ブナ　10か所
マツ　2か所
キリ　1か所
クワ　1か所

坂口安吾の小説「不連続殺人事件」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は 1948年、文庫本におけるページ数は354ページ

ページ	元樹種	掲載樹種	掲載言葉
14	果物	食後の果物	秋子なんぞは食後の果物、オヤツ程度にしか心得ていないから、
14	根	根は親切で	根は親切で人なつこいタチなのだが、つきあいにくい男だ。
16	山林	山林	時局的にも酒造家であり、数十万町歩の山林は持っている、
31	根	根は処女の魅力	根は処女の魅力、魔力、それだけじゃないかな。
31	根	根をつきとめると	根をつきとめると、実は案外、薄ッペラなものさ。
41	棒	棒のように直立	あやか夫人は私たちに近づくと棒のように直立してしまった。
53	キリ	桐の箱	うちから出す郵便物は玄関に桐の箱が置いてあって、
57	ブナ	ブナの密林	この三輪山中、ブナの密林にかこまれて周囲三町ぐらいの池があり、
57	大木	大木の密林	三輪神社と称し、奈良朝頃からの由緒ある氏神の由だが、名残をとどめているのは大木の密林ばかり、
57	密林	大木の密林	三輪神社と称し、奈良朝頃からの由緒ある氏神の由だが、名残をとどめているのは大木の密林ばかり、
57	密林	ブナの密林	この三輪山中、ブナの密林にかこまれて周囲三町ぐらいの池があり、
86	ブナ	ブナの杜へ	こっちの方から、ブナの杜へでましょうよ
128	杖	森の妖婆の杖	セムシ詩人が森の妖婆の杖みたいなものに縋(すが)って玄関から出てくると、
128	森	森の妖婆の杖	セムシ詩人が森の妖婆の杖みたいなものに縋(すが)って玄関から出てくると、
128	大八車	大八車	用意の大八車に棺をつんで、ただちに火葬に出発した。
129	ブナ	ブナの森	火葬場はブナの森を通りこして、山の奥底、人の通らぬ裏山の密林の中にあった。
129	森	ブナの森	火葬場はブナの森を通りこして、山の奥底、人の通らぬ裏山の密林の中にあった。
129	森	森	スリバチ型に山がかぶさり、森に山鳩がないている。
129	薪	火葬の薪	すでに火葬の薪がつみあげられ、かたわらに隠坊の夜番小屋があった
129	密林	裏山の密林	火葬場はブナの森を通りこして、山の奥底、人の通らぬ裏山の密林の中にあった。
130	エンギ	エンギをかつぐ	棺桶の帰り車だが、エンギをかつぐこともなかろう。
130	棺桶	棺桶	棺桶の帰り車だが、エンギをかつぐこともなかろう。
130	大八車	大八車	セムシの先生、オレが押してやるから、大八車にのれよ
135	ブナ	ブナの森は	帰る途中で夜になった。ブナの森はあかりがないと足もとの危いところだから、
135	森	ブナの森は	帰る途中で夜になった。ブナの森はあかりがないと足もとの危いところだから、
137	クワ	桑門	「仏事のあとは、きまって桑門(そうもん)の方々を招じてオトキを差上げるのが日本古来の習慣じゃよ」
151	マツ	松の木	私たちが追いつくことができたとき、庭の松の木に押しつけられ、
152	森	三輪山の森の中	千草さんは三輪山の森の中で殺されていたのである。
155	ジャングル	ジャングルみたいな	こんなジャングルみたいな山径を歩くのは、やりきれませんな
156	根	大木の根の陰	十歩ほどすすむと、大木の根の陰に、
156	大木	大木の根の陰	十歩ほどすすむと、大木の根の陰に、
156	蔓	蔓が絡み	蔓が、絡(から)みもつれて、陰鬱きわまる暗さと静かさがはりつめている。
156	密林	密林の山	私たち三人は一しょに三輪神社の裏手へまわって密林の山を見あげた。
160	大八車	大八車の後押	土居光一画伯が大八車の後押しをして、この大八車には内海さんがのってましたな
160	大八車	大八車	土居光一画伯が大八車の後押しをして、この大八車には内海さんがのってましたな
160	大八車	大八車	「大八車が、なぜ、ありましたか」
164	ブナ	ブナ林	人見と巨勢さんはブナ林の径へ曲りましたが、
164	密林	山の密林	あっちの道は山の密林の間ばかり曲りくねって畑も田もないところですから、
166	大八車	大八車	矢代さんは例の裏道、大八車の道をこられた。
178	密林	密林の奥へ	又さらに径のコン跡も定かならぬ状態ながら、密林の奥へ曲りこんで行く。
225	下駄	お梶様の下駄	私がとッさにハッとして、お梶様の下駄を隠し、
225	梁	梁	物置の梁にぶらさがったのが、シゴキが切れて、下へ落ちて、
244	ブナ	ブナの森	私たちがブナの森へくると、
245	ブナ	ブナの森のマン中	ブナの森のマン中へんから、道のない森の奥へ曲りこんでしまった。
245	森	森の奥へ	ブナの森のマン中へんから、道のない森の奥へ曲りこんでしまった。
262	ブナ	ブナの森	つまり、ブナの森を通り、鉱泉宿を通りこして九十九折(つづらおり)を降りて行くと
262	ブナ	ブナの森	矢代寸兵氏とあやか夫人とブナの森で別れて、
282	ブナ	ブナの森	「僕は君、ブナの森からブラリブラリと、十時五十分のバスにはちゃんと街道へでて、乗りこんでいるぜ」
305	森	山や森	あの人が、ムダに山や森を歩きやしないさ。
306	森	森へ	然し、なんだって、又、アイビキに、山だの森へでかけるのかね、
325	マツ	松の木の陰に	松の木の陰にあやか夫人を打擲(ちょうちゃく)している土居画伯をとって押えて、

中川木材産業のビジネスPRその8　　当社設計･施工のフェンス･木塀(横張)の事例　ホームページはコチラです。画像クリックで拡大(公開2018.8.1　更新2019年11月11日 )