"
2011年- 新製品「NAGI」発表 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
v11.0
- ID:
- 49872
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0302
- 見出し:
- 小林幹也氏デザインの新製品「NAGI」発表
- 新聞名:
- WEB家具新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kagu-news.com/1103/110301-fuji.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
冨士ファニチア株式会社は2月9・10日の2日間、東京・新宿にある東京ショールームで、新作家具の発表会「NEW MODEL FAIR 2011」を開催した。
都市部への人口集中が進むなか、都市部のマンションなどの居住者による住宅空間に対する不満や要望でもっとも多いのが「広さと間取り」。
発表会では「新しいくつろぎダイニングのカタチ」をテーマに、リビングダイニングの典型的な12畳サイズの限られたスペースを想定し、新製品を中心とした快適で機能
的な空間プランを提案した。
なかでも注目されたのが新ブランド「NAGI」だ
新製品発表会には多くのバイヤーが来場。
新ブランド「NAGI」は注目を集めた
「NAGI」
リビングダイニングの新ブランド「NAGI」は、デザイナー小林幹也氏が初めて冨士ファニチアと製品開発に取り組んだブランドで、冨士ファニチアからリクエストされたのは「リビングダイニングの新ブランドということだけでした」と小林氏は話す
「NAGI」チェア
デザインを始めるにあたり、冨士ファニチアの工場を見学した小林氏は冨士ファニチアの得意技術である「成型合板」に注目した。
「工場で実際に成型合板のサンプルをたくさん見ると、やはりこれを使わない手はないと思いました。
それぞれが独特の美しいRを持っていて、この曲線で人を優しく包み込む家具を
デザインしよう」と考えた。
「成型合板の良さを活かしながらも、あまり技術を全面に出し過ぎないように」デザインした新ブランド。
「NAGI」のネーミングは、徳島に面する瀬戸内海をモチーフにした。
「内海であることから風も弱く凪の状態が長く続き、この凪の海の様子は穏やかで心が落ち着く。
今回のシリーズのコンセプトと重なることでN
AGIとネーミングしました」と話す
「NAGI」ソファ
チェアの肘部と背部の成型合板で、強度的にもギリギリの細さでつながっている部分や、座面の前方の微妙な傾斜で厚みを逃がしている部分、テーブルの側面にもチェアが入るように計算したロクロ脚の角度など、現場で職人と何度も試作を繰り返したこだわりが随所に現れている。
手掛けにもなる背面開口部
など、軽やかな印象のチェアとなった。
今回発表したアイテムはアームチェア、ダイニングテーブル、ソファ(1P、2・5P、3P)、リビングテーブルで、オークとウォールナットの2タイプを用意した。
今後はリビングダイニングまわりのボード類など、「NAGI」シリーズのアイテムを充実させていく予定となっている。
新製品
今回の展示会では、このほかにも新製品を発表。
「D418」は幅、奥行に余裕をもたせたソファのようなダイニングチェアで、自由な姿勢でゆったりとした座り心地。
リビングでくつろいで使用することも可能なチェアだ。
また、人気の軽量チェアにハイバックタイプが登場。
上品で繊細な美しいラインで上質な空間を演
出する
fff: