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2011年- 木」はどう区別する |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51518
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0907
- 見出し:
- 「草」と「木」はどう区別する?
- 新聞名:
- 産経新聞
- 元UR(アドレス):
- http://sankei.jp.msn.com/life/news/110907/trd11090707370007-n1.htm
- 写真:
- 【イラスト】
- 記事
-
よく「草木」と一口に言いますが、草と木はどこで区別するのでしょうか。
高く生えるのが木で、低いものが草ですか? とすると、高さの基準はどこにおきましょう。
腰くらいまでの高さなら草ですか? でも、身長は人によって違いますから、小学生の腰までと大人の腰まででは大きな差が生じます
では、幹があるのが木で、幹がないのが草とするのはどうでしょう。
この場合、幹と茎はどう区別しましょうか。
幹と茎の違いで思い浮かぶのはその硬さですが、これは程度の問題がありますね。
菊やヒマワリ、ココヤシやバナナなど、茎の硬さといえど、どこまでを硬いとするかは難しいところです
とすると、色の違いで見分けるのはどうでしょう。
茎は緑色で幹は茶色。
この色の違いはなぜ生じるのでしょうか。
幹にあって草にないものは? 幹を切ったときに見えるものは? そう、年輪ですね
年輪はどうしてできるのでしょうか? 年輪は成長輪ともいい、1年で1つずつ輪が増えていきます。
ですから、年輪の数で木の年齢(樹齢)を知ることができます。
年輪があるということは、幹が成長して太くなっていくということ。
ということは…。
そうですね。
「木」はその成長が「高さだけでなく横にも太くなっていくも
の」といえますし、これはすなわち、何年も生きているものにもつながります。
対して、地上部分が1年で枯れてしまうものを「草」と呼ぶことができそうです
実を明かせば、植物分類学上では木と草は明確な区分はされていないようで、年輪ができる=木本類が「木」で、できない=草本類が「草」とするのが一般的であるようです
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マメ科、アブラナ科など、植物は普通「科」で区分しますが、同じバラ科でも桜や梅は「木」で、イチゴは草というように、「科」で統一されているわけでもありません。
また、「竹」のように木にも草にも区分できないものもあります
では、もう一つ問題です。
果物と野菜の見分け方はどうですか。
食後に食べるものが果物で、料理の食材として使われるのが野菜でしょうか。
または、果物には種があることから果実の部分を食べるのが果物で、その他の部分、葉や根などを食べるのが野菜と分けることもできるのでしょうか。
いろいろ考えて
みるとなかなか難しいですが、おもしろいですね
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