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2011年- 南砺産バット |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 49891
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0303
- 見出し:
- 南砺産バット 米国進出 ロンウッド 来春にも
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2011030202000177.html
- 写真:
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- 記事
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芯補強の竹製やゴルフ素振り用
木製バットメーカー「ロンウッド」(富山県南砺市)が来春から、米国での販売に乗り出す。
芯を補強したオリジナルの竹製バットや、プロゴルファーの石川遼選手も愛用するゴルフ素振り用バットなどを検討中で、初年度の売り上げ目標は二千万円。
国内市場の縮小が見込まれ、「スポーツ大国」に活路を
見いだそうとしている。
(瀬戸勝之)
同社は、プロ野球選手が使う木製バットやゴルフ素振り用バットなどを年間計十万本生産しており、国内シェアはトップクラス。
山本浩二さんや門田博光さんら名選手のバットも手掛けた
池田真一代表取締役は業界でも有名なアイデアマン。
子供の野球離れや金属バットの普及で木製バットの需要が減少したことを受け、一九八〇年代からはゲートボール、グラウンドゴルフ用品といった高齢者スポーツへ参入した
また、練習用バットによく使われる竹は耐久性が劣るため、堅い材質のヒッコリーを芯に入れた新製品を開発し、「軽くて強い」と評判に。
ゴルフ素振り用バットは“遼君効果”もあって、年間五万本を売るヒット商品になった
二〇〇九年には、米国進出の可能性を探ろうと、バット用の良質なメープル材の産地であるペンシルベニア州を視察。
大型スーパーに打診したが「二十四時間対応や拠点網の整備を求められ、予想以上にハードルが高かった」(池田代表)
いったん戦略を練り直し、現在は中小スポーツ店への流通ルートを調査している。
中国製との価格競争に陥らない商品を選び、第一弾として補強竹バットと素振りバットに加え、国産のホオノキを使ったノック用バットの三本柱で打って出ることにした
池田代表は「米国は年間二百万本ともされる巨大市場。
なんとか突破口を見つけたい」と意気込んでいる
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