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小説と木
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  2. マツ 1か所

坂口安吾の小説「紫大納言」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は 1939年、文庫本におけるページ数は22ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
69 ジンコウ 伽羅  伽羅も及ばぬ微妙な香気が、ほのぼのと部屋にこめて、夜空へ流れた。
65 マツ 松の大樹 折しも雨はごうごうと降りしぶいて、地軸を流すようだったので、大納言は松の大樹の蔭にかくれて、はれまを待たねばならなかった。
63 縁にたたずみ ねもやらず、縁にたたずみ、朝景色に見惚れている女の姿を垣間見たりなどすることがあると、垣根のもとに忍び寄って、
63 垣根 垣根のもとに ねもやらず、縁にたたずみ、朝景色に見惚れている女の姿を垣間見たりなどすることがあると、垣根のもとに忍び寄って、
78 枝をわり 草をわけ、枝をわり、夢中に歩いた。
79 枝にぶつかる 頭上に蝉がとびたって、逃げまどい、枝にぶつかる音がきこえた。
84 頭上の枝から 頭上の枝から、また、耳もとから、げたげたひびいた。
0 森も 四方の山も、森も、闇も、踏む足も、忘れた。
72 森をくぐり 彼は走った。夢のうちに、森をくぐり、谷を越えた。
65 大樹 松の大樹 折しも雨はごうごうと降りしぶいて、地軸を流すようだったので、大納言は松の大樹の蔭にかくれて、はれまを待たねばならなかった。
84 木のま 木のまを通してふりそそぐ小さな陽射しが、地に伏した彼のからだにもこぼれていた。
82 木の根 木の根  大納言は、木の根に縋って這い起きたが、歩く力はまったくなかった。
82 木の根 木の根に腰を下して 彼は木の根に腰を下して、てのひらに顔を掩(おお )うた。
84 木の根 木の根に起り 笑いは忽ち身近にせまり、木の根に起り、また、足もとの叢に起った。
84 木の根 木の根に伏して 再び意識を失って、冷めたい木の根に伏していた。
73 木蔭 木蔭から月光の下へ 木蔭から月光の下へ躍りでて、行くてをふさいだものがある。
79 木蔭 木蔭まで忍びよって 大納言は最も近い木蔭まで忍びよって、さしのぞいた。
81 木立 木立の蔭へ 大納言を木立の蔭へ蹴ころがした。
80 榾柮 榾柮 彼等は手に手に榾柮(ほだ)をとり、ところかまわず大納言を打ちのめした。
80 榾柮 榾柮をなげた ひとり、ふたり、彼等は自然に榾柮をなげた。
80 榾柮 榾柮をすてずに そうして、いちばん最後まで榾柮をすてずにいたひとりが、
80 榾柮 榾柮の先に火をつけて 榾柮の先に火をつけて、大納言のあらわな股にさしつけた。
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中川木材産業のビジネスPRその8   当社設計・施工のフェンス・木塀(横張)の事例 ホームページはコチラです。 画像クリックで拡大(公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )

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