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2011年- 県産材の利用促進へ初のシンポ |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51706
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0929
- 見出し:
- 県産材の利用促進へ初のシンポ
- 新聞名:
- 福井新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/10years_ago/30706.html
- 写真:
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- 記事
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「ふくいの木で家を造ろう」シンポジウム(ふくい青年林業27 件会議所、福井県主催)が二十九日、福井市の県自治会館で開かれた。
林業から製材、建築業者、消費者までが一緒になり、県産材を使った地域循環型の家づくりの推進策を考えた。
環境への負荷が少なく再生可能な点からも木材への関心が高まっている中、県産材利用を促すとともに、地域の森林を守り育てる重要性を再認識してもらおうと初めて企画。
林業27 件者、製材・加工業者、建築・設計関係者ら約百七十人が参加した。
基調講演では、大阪府で建築設計事務所を主宰する三沢康彦さんが「自然素材の家」と題して地域材を使った家づくりの取り組みを紹介。
「木造建築は体にいいと見直されているが、地元の木材が製品としていつでもだれでも明快な価格で買える環境にしてほしい」と語った。
木を切り、売っては植林して循
環させることが、山林の活性化、環境の両面で効果があるとも指摘した。
また、住宅の構造用に県産杉材を使おうと有志で流通開発を検討している堀川智さん(県木の家協同組合理事長)は、自らの活動を基に「県産材の利用拡大には伐採から製材、設計・施工、大工職までが一体となった体制が必要」と語った。
引き続きパネルディスカッションが行われ、天谷光治大野市長らパネリスト五人がさまざまな立場から意見を交換。
「林業27
件を営む側が安心して生産できるよう、使う側が連携して県産材の利用を促さないといけない」とする建築士の声のほか、製材業者からは「ムク材にこだわる一方、集成材も積極的に生かしてほしい」などの意見が出た
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