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2011年- がれき木材を商品化 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50541
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0525
- 見出し:
- がれき木材を商品化 復活の薪に
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001105240002
- 写真:
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- 記事
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被災した岩手県大槌町吉里吉里(きりきり)地区の被災者たちが、倒壊した住宅の木材を薪(まき)にして商品化する。
がれきの片付けとともに、生活再建のきっかけになればいい、という思いがある。
商品名は「復活の薪」だ
地区の避難所には、企業などの寄付で薪ボイラーで沸かすテントの風呂が4月に設置され、地区のがれき木材を燃料にしてきた
ボランティアで薪づくりをしていた大阪市のNPO団体の男性(46)が積み上がる薪を見て「これ売れるんとちゃうかな」と提案したのがきっかけ
家屋の木材は乾燥しているため、津波で表面がぬれても乾けば問題ない。
安全性も確認できたので、風呂、ストーブや芋煮会などの燃料用の薪にできると考え、被災者やボランティアが準備を進めてきた
被災者らが15日に任意団体「吉里吉里国(きりきりこく)」を立ち上げた。
16日には被災者12人が近くの漁港で、流れ着いた木材を集めた。
木材は長さ28センチにそろえて切る
家と養殖施設、船をすべて流された漁師前川洋平さん(75)は「漁の再開はすぐには難しい。
薪を作る仕事ができるならやろう」と思ったという
団体発起人の芳賀正彦さん(63)は「がれき撤去と同時に有効利用できる。
こづかい程度でも被災者の生活再建につなげたい。
将来的には地区の里山の間伐材も薪にし、山を整備することを目指す」と話す
値段は10キロ500円で通信販売する。
収益は木材回収や薪を切る被災者の収入にする。
郵便振替を使って申し込みを受け、着払いで送る。
詳しくはインターネットのホームページ「ふくしま薪ネット」にある「お知らせ」欄に掲示
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