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2011年- 建築大工2級に合格 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50547
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0525
- 見出し:
- 熊本工高定時制の古場さん、建築大工2級に合格
- 新聞名:
- くまにちコム
- 元UR(アドレス):
- http://kumanichi.com/news/local/main/20110524007.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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熊本工業高定時制建築科3年の古場隆行さん(17)が、国の技能検定の建築大工2級に合格した。
繊細な木材10 件加工技術が必要な同2級試験は現役の大工にも難関とされ、高校生の合格は珍しく、同校定時制からは初めて
2月にあった検定試験は、木造建築物の屋根の末端を支える部材「振[ふ]れ垂木[たるき]」製作が課題だった。
6時間以内に製図と、長さ20~80センチの木材10 件8本で実物を完成させることが求められた。
垂木製作は、くぎをほとんど使わず、ほぞで接合するため、のみやかんなを使い、緻密で正確な接合部づくりが必要。
このため古場さんは昨年8月から準備を開始。
京都御所など歴史的建築物の修復経験がある祝[いわい]智徳実習教師から、斜めの切り込みなどを入れる複雑なほぞづくりを学んだ
古場さんは母と兄弟の4人暮らしで、家計を助けようと定時制に進学。
授業と日中のファストフード店でのアルバイトを両立させ、主将を務めるサッカー部の練習も欠かさず、その合間や休日に技術を磨いた。
幼いころから大工になるのが夢だっただけに、古場さんは「3月に合格の知らせを聞いた時は、本当にうれしかった。
先生たちや先輩に感謝したい」と話す。
県庁で30日にある授与式で合格証を受ける
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