庄野潤三の小説に出てくる樹木(元資料)

元樹種	箇所計
クルミ	8
ポプラ	7
ライラック	3
ナシ	3
プラタナス	2
ナンキンハゼ	2
クワ	2
キリ	2
リンゴ	1
フジ	1
バラ	1
キョウチクトウ	1
アカマツ	1

元樹種	小説名	ページ	掲載樹種	掲載言葉
クワ	イタリア風	178	桑の木	ベンチの近くに大きな桑の木がある。
クワ	イタリア風	180	桑の木	矢口がアンジェリー氏と桑の木のそばへ行って話をしている間、
バラ	イタリア風	198	薔薇	それには紙で編んだ薔薇の花の飾りが付いていた。
ナンキンハゼ	プールサイド小景	49	南京ハゼ	青木氏の家族が南京ハゼの木の陰に消えるのを見送った
フジ	プールサイド小景	50	藤棚	藤棚の下のテラスに持ち出したデッキ・チェアーに
ナンキンハゼ	プールサイド小景	58	南京ハゼ	南京ハゼの葉が空に残った夕映えの最後の光輝を受けて、不思議な緑色をしている。
ナシ	五人の男	110	梨の木	この痩せた梨の木が、丁度彼の部屋のすぐ前に生えている。
ナシ	五人の男	110	梨の木	庭には植えてから三年ほど経ったプラタナスの木が三本と痩せた梨の木が一本ある。
プラタナス	五人の男	110	プラタナスの木	庭には植えてから三年ほど経ったプラタナスの木が三本と痩せた梨の木が一本ある。
ナシ	五人の男	114	梨の木	私の家族の顔を見るより先に痩せた梨の木のそばにある彼の部屋が見え、
クルミ	静物	265	胡桃	子供達に胡桃を一袋くれた。
クルミ	静物	266	胡桃	女の子だけが胡桃を自分の勉強机の引出しの中にしまった。
クルミ	静物	267	胡桃	友達に胡桃のことを話した翌日、
クルミ	静物	267	胡桃	「胡桃も持って来た」
クルミ	静物	267	胡桃	抽出の中から胡桃をつかんで、スカートのポケットに入れて行った。
クルミ	静物	268	胡桃	二人で胡桃を手に持って歩いていたのよ。
クルミ	静物	268	クルミ	「クルミ探してるんだろう」って云うの。
クルミ	静物	268	胡桃	「あの固い胡桃、どうして割ったんだろう?
ライラック	静物	273	ライラックの木	庭のライラックの木のそばに父親が突っ立っている。
ライラック	静物	273	ライラック	このライラックは家族がこの家へ移って来た翌年の春に植えられた。
ライラック	静物	273	ライラック	父親がライラックを眺めている時、
キリ	静物	278	桐の木	桐の木があったな。どうも、
アカマツ	相客	94	赤松	赤松の林の横のゆるやかな坂道を歩いて行った。
キョウチクトウ	舞踏	28	夾竹桃	ただ裏門のそばの夾竹桃(きょうちくとう)の茂みの前に、
ポプラ	舞踏	29	ポプラ	ポプラの葉が風に吹かれているのを見ると、
ポプラ	舞踏	29	ポプラ	ポプラは、いいなあ。ポプラが高く空に聳えているのを見ていると、
ポプラ	舞踏	29	ポプラ	ポプラは、いいなあ。ポプラが高く空に聳えているのを見ていると、
ポプラ	舞踏	29	ポプラ	ポプラの枝がざわざわと揺れる。
リンゴ	舞踏	29	林檎	(林檎の木の下で、明日また逢いましょう)
ポプラ	舞踏	29	ポプラ	自分と対角線の位置にポプラを三本入れて、
ポプラ	舞踏	29	ポプラ	プールの横に背の高いポプラが三本並んで立っている。
ポプラ	舞踏	31	ポプラ	ポプラの木の上の空に、お羽黒トンボが
プラタナス	舞踏	40	プラタナス	開け放した窓の外のプラタナスの葉越しにひろがる夕日が、
キリ	舞踏	42	桐の葉	お隣の桐の葉をかすめて飛び去った。