆部、川勝英十津さん、李慶子さん、市岡泰さん、鎌田克慈さん、喜多村桃世さん
漆器作品が多い同展。
作家ごとに違う漆の質感や表情を楽しむことができる。
「一口に漆といっても質感やつやなどさまざま。
それを感じ、実際に見比べられるので面白い」と同店オーナーの滝澤充恵さん。
大場漆部が制作する漆作品は落ち着いた色味の朱色と黒。
金箔(きんぱく)をあしらった杯は金箔の
上から漆を塗り、金の上品さを生かした作品に仕上げている。
鎌田さんの作品も落ち着いた色合いだが、漆を塗る前に貼る布の目を生かした作風が特徴的。
大場漆部とはまた違った雰囲気がある。
川勝さんは大型で鮮やかな色合いの盆などを出品。
国内でとれる木材では最も軽いといわれるキリ材を使い、作品の大きさからは想像できないような軽さを出している。
下地の色がかすれて見える塗り方で、自然に出るかすれを生かした作風にしているという。
陶器は白地でシンプルなのものが多く、漆作品と組み合わせて展示する。
器のほか、皿やカップなども。
つやのあるものやマットなもの、使い込んだような雰囲気のものなど、さまざまな質感の作品が並ぶ
「新年なので、華やかに。
漆の食器は毎日使うといい色艶になる。
正月や祝い事のときだけではなく、日常的に使ってもらうきっかけになれば」と滝澤さん。
「気軽に使える漆の器が一つあるだけで食卓が明るくなる。
和食だけでなくモダンにも使ってもらえるので、ぜひ手に取ってご覧いただければ」とも
作品は販売も行う。
営業時間は11時~18時。
火曜・水曜定休。
入場無料。
1月29日まで
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